3日未明、ニカラグアで医学を学び、研修で当直勤務を行った帰りに機銃掃射を受けて死んだライネイア・リマさんの遺体がペルナンブコ州に着き、昼前に埋葬が行われた▼この件は4日付サイト記事にも書いたが、リマさんの帰郷を心待ちにしていた母親が、大学が特別に出した卒業証書を手に娘への思いを語った部分などは涙を誘い、何度ももらい泣きした。遠 ...
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日本移民110年祭記念感想文=「力いっぱいやった」=この地に生きて60年=日本や地方からサンパウロへ=サンパウロ市在住 駒形 秀雄
7月下旬、移民110年式典・日本祭りも成功裡に終わり、ブラジル在住日系人もホッと一息というところでしょう。 110年式典はその規模、運営とも大変立派なもので、海軍軍楽隊を捲き込んだ演出は、ブラジルと日系社会の一体感を形にして見せてくれました。また、沖縄系の太鼓隊や伝統の阿波踊りまでブラジル風のリズムにアレンジされて観客の感覚 ...
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6日は、サンパウロ市地下鉄5号線が正式にヴィア・モビリダーデ社による民営となっての最初の運営日だったが、いきなりトラブルに見舞われるスタートとなった。午前7時頃、電車が突然動かなくなるトラブルが起き、乗車していた客が降ろされてしまったのだ。これはボルバ・ガット駅付近の電車で車両の故障が見つかり、撤去の必要があったためだという。 ...
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俳誌『朝蔭』465号が7月に刊行された。《秋深し蒸かし肉まん恋しくて》(バストス、藤田克椰)。東洋街では中華食材店には各種肉まんが並んでおり、ダイソーでレンジにかけられるプラスチック容器を買ってきてチンすれば、蒸かさなくても簡単に食べられる時代に。5月の鯉のぼりはなかなか当地で見ることができない。それゆえ《鯉のぼり瞼の裏にはた ...
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5日で大統領選挙の候補を選出、公認するための党大会が終わり、この時点で13人の出馬が決まった。今年前半に噂されていた人数よりだいぶ淘汰されたが、それでも1994年の大統領選以降で最も候補者が多い。本面で報じたマヌエラ・ダヴィラ氏は大統領選出馬を取り下げたため、大統領選の女性候補は2人で副候補が4人(マヌエラ氏がハダジ氏の副にな ...
続きを読む »感動の眞子さまご来伯を振り返って
ブラジル日本移民110周年を記念して訪問された眞子さまは、かつて皇族が足を踏み入れたことがなかった地を何カ所もお訪ねになり、各地で祈りと癒しを実践された。本紙記者が各地で取材した内容からご訪問のハイライトを振り返りたい。 最たるものは、ノロエステ開拓最前線でマラリアと戦いながら亡くなった先駆者に対し、皇族によって初めて花束が ...
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2日、サンパウロ市南部のヴィラ・クレメンチーノにあるサンパウロ連邦大学付属病院に強盗が入り、高額治療薬が盗まれた。事件発生はこの日の午前7時ごろで、6人組(うち4人が武装)の強盗団が同病院に押し入り、警備員と職員4人の手を縄で縛った上で、高価な薬品ばかりを12の黒いゴミ袋と13の箱の中に詰めこむと、白いバンに積込んで逃げ去った ...
続きを読む »外観の美しさか、内面の美しさか
最近、メディアを賑わしている話題の一つに、デニス・セーザル・バロス・フルタード医師(通称ドクター美尻)や、パトリシア・シウヴィア・ドス・サントス氏(通称パティ美尻、マッサージセラピスト)らによる美容整形やその被害者の話がある▼フルタード医師とその母親がリオ市の自宅で行った手術後に女性が死亡して以来、手術後に健康被害が出た、術部 ...
続きを読む »「ジウマ罷免」に傷をつけないためにも
7月31日、エーリオ・ビクード弁護士が亡くなった。2016年のジウマ前大統領の罷免請求を作成した主要弁護士だ▼コラム子自身もそうだったが、あのジウマ氏の罷免はあくまで「腐敗権力の打破」であったことを望んでいる。キャンペーンで対抗馬に卑劣な言葉ばかりを吐き、選挙当初から不正が疑われるような状態で当選し、二期目の政権がはじまってみ ...
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サンパウロ州教育局が発表したデータによると、州立校で教師に対する暴力事件が増えており、今年の1月から5月の統計では214件発生している。15年同期が92件、16年同期が96件、昨年同期は74件で前年より少し減ったが、こういった数字を考えてもかなりの伸びだ。しかも、今年の場合、月別で見ていくと、1月が1件、2月も9件だったのに、 ...
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