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コラム

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失って初めて気付く、ものの価値

 2日夜、リオ市の国立博物館で火災と聞き、テレビに釘付けになった。6月に開設200年を迎えた博物館の火災は「200年の喪失」と言われた。だが、米州大陸最古で1万2千年前の人骨、国内最大の恐竜の化石など、2千万点超の所蔵品の9割が焼けた事による実際上の損失は、ブラジル皇帝の元住居の損害よりはるかに大きい▼失ったものの回復は困難だが ...

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東西南北

 2日に起きたリオの国立博物館の火災で受けた国民の傷はまだ癒えていない状態だが、3日、バイア州サルバドールでも、歴史的な2階建家屋2軒が火災にあった。市内中心部の繁華街にある建物には五つの店が入っていたが、3日午後9時40分に火災が起きた。この火災後、現場で寝起きしていた家屋の主で85歳の男性が行方不明になっている。サルバドール ...

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大耳小耳

 月刊『ピンドラーマ』9月号が刊行された。「せきらら難民レポート」(おおうらともこ)では、ベネズエラ難民の厳しい祖国での生活ぶりが伺える。《5、6時間スーパーの外の行列に並んで購入できるのは、ある週はパスタ一袋だけ、翌週は鶏肉ひとつだけ》《卵1ダースは最低賃金の3倍、闇市は盛んだったが、庶民の賃金ではおよそ手に届きがたいものだっ ...

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特別寄稿=散り際の美学=<1>=サンパウロ市在住 脇田 勅(ときお)

 年を取れば自分の来し方が懐かしくなるのは、人間の自然です。老人は思い出に生きるともいわれます。県人会のことも、今となっては往時渺茫(びょうぼう)、すべて夢に似たりの感を深くしています。  流れる時のしじまに、わたしは思い出すのです。はるか茫漠の時空を超えて、今なお胸迫りくる三十四年前、一途に信念を貫いた思い出。米寿を過ぎ、人生 ...

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海外唯一の靖国講があるブラジル

戦死した父の遺影と勲章を手に微笑む谷口さん

 ブラジル・サンパウロ靖国講の慰霊祭で15歳の西国山口文香さん(二世)が、英霊に「皆さん痛かったでしょう。苦しかったでしょう。ごめんね。(中略)私達は一生懸命に勉強して、世界を平和にするために努力します」と語りかけ、移民の先達にも「「皆さまは、いつどんな時でも、胸に日の丸を入れて『日本人は立派だよ』『日本人の恥になることは絶対に ...

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東西南北

 1日から本格的に大統領選の政見放送がはじまり、世間の注目を集めはじめた。強烈なインパクトを残したのは、結局、ルーラ氏を使った放送が出てしまった労働者党(PT)のものだが、いざ放送がはじまってしまうとやはり、持ち時間で印象がだいぶ違う。時間が長いアウキミン氏やメイレレス氏はやはり目立つし、短時間で反ルーラを訴えたアルヴァロ氏も印 ...

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東西南北

 統一選挙恒例の政見放送がはじまり、ようやく「選挙到来」の気分が高まりはじめた。8月31日午後は、高等選挙裁判所でルーラ氏が一体どのような処遇をされるのかに注目が集まった。本稿を書いている午後3時時点では結果は出ていないが、いずれにせよ、今日はその結果を巡り、国民が大きな反応を示すことは必至だ。今後の大統領選の行方もこの結果次第 ...

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政見放送で2度も失速した「最有力候補」

ルッソマノ氏(左)José Cruz/ Agência Brasil

ルッソマノ氏(左)José Cruz/ Agência Brasil  大統領選は31日の政見放送を前に、連日にぎやかになってきている。今回の大統領選に関しては29日付本欄でも深沢編集長が「本当に不透明な選挙なのか」と分析を行なっていたが、今回はそれとはまた別の角度から同選挙を占ってみたい コンテンツの残りを閲覧するにはログイン ...

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東西南北

 大統領候補のジャイール・ボルソナロ氏が28日にグローボ局で行ったインタビューの際、教育省批判のために使い、実物まで見せた、「子どものための同性愛教育に使っていた本(キット・ゲイ)」が、実際には学校で使用されていなかったことが明らかになった。教育省によると、2011年に同著を28冊購入したものの、公立の図書館に回しただけで、教育 ...

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東西南北

 サンパウロ市が発表したところによると、今年の1月から7月までに路上に乗り捨てられ、回収された自動車が1万台以上あったという。その台数は1万2157台。前年同期の7819台より55%も増えている。乗り捨てが最も多かった場所は南部イピランガの1402台で、北部のヴィラ・マリア1109台、西部のブタンタン810台と続いている。専門家 ...

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