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コラム

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大耳小耳

 移民史料館運営委員会の森口イグナシオ忠義委員長(82、二世)は、1943年、サントス海岸部の枢軸国人に対する24時間以内の強制立ち退き令を受け、サンパウロ州バストス市に移り住んだ経験を持つ。森口委員長は当時8歳。「家族みんなで持てる限りの荷物を抱えて出て行った。近隣では飼っていた鶏を二束三文で売った家もあった」と振り返る。「学 ...

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移り来て 60年=ブラジルに来て良かったか=サンパウロ市在住 駒形秀雄

神戸港からの出港風景(『在伯同胞活動実況写真帳』(竹下写真館、1938年)

 晴れか曇りかはっきりしない季節も過ぎ、街路の木々も色鮮やかな花をつける時候になりました。  自然はこのように神の恵みを示してくれますが、こと人間のやっている仕業に目を向けてみると、こちらはどうもいけません。世間の話を聞くと「ものは売れない。失業者はちっとも減らない。それなのに犯罪だけはますます増えて、友達とのんびり街を歩いても ...

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ブラジルらしい短歌〈一命を賭して巨悪にたちむかう若き判事は国の光明〉

モロ判事(Foto: Pedro de Oliveira/ALEP)

 「今大会では、いかにもブラジルらしい歌にたくさん出会えて、とても幸せな一日でした」――司会の多田邦治さんはにこやかに、そう全伯短歌大会を締めくくった。  中でも高点歌2位の〈一命を賭して巨悪にたちむかう若き判事は国の光明〉(山元治彦)は、今の時世を見事に詠みこんでおり、思わず喝采を送りたくなる。ブラジルでしか詠めない歌だ。   ...

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東西南北

 米国のトランプ大統領が、テメル大統領を含む中南米の首脳たちに声をかけ、ベネズエラの政治危機の問題について話し合いたいともちかけた。これが仮に実現するとなれば、国連総会の直前あたりになりそうだという。今やベネズエラの問題は中南米全体の問題でもあり、マドゥーロ独裁政権が立ち上げた、憲法改正のための制憲委員会には、中南米17カ国が承 ...

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大耳小耳

 東京都港区北青山にある駐日ブラジル大使館内で、展覧会『永遠の絆を築いて 天皇皇后両陛下のブラジル初訪問50周年』が来月6日まで開催されている。午前10時から午後5時まで。入場料無料。本展覧会は、当時の皇太子同妃両殿下が1967年にブラジル初訪問されてから50周年にちなんで特別に開催されたもの。ブラジル国立図書館所蔵の豊富な資料 ...

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思うこと――「月曜句会」誌一〇〇号発刊に寄せて――伊那 宏

「月曜句会」誌一〇〇号

(1)  来年は日本移民百十周年の年輪を重ねる。その間約二十四万四、五千人の同胞がブラジルの大地に足を踏み入れ、子孫を増やし、今や日系六、七世の若者が活躍の根をしっかりと下ろして、ブラジル国家の重要な一員として不動の場を築いている。  しかしながら、百十年という年月は決して平坦な道ではなかった。つねに過酷な運命を背負いながら、私 ...

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ゴイアス州での放射能汚染事件から30年

 ゴイアス州ゴイアニアで1987年9月13日、広島や長崎の原爆にも使われたセシウム137による放射線汚染を招く事件が起きた▼廃品業者が、既に使われなくなっていた放射線研究所からセシウム入りカプセルを詰めた鉛と金属の容器を持ち出したのだ。この容器は18日に古鉄屋が買い取り、解体。23日は「石が夜も光を放つぞ」と聞いた古鉄屋の兄弟が ...

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東西南北

 ジョエズレイ氏の逮捕により、政界はひとつの危機を切り抜け、さらに株価まで上がった。こう考えると、5月17日のJBSショックは「いったい国になんと迷惑なことをしてくれたんだ」と言いたくなるカラ騒ぎだったようにも思える。だが、これでブラジル経済が快方に動き、ジョエズレイ氏のような、政治家をはめて自分たちの企業が生き残る、といった悪 ...

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日本人としての感性

 サンパウロ日本人学校の吉田校長は50周年式典で校訓「自主自立」「一所懸命」を紹介。「元来、本校は自由な校風であったが、子供が日本に戻ってすぐに馴染めるようにすることも大切。例えば、出し物で役割を与えてそれを楽しみながら全うしていくことで、責任感を身に付けて欲しい」と述べた。  「現在のサンパウロ市近郊には350人の日本人子弟が ...

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東西南北

 サンパウロ市保安局発表の最新データによると、今年1月~7月は、強姦も含む性的虐待の件数が1384件に上ったという。昨年同期比では170件増加し、1日平均の件数でも5・7件から6・5件に増えたことになる。また、被害件数の内、903件までもが14歳以下を狙ったもので、事件が最も多く起こったのはカポン・レドンドやジャルジン・ダス・イ ...

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