1日付本紙で日系四世ビザの法務省案について報じた。その前日31日には、実は下地衆議は自身のツイッターで「私たちはもっと日系四世の皆さんが日本に来やすいもっと緩やかな環境の中で皆さんに頑張ってもらえる素地をつくっていきたいと思います」と投稿していた。それの意訳がポ語ニュースサイトに掲載され、四世グループによってリンクが貼られ、ネ ...
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四世ビザは日本語学校に追い風か
先日、読売新聞が報じた法務省案の四世ビザ在留資格の条件は、まさに「調整中」といった様子で、当人たちの間で混乱が起きている。 「来日時に必要な日語能力はN4程度」とあったが、当地での日語能力検定は一年に一度。12月に実施され、結果が出るのは翌年3月だ。法務省は「11月から制度スタート見込み」としたが、四世の訪日が4カ月遅れてし ...
続きを読む »自殺する勇気があるなら一度、日本を出てみたら?
残業月200時間を超える過重労働に耐えきれず、今年3月に自殺した建設会社の男性社員のことが、日本で先日報じられたのを読んで驚いた。残業だけで200時間なら、月25日間働いたとして残業だけ毎日8時間だ。なんと一日16時間労働…、ブラジルなら「奴隷労働」と訴えられる。 25日付共同通信には、《(日本の)年間の自殺者は、16年は2 ...
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明日2日は下院全体でテメル大統領の告発を受け付けるか否かの大事な投票を行う日だが、ベネズエラでのマドゥーロ政権を巡る混乱にブラジル・メディアも驚きを隠せず、かなりの数の報道を行っていた。これで介入も入らず、新憲法公布となったら、ほぼ、「ジタドゥーラ(独裁)」と呼ぶにふさわしいものになりかねない。ブラジルでも、ラヴァ・ジャットで ...
続きを読む »大耳小耳
先月27日に報じた宮坂四郎さんの訃報について、問合せが多数寄せられているが、遺族によれば「法事予定は未定」とのこと。外国に在住する肉親の来伯に合わせて、今月中旬頃に追悼式を行なうことを計画しているとのこと。決まり次第、改めて報じるので、しばらくお待ちを。
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ベネズエラのマドゥーロ政権の独裁ぶりがエスカレートし、同国内の緊張が高まる中、労働者党(PT)が同政権への支持を表明したと25日付本頁で報じた。だが、後の報道によると、これは党の親玉のルーラ氏の意向ではないという。ルーラ氏は前任者のチャベス大統領とはかなり親しい間柄だったが、マドゥーロ氏の手腕は疑問視しており、ベネズエラ問題は ...
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本日付本頁で報じているペトロブラス前総裁のアジミール・ベンジーネ氏の逮捕は、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)では久々の大物逮捕となった。だが、それ以上に驚きなのは、相次ぐ贈収賄工作発覚でペトロブラス(PB)の名声が地に落ちた最中に、再建を託されて起用された人物が汚職に積極的に関与していたことだ。しかも、PBを巡る汚職の中心ともいう ...
続きを読む »数十年に一度の大仕事『ブラジルの大地に生きる』
コロニア人物紹介本で、これほど網羅した本はもう二度と出版されないかも――このほどサンパウロ新聞から出版された『ブラジルの大地に生きる』(392頁)のことだ。なんと2年半かけて北はアマゾンから南は南大河州まで、靴をすり減らして歩き回って120人も取材した労作だ。 うち100人を担当したのは松田正生記者だ。彼にとっても、一生一代 ...
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中国訪問中のジョアン・ドリア・サンパウロ市市長が、シティ・カメラという官民合同プロジェクト(PPP)について25日に語った。同市長は同日、ハイクヴィジョン社に防犯カメラ1千台と10万ドル相当のドローン1機を、ライバルのダーファ社にも防犯カメラ1千台と14万ドル相当のドローン1機の寄付を求め、ほぼ了承されたという。ダーファ社はリ ...
続きを読む »カリスマ医師、日野原重明氏を偲ぶ
7月18日、超遅咲きのカリスマ医師といわれた日野原重明氏が105歳で亡くなった。聖路加病院名誉院長で、地下鉄サリン事件の際、サリンガスに違いないと最初に気づいた医師だ▼日野原医師は97歳だった08年に、移民100周年の記念事業の一つとしてブラジルに招かれ、複数の場所で特別講演なども行った。「日野原先生は『増やすなら微笑みのしわ ...
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