コラム

  • 大耳小耳

         ◎  『「勝ち組」異聞』(無明舎出版)は3月2日に日本で刊行された。郵送に2カ月余りかかったが、9日にブラジルに到着。すでにニッケイ新聞編集部、太陽堂(11・3208・6588)、竹内書店(

  • 『「勝ち組」異聞』(無明舎出版)の表紙

    深沢正雪著『「勝ち組」異聞』(無明舎出版)を読む=~遠隔地ナショナリズム論と「勝ち負け」抗争の今日的再考~=岸和田仁(『ブラジル特報』編集人)

     第2次大戦が日系社会を分断し、日系人同士の錯綜した対立を引き起こしたが、そのトラウマが癒えるまでには長い時間を要した。それは、政治的社会的背景がそれぞれ異なる米国でもブラジルでも日系社会を激震させた

  • 司法取引を申し出たドウッケ被告(5日の訊問動画から)

    《ブラジル》爆弾発言「仕切っていたのはルーラだ」

     「彼はこのエスケーマ(ペトロロン汚職のやり方)を全て知っていた。それどころか仕切っていた」――2015年3月に逮捕以来、ずっと否認を続けてきたペトロブラス元役員、レナト・ドゥッケ被告がこの5日、そう

  • 東西南北

     ブラジル政府が2月14日に発表した、凍結状態だった勤続期間保障基金(FGTS)引き出しの内、6~8月生まれの人を対象にした分が金曜日(12日)から解禁となる。同基金の受け取りは3月10日から始まった

  • 大耳小耳

     「ジョイアロレーナ石井宝石店」(石井賢治社長、Rua Maria Figueiredo, 595, 2andar, cj22a)が5月末日をもって閉店すると連絡がきた。《開店以来50有余年の間、皆様

  • 東西南北

     ブラジル北部マラニョン州などで、先住民と地元農園主の土地を巡る争いが激化している。同州から境界線を定めるよう要請を受けたが、予算不足でできないと反発していた国立先住民保護財団(Funai)のアントニ

  • 大耳小耳

     『サンタクルス病院の歴史』の製作にあたり、柳下宙子さんが校閲を担当した。柳下さんは元外務省外交史料館課長補佐で38年間、『日本外交文書』編纂事業に携わった。本書の校閲については、「事実と乖離がないか

  • 5月1日、労働者の日のパウリスタ大通りデモの様子(Foto: Paulo Pinto / AGPT)

    「奴隷の呪い」とゼネスト

     4月28日(金)朝、ゼネストを勝ち誇るように「サルネイ政権時にインフレ激増へ抗議した1980年代以来の大型ゼネスト」との仰々しい文字がならぶメールが、左派組合広報から送られてきた。かと思えば、反PT

  • 東西南北

     サンパウロ市の地下鉄が本日ストに入る可能性がある。週明けより地下鉄職員組合は5日のストを匂わせ、「スト実施の如何は4日夜の総会で決定する」と発表していた。職員組合は5月から適用されている昼食時間の変

  • 《ブラジル》汚職撲滅に最高裁の壁?=ラヴァ・ジャット作戦の今後に大きな懸念

     メンサロン事件の主犯で、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)でも2度断罪されたジョゼ・ジルセウ元官房長官への人身保護令適用を、最高裁が2日に決めた▼メンサロン裁判の最中も賄賂を受け取り、刑務所を出れば犯罪を

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