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コラム

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東西南北

 世間の目は現在もっぱら、連邦政府によるリオ州直接統治に注がれているが、その間に10月選挙への動きも着々と進んでいる。20日付現地紙によると、今回の選挙で知事職を狙うサンパウロ州のマルシオ・フランサ副知事は、その副知事候補として、セウソ・ルッソマノ下議を迎えたいと考えている。ルッソマノ氏は元テレビ司会者で知名度が高く、12年、1 ...

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大耳小耳

 コロニアのカラオケ業界の風紀に乱れか――。先日、新聞社を訪れたカラオケ愛好者らしき上品なご婦人が突然、「男女間の交際に関して節度が失われてきている」と昨今の同業界のことを嘆き、「紙面で注意を呼びかけて欲しい」と訴えた。本当にカラオケ業界なのか、それともカラオケ・ダンス業界なのか、詳細については語らなかったが、「不倫や痴情のもつ ...

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ブラジル太鼓協会=百周年以来、152人も参加=盛大に検定試験などを開催=コロニア・ピニャール在住 西川修治

検定試験の様子(提供:西川修治)

 ブラジル太鼓協会(ABT、渡部一誠会長)が主宰する「講習会及び検定試験」が箕輪敏泰1級指導員と山本ユウジ3級指導員を中心に行われた。1月26から28日はパラナ州ロンドリーナ市で73人が参加、2月2から4日はサンパウロ州サンミゲルアルカンジョ市のコロニア・ピニャールで行われた。コロニア・ピニャールでは約10年ぶりに152人もの参 ...

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東西南北

 16日に突如発表された、リオの治安に関する連邦政府の直接統治が、当の州民にはどう映っているだろうか。「最悪なところまで悪化していたのだから仕方がない」という声もある反面、一部とは言え、地方行政機能が止められ、軍が統治に関与していることに拒否反応を示している人も少なくなさそう。そんな最中、17日に行われた、リオのチャンピオンズ・ ...

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大耳小耳

 椰子樹社(多田邦治代表)の短歌誌『椰子樹』375号が12月に刊行された。旅先のポルトガルを詠んだ《旅好きは移民の業か老いづきていまだ憧る未知なる土地に》《異国とは思えず何か懐かしきリスボン旧街そぞろ歩きぬ》(小池みさ子)、《今日もまたニッケイ新聞短歌俳句に励まされ吾は生かされて》(横沢幸子)、《名政治家出でてこの国建て直し腐敗 ...

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援護協会は、移民の最後を看取る事業を

神内氏のおかげで拡張した病棟の威容

 現在のサンパウロ日伯援護協会は、5つの医療施設、7つの福祉介護施設、総職員数約2千人を擁する南米最大の日系団体だ。日本国外にある地元資本の日系医療公益団体としては世界最大級だろう。  そんな援協は来年1月に創立60周年を迎える。ここまで巨大な組織に成長できたのは、日伯友好病院のおかげ。その病院が今年30周年を迎える。ここらでぜ ...

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東西南北

 今年のリオ市カーニバルのスペシャルグループのパレードが政治や社会を痛烈に批判した異例のものであったことは既に報じたが、その直後に、連邦政府による治安維持のための介入が起きることになったのはなんとも皮肉だ。ベイジャ・フロールやツイウチのパレードはリオ市の現在の混乱をまさしく表現していたとも、あのパレードがさらに治安悪化を招いたと ...

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大耳小耳

 土曜、17日深夜(18日午前0時)に夏時間が終了する。連邦直轄区と麻州、南麻州、ゴイアニア、ミナス・ジェライス、エスピリト・サント、リオ、サンパウロ州、パラナ、サンタカタリーナ、南大河各州では、土曜日の深夜12時に時計を午後11時に戻す。もしくは、寝る前に時計の針を1時間戻すことをお忘れなく。1時間、得した気分か。幸いにして遅 ...

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東西南北

 カーニバル期間中のリオ市の治安は散々だった。以前なら騒動が起こるのは、主に市の中心から離れた北部や西部のファヴェーラ周辺だったが、今年はイパネマやレブロン地区といった比較的安全だった南部の観光地でも集団強盗が頻発した。リオ州のペゾン知事も、「治安維持対策が甘かった」と自分で認めてしまうほど。犯罪者たちとの闘いは、カーニバルが終 ...

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書評=『カヌードスの乱 19世紀ブラジルにおける宗教共同体』(春風社)=戦争の根底にある問題の本質を俯瞰=ブラジル学研究者 田所 清克

表紙

 F・ジュリアンの『重いくびきの下で―ブラジル農民解放闘争―』(岩波新書)の書に表徴されるように、ブラジルの北東部、わけても奥地は、旱魃に加えて農園主や地方ボス(コロネル)による搾取と圧政による貧困が絶えず、革命的な文学が生まれ、と同時に社会運動が出来する精神風土があった。  バイーア州奥地を描くエウクリーデス・ダ・クーニャの手 ...

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