俳誌『蜂鳥』(富重久子発行人)342号が4月に刊行された。《母の日やスマホ動画に孫の顔》(山岡秋雄)からは、動画を見て嬉しいことは嬉しいが、「本当は実際に会いに来て欲しい」という願いが込められているのでは。《パモンニャや確と受け継ぐ姑の味》(藤井美智子)も興味深い。姑から受け継いだ〃家庭の味〃が日本食でなく、ブラジル食のパモン ...
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PCC大物、パラグァイで逮捕=道連れで癒着警官らも罷免=アスンション在住 坂本邦雄
ブラジル犯罪組織網「首都第一コマンド=PCC」の有力な地域首領リーダーが、パラグァイのSenad=国家麻薬取締局の捜索の結果、7月18日、アスンション市サンクリストバル区の高級住宅街に潜伏中の処を逮捕された。 同時に、ブラジル人の1共犯者と、同マフィア首領と結託し、マフィア活動を支援する、パ国の国家警察の1警察官が捕えられた ...
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サンパウロ州内170カ所の刑務所での携帯電話押収数が、1~3月だけで3999台に上ったという。このペースでこの先も続けば、年間で1万6千台に達することになる。昨年の押収数は1万4267台で、その前年(16年)の1万2254台より16%増えていたのに、さらにはずみがつきそうな勢いだ。また、17年の統計に基づくと、押収された携帯電 ...
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7月30日夜から31日朝方にかけて、サンパウロ大都市圏では46日ぶりとなる強い雨が降り、久々の雷鳴も響いた。この雨により、サンパウロ州6大水系はのきなみ10ミリ以上の降雨を記録。これが降らなければ、あやうく、7月の降水量が、どの水系も1ミリくらいで終わりそうだったが、それはなんとか免れた。8月は例年、1年でもっとも雨が少ない月 ...
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在聖総領事館の安全情報によれば、7月28日正午ごろサンパウロ市セー駅構内で邦人がバッグを盗難される被害が発生した。被害者は犯人と思われる男に「バッグが汚れている」と声をかけられ、確認したところ液体が付着していた。男と汚れを落としていると、「上着も汚れている」といわれ、バッグを床に置いて上着を脱いで確認したとところ、何者かにバッ ...
続きを読む »国歌歌唱の金メダル
世界を旅する国歌レパートリー50曲のソプラノ歌手・鶴澤美枝子さんは外国の国歌を歌うとき「君が代」も必ず歌っている。「外国の国歌を歌えば、日本の国歌も歌わさせてくれる。もともと『君が代』を世界の人に聞いてもらいたいと思って始めた活動なんです」と言う。 国歌は間違えられないため、本人曰く「命がけ」。日本語と少しの英語しか話せない ...
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ブラジルでは現在、大統領選に向けた党大会の真っ最中だ。次の日曜の5日までが開催期間だが、ほとんどの大統領候補はいまだに副候補が決まっていないのが現状だ。大型連立に成功したジェラウド・アウキミン氏は、たくさんの支援政党の中から誰を選ぶのかが注目されるし、少数政党の人気候補ジャイール・ボルソナロ氏やマリーナ・シウヴァ氏は誰を候補と ...
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日本ブラジル中央協会(大前孝雄会長、東京都港区)発行の会報『ブラジル特報』1645号が7月に刊行された。今回も読みどころ満載だ。【特集・ブラジル政治塾】(舛方周一郎・神田外語大専任講師)は、大統領選で《ルーラが出馬しない前提での決選投票で、アルキミン(PSDB)とシロ・ゴメス(PDT)…》という展開を予想。さらに《ボルソナロの ...
続きを読む »一度だけ身内の話を
かつて身内のことを、本コラムで書いたことはない。 だが社長から「今回の眞子さまの取材では記者が全伯を飛び回って、全員ががんばった。ポルトガル語編集部も。そのことを一度ぐらい書いてくれ」と言われた。 もしも吉田尚則前編集長に「身内の話を書いてもいいか」と相談したら、「しゃらくさい。社会の公器たる新聞に、身内の話、つまり個人的 ...
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服役中にもかかわらず、ルーラ元大統領を大統領選の候補にすることにこだわり続けている労働者党(PT)。現地紙によると、大統領選に際した同党の公約の中には「最高裁に制限を加える」というものがあるという。それによると、「最高裁判事は憲法を遵守し、かつ、国際感覚を持った人でなければならない」といい、「最高裁と高等裁の判事には任期を設け ...
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