コラム
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特別寄稿=太平洋戦争下の日本・沖縄県人移民の苦難―――サントス事件を中心に=ブラジル沖縄県人移民研究塾代表 宮城あきら=《3》=タブーとなって歴史の闇に
このように理不尽この上ない退去命令によって住み慣れたサントスを追放された日本移民並びに沖縄県人移民たちは、敵性国民としての様々な困難を背負いつつ、その大半の人々が未知のサンパウロ州奥地へと分散流浪を
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東西南北
1日、全国各地で、2022年の選挙をボルソナロ大統領の求める「印刷付きの電子投票(ヴォト・インプレッソ)」で行おうと主張するデモが行われたが、どこも不入りに終わった。ブラジリアの大統領官邸前では人が
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《記者コラム》セントロンの政権乗っ取りが意味すること
「私はセントロンだ!」――ボルソナロ大統領は7月22日、シロ・ノゲイラ上議(進歩党=PP、ピアウイ州選出)を官房長官に任命したことに関して、ブラジルのラジオ局から質問を受けそう明言した。(https
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東西南北
現地時間で30日の東京五輪ではブラジル勢のメダル獲得はなかった。女子サッカーでは、ブラジル代表が準々決勝のカナダ戦で0―0の引き分けからPK戦に入り、3―4で敗れた。また、柔道の重量級ではラファエル
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特別寄稿=太平洋戦争下の日本・沖縄県人移民の苦難―――サントス事件を中心に=ブラジル沖縄県人移民研究塾代表 宮城あきら=《2》=産気づく人、寝込む人、流産する人まで
バルガス政権の新国家支配体制下の同化政策 ところで、1930年にクーデターによって樹立されたバルガス政権は、独裁体制を強めて1937年から強力な中央集権型の新国家体制(エスタード・ノーボ)に移行し、
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東西南北
27日夜から急激に冷え込んでいるサンパウロ市。今回の寒気は27年ぶりとなる寒さをもたらし、零下を記録する地区も多く出るだろうとの予想が早くから出ている。そうなると気になるのは路上生活者。ただでさえ無
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特別寄稿=偽芭蕉逗留の謎と隠れキリシタン=『おかえりモネ』にみる故郷登米市=サンパウロ州アチバイア市在住 みやぎ海外絆大使 中沢 宏一
東日本大震災の被害者には様々なケースがありました。NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』のモネさんの場合、震災時に高校受験のため仙台におって、数日後に地元の気仙沼市に戻った18歳の女の子が、家族や幼馴
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ついに陽の光にさらされる進歩党
「ついにこのときが来たか」。進歩党(PP)党首、シロ・ノゲイラ氏がボルソナロ政権の官房長官に就任すると聞いてコラム子はそう思った。そして同時に、伯国政界で長きにわたって「暗部の一つ」とされていた問題
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東西南北
サンパウロ州地裁はサンパウロ市に対し、中央部の7月9日大通りでの交通を22時から翌朝6時まで止めさせる命令を出した。これは同大通りの道路上にある溝の上を車が通過する際に大きな騒音をたて、近隣住民に苦
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特別寄稿=太平洋戦争下の日本・沖縄県人移民の苦難―――サントス事件を中心に=バルガス独裁政権と枢軸国移民迫害=ブラジル沖縄県人移民研究塾代表 宮城あきら=《1》
ドキュメンタリー映画監督松林要樹氏の最新作『オキナワ サントス』が31日から日本で上映開始される。1943年8月に沖縄移民を中心とした日本移民6500人が「敵性移民」としてサントス港湾部から24時間