突然、日本の友人から『ハワイ日本人移民史 1868~1952』(ハワイ移民史料館仁保島村 館長 川崎壽、2020年刊、3800円、以下『ハワイ移民史』と略)が郵送されてきた。 日伯間の郵便業務は昨年4月から停止されていると思ったから、ビックリした。一部は業務を再開しているようだ。とはいえ2月にSAL便で出して6月末着、4カ月 ...
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東西南北
26日、ボルソナロ大統領はサンタカタリーナ州シャペコーで、恒例となった支持者たちとのバイク・デモ「モトシアッタ」を行った。ただ、25日の上院CPIでのルイス・ミランダ下議からの「大統領はバロス下議のコバクシン疑惑を知っていた」発言の余波からか、この日の抗議デモに関する報道は、いつもに比べてかなり抑えめだった。このモトシアッタの ...
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24日、地域開発省が公式のインスタグラムにあげた写真が問題かつ、大きな笑い話になった。問題の写真はこの日にリオ・グランデ・ド・ノルテ州ジュクルトゥの事業現場を訪れたボルソナロ大統領が大きなブラジル国旗を掲げ、現場作業員たちと撮ったもの。ところが、写真の左側に写った作業員4人が、ルーラ元大統領の選挙時の決めポーズである「Lの字」 ...
続きを読む »特別寄稿=イザベラ・バードの見た「古き麗しき日本」=秋田、山形、津軽、北海道へ=(最終回)=聖市ヴィラカロン在住 毛利律子
三回にわたって取り上げた内容は、明治初期の日本をバードが見たまま描き、昭和の民俗学者・宮本常一が解説したものである。その時代背景から、今日では不適切と言われている表現や言葉が使われているが、当時を知る上で、原文のままとした。 また、バードはすさまじいほどの観察力で社会全般を描いていて、どの場面も大変興味深いことであるが、ここ ...
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現在のブラジルを代表する映画監督クレベール・メンドンサ・フィーリョが7月に開催される、フランスのカンヌ映画祭で審査員をつとめることになった。メンドンサ・フィーリョといえば、2019年にブラジルで大ヒットし、日本も含めて国際的にも高い評価を得た社会風刺アクション・ホラー映画「バクラウ 地図から消された村」で一躍その名を知られた人 ...
続きを読む »特別寄稿=教育の大切さ教えたJICA隊員=ホンジュラスの「米百俵」精神=サンパウロ市在住・酒本恵三
江戸期の驚異的な就学率 日本人は古くから教育をとても大切にしてきました。平安時代中期に書かれた「叡山大師伝」(最澄の伝記)には「村邑小学」という村の子供が通った教育機関が登場します。 やがて、江戸時代になると皆さんもよくご存知の寺子屋が生まれます。寺子屋では、読書、習字、算数などの基礎的な知識の習得に留まらず地理、人名、書簡 ...
続きを読む »なんともブラジル的な接種スケジュール
13日の日曜日、それは突然訪れた。この日、サンパウロ州が50代のワクチン接種予定を突如、「16日からにする」との発表を行った。まず、これに面食らった。 当初の予定では50代のワクチン接種は8月2日から。対象者となるコラム子はその心積りでいたのが、突然「数日後」になったわけだ。 ちょうど現在、州内でコロナ第3波が話題になって ...
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日本で東京五輪開催に反対する運動が強まっており、23日にはブラジルでも、フォーリャ紙サイトなどの大手メディアが写真付でその様子を報じている。日本でのネットでの声を拾うと、彼らの中にはサッカーのコパ・アメリカの強行開催に伴う感染者多発報告で恐れをなしている人も少なくない。21日までに選手やスタッフ、会場職員など、140人もの感染 ...
続きを読む »死の淵から帰ってきた人達
「目を開き、生きていると知る事は、いつもとはまるで違う心躍る出来事だった。私は生き返った」――これは22日付G1サイトに報道された、新型コロナで202日も入院した後、ようやく自宅に戻った、リオ・グランデ・ド・スル州のクリスチアーネ・ドス・レイス・ドゥアルテ氏(44)の言葉だ。 ドゥアルテ氏は集中治療室(UTI)で175日間、 ...
続きを読む »特別寄稿=東京オリンピック・パラリンピック開催のための目測力・結合力・説得力=元参議院議員 田中茂
新型コロナウイルスおよびその変異ウイルスにより、世界がこの1年半にわたり「海図のない航海」を続けてきた観があります。 現在、6月20日を期限とする「緊急事態宣言」が10都道府県に、また「まん延防止等重点措置」が5県に発出されています。期限を6月20日とした背景に、「東京オリンピック・パラリンピック」があることは容易に想像でき ...
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