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ブラジルでもっとアジア映画を見るチャンスを!

パルムドールを手にする是枝監督

 さる19日、フランスの権威あるカンヌ映画祭で、日本の是枝裕和監督の「万引き家族」が、大賞に相当するパルムドールを受賞した。日本の作品としては21年ぶりの快挙となった▼ブラジルに住む日本人としては、是枝氏の受賞自体も嬉しいものの、「ああ、これでこの映画もブラジルに上陸するな」という安堵感も正直ある。というのも、それくらい、ここブ ...

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東西南北

 本日報じたように、出馬を諦め、後継大統領候補としてメイレレス前財相に期待したテメル大統領。本来ならトップ・ニュースのはずだが、事前から噂が立っていたことも手伝い、報道の扱いは小さいものに。それよりも、トラック業界の起こしたデモによる混乱の方が、報道陣も国民も関心が高いという結果になってしまった。また、メイレレス氏の出馬はMDB ...

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大耳小耳

 今週末27日の正午、サンパウロ市立劇場(Praca Ramos de Azevedo, s/ nº, República)でブラジル日本移民110周年を記念したコンサートが行なわれる。日伯文化連盟(アリアンサ、大城幸雄理事長)と共催。サンパウロ市コーラス隊のほか、プロ和太鼓グループ「生」、尺八奏者のシェン・リベイロさん、筝奏者 ...

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やっと政治家も裁かれる時代が到来

 22日、ミナス州元知事で民主社会党(PSDB)元党首のエドゥアルド・アゼレード氏に逮捕命令が出た。1998年の選挙時の不正で20年余の実刑判決が出たが、2審の判決を不服として高等裁に異議を申し立てて、棄却された末の措置だ。20年も前の事件の責任を今頃問われるのかと思う向きもあるかもしれない。アゼレード氏は最高裁のみで裁かれるの ...

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東西南北

 ベネズエラ大統領選でのマドゥーロ氏の再選は世界中に波紋を投げかけているが、エスタード紙の記事によると、ベネズエラから亡命を希望する人も金銭的にかなり苦しいことが伺える。首都カラカスからブラジルのロライマ州まで来るのに一番安い手段はバスで、2ドルかかるという。一見安そうに思えるが、同国の最低賃金は現在3ドルだから、その時点でかな ...

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認知症になった認知症専門医=長寿社会が問いかけるもの=「生きること」と「終わらせること」=サンパウロ市在住 毛利律子

『認知症ケアの新しい風―支え合う温もりの絆を創る』(長谷川和夫著、ぱーそん書房、2014年)

 日本の厚労省の発表によれば、2012年時点で国内の65歳以上の認知症患者数は462万人にのぼり、2025年には約700万人、高齢者の約5人に1人が認知症になると推計されている。  文春オンライン(2018年4月)に、1974年に認知症診断の物差しとなる「長谷川式簡易知能評価スケール」を公表した認知症医療の第一人者・長谷川和夫医 ...

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ブラジルの統計数値はどこまで信用できるか?

キチンと読み書きできる大人は4人に1人しかないという現実

キチンと読み書きできる大人は4人に1人しかないという現実  本紙2面の19日付記事『本当の失業率は過去最悪=就職断念者入れれば約25%=「政府の雇用改善宣言は欺瞞」』を読んで、思い出した。  難しい学術書にも関わらず異例の世界的なベストセラーになった『21世紀の資本』を書いた仏人学者トマ・ピケティが、研究対象にブラジルを含めなか ...

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東西南北

 バス専用道を作るなどして、悪名高い市内の交通渋滞緩和を試みてきたサンパウロ市だが、ラッシュ時になると途端に動けなくなるバスは今も少なくない。21日付アゴラ紙は、「最も遅いバスの路線」ワースト10を午前と午後に分けて発表しているが、いずれも時速わずか10キロ前後とかなり遅い。午前ワーストは西部のピニェイロス~ドン・ペドロ間行きの ...

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大耳小耳

 蜂鳥誌友会(編集兼発行人=富重久子)による俳誌『蜂鳥』341号が発行された。2月頃にNHKを見ると、まさに《大雪の祖国テレビで見る酷暑》(鈴木文子)という感覚。《焼肉ののこり火で焼く秋なすび》(田中勝子)。昼間から息子たちがシュラスコで大宴会。ひと段落したところで肉より季節の野菜が好きな作者が、おもむろに秋なすびを焼き始める様 ...

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東西南北

 18日付アゴラ紙によると、今年はサンパウロ市で結膜炎(コンジュンチヴィテ)が流行しているという。結膜炎の特徴は、目が赤くなり、目ヤニが多発することなどだが、市の調べによると、今年は5月14日の時点で684件の症例が確認されているという。昨年の同時期は102件だったから、その数は5倍になっている。この原因としては、今年の秋が少雨 ...

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