コラム
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失って初めて気付く、ものの価値
2日夜、リオ市の国立博物館で火災と聞き、テレビに釘付けになった。6月に開設200年を迎えた博物館の火災は「200年の喪失」と言われた。だが、米州大陸最古で1万2千年前の人骨、国内最大の恐竜の化石など
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東西南北
2日に起きたリオの国立博物館の火災で受けた国民の傷はまだ癒えていない状態だが、3日、バイア州サルバドールでも、歴史的な2階建家屋2軒が火災にあった。市内中心部の繁華街にある建物には五つの店が入ってい
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大耳小耳
月刊『ピンドラーマ』9月号が刊行された。「せきらら難民レポート」(おおうらともこ)では、ベネズエラ難民の厳しい祖国での生活ぶりが伺える。《5、6時間スーパーの外の行列に並んで購入できるのは、ある週は
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特別寄稿=散り際の美学=<1>=サンパウロ市在住 脇田 勅(ときお)
年を取れば自分の来し方が懐かしくなるのは、人間の自然です。老人は思い出に生きるともいわれます。県人会のことも、今となっては往時渺茫(びょうぼう)、すべて夢に似たりの感を深くしています。 流れる時の
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海外唯一の靖国講があるブラジル
ブラジル・サンパウロ靖国講の慰霊祭で15歳の西国山口文香さん(二世)が、英霊に「皆さん痛かったでしょう。苦しかったでしょう。ごめんね。(中略)私達は一生懸命に勉強して、世界を平和にするために努力しま
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東西南北
1日から本格的に大統領選の政見放送がはじまり、世間の注目を集めはじめた。強烈なインパクトを残したのは、結局、ルーラ氏を使った放送が出てしまった労働者党(PT)のものだが、いざ放送がはじまってしまうと
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東西南北
統一選挙恒例の政見放送がはじまり、ようやく「選挙到来」の気分が高まりはじめた。8月31日午後は、高等選挙裁判所でルーラ氏が一体どのような処遇をされるのかに注目が集まった。本稿を書いている午後3時時点
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政見放送で2度も失速した「最有力候補」
大統領選は31日の政見放送を前に、連日にぎやかになってきている。今回の大統領選に関しては29日付本欄でも深沢編集長が「本当に不透明な選挙なのか」と分析を行なっていたが、今回はそれとはまた別の角度から
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東西南北
大統領候補のジャイール・ボルソナロ氏が28日にグローボ局で行ったインタビューの際、教育省批判のために使い、実物まで見せた、「子どものための同性愛教育に使っていた本(キット・ゲイ)」が、実際には学校で
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東西南北
サンパウロ市が発表したところによると、今年の1月から7月までに路上に乗り捨てられ、回収された自動車が1万台以上あったという。その台数は1万2157台。前年同期の7819台より55%も増えている。乗り