9月から、時間限定で無料運営していたサンパウロ市地下鉄5号線の新駅、アウト・ダ・ボア・ヴィスタ、ボルバ・ガット、ブルックリンの3駅が、27日より、他の駅と全く同じ扱いで通常運転となる。同駅周辺の居住者でCPTM9号線方面に用がある人、もしくはブルックリン駅近くのサントアマーロ大通りのバス停から遠方に用のある人などには朗報だ。当 ...
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大耳小耳
文学小冊子『Fronteira』5号が11月に刊行され、全54頁が「松井太郎追悼集」になっている。小野寺郁子さん、伊那宏さんの追悼文に加え、京都の国際日本文化研究センターの細川周平教授が毎日新聞に掲載した松井さんに関する評論、その細川さんと西成彦立命館大学教授によるブラジル文学座談会(文芸誌『すばる』2008年8月号)記事など ...
続きを読む »突然の停電、あふれる気魄
「30年間、吟剣詩舞をやってきたなかで、こんなことは初めてだった」――。第32回祥こう流吟剣詩舞道大会。午前中の公演が山場にさしかかり、折しも森下祥星理事長(本名=和代、77、熊本県)が舞台を舞う最中、突然ブレーカーが落ちた。一瞬にして会場全体が漆黒の闇に包まれた▼若手ブラジル人による鬼気迫る剣舞の直後とあって、食い入るように ...
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23日付現地紙によると、来年の大統領選出馬が噂されているテレビ司会者のルシアノ・フッキ氏に対する好感度が急上昇しているという。調査団体イプソスが行った最新の世論調査によると、大統領選出馬が予想される政治家のほとんどが60%以上の人に嫌われているのに、フッキ氏だけは32%と圧倒的に低い。また、好感度は、9月に行った前回調査の43 ...
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日本ブラジル中央協会(大前孝雄会長、在東京都)の機関紙『ブラジル特報』1641号が11月に刊行された。《追悼:松井太郎さん/ブラジル日系文学屈指のストーリーテラー作家の死》(岸和田仁編集人)の追悼文が俊逸だ。《「ジュアゼイロの聖者」は、マノエル・デ・アルメイダ・フィリョの原作コルデル冊子本の翻訳であるが、口承韻文できれいに韻を ...
続きを読む »ブラジルの人種差別、実際のところ
先日20日、サンパウロ市をはじめ、一部自治体では「黒人の意識高揚の日」ということで祝日だった。毎年この日に、黒人に対する差別問題について深く考えることを促すのを主な目的としたもので、マスコミもこの日に向けて問題提起を投げかけている▼だが、マスコミが問題を投げかける以前に、今年の場合はひとつの悶着があった。黒人女優タイース・アラ ...
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日伯協会(三野哲治理イチョウ、兵庫県神戸市)の機関紙『ブラジル』977号を見ていたら、兵庫県加古川市のソールフード「かつめし」をブラジルに広める活動の報告が出ていた。「かつめし」は、洋皿に盛ったビーフカツにデミグラスソースなどをかけて、ゆでたキャベツを添えて箸で食べるもの。終戦直後に加茂川のあるレストランで「お箸で気楽に食べら ...
続きを読む »減退する大豆生産の近況=明るい本農年度の見通し=パラグァイ在住 坂本邦雄
▼今年の大豆加工率は2016年度に比べて低調 パラグァイの大豆加工産業の情勢は、絶対数及びパーセンテージ指数においても、例年のレベルにくらべて、それぞれ減退している。 2017年度の大豆生産は記録的な、1千万トン強の収穫に拘わらず、その加工率は、CAPPRO・パラグァイ油性穀物加工業協会によれば、わずか36%、即ち360万ト ...
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22日付現地紙によると、ジョアン・ドリア・サンパウロ市市長は、来年の選挙では大統領選ではなく、サンパウロ州知事選に出馬することになりそうだという。その理由は、ドリア氏にとっては政治家としての師匠であるジェラウド・アウキミン・サンパウロ州知事を大統領候補に推す声が、民主社会党(PSDB)党内で強くなってきているためだという。アウ ...
続きを読む »一時間のノルデスチ旅行
ある昼下り、食事処を探しにコンデ・デ・サルゼーダス街へ。セー駅から徒歩5分ほど。治安が良い場所とは言えず、東洋街に住んで半年以上経つが、一度も足を踏み入れたことが無かった。 だが日本移民とは縁が深い場所だ。1910年代前半から住み始め、ブラジル初の日本人街となった場所だからだ。今はノルデスチ(北東伯)から移ってきた国内移民が ...
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