ホーム | コラム (ページ 279)

コラム

➡【無料朝刊サービス登録】緊急対応の無料PDF版へのリンクに加え、毎日の新しい記事の見出しだけを、本文ページへのリンクをつけてメールで無料配信しています。メールアドレスを書き込み、「申し込み」ボタンを押すだけです。メールチェックのついでに気になる記事をクリック!

東西南北

 ブラジル政府の進める社会保障制度改革の行方が、与野党の党利党略や各労働部門の利害関係で、抜き差しならない状況に陥っている。2日には刑務所職員らが法務省内に押し入って抗議行動を実施。「政府は、警察には30年の年金納付期間と55歳からの年金受給を認めている。同じ権利を薄暗い刑務所で危険と隣あわせで働く我々にも」が主張だ。3日の下院 ...

続きを読む »

大耳小耳

     ◎  海外移住資料館(神奈川県横浜市)では企画展示「広島から世界へ―移住の歴史と日系人の暮らし」を28日まで開催中。広島市が所蔵する貴重な標本資料や写真などを使って、同県移民の歴史が紹介されている。ハワイやアメリカ大陸には28の広島県人会があり、母県とのつながりを保っている。13日には仁保島村ハワイ移民史料館の館長が、 ...

続きを読む »

『衝撃』をもたらすかジャパン・ハウス

 JHの目玉である『竹』展示。一見地味かと思いきや、それを手掛けた造形作家に話を聞くと衝撃的なものだった。一人は竹細工職人でもう一人はなんと理工学者。切り口全く違うのだ。  六百本の竹を六方向に組み合わせただけで自立させ、放射線状に弾けるような目を引くオブジェを造形した日詰さんは、「線を交わらせる欧米的幾何学でなく、交わらずにし ...

続きを読む »

東西南北

 ブラジルで昨年実施され、国庫を潤したレパトリアソン法。国外の隠し資産を申告し、罰金と課税を受けいれれば、その資産を合法化する法律だが、国内に戻った資産は17%のみである事が分かった。国外の隠し資産合法化の手続きを100件以上行った弁護士は、「ブラジル経済はまだ先行き不透明だとして、合法化された財産をそのまま国外で保有しておく人 ...

続きを読む »

フェイスブックもひとつの友情?

 ベルゲイロ駅上のサンパウロ文化センターにはいつも若者たちがたくさんいる。ポ語の会話練習のため、勇気を出して集団のいくつかに話しかけてみた。初めは怪訝そうな顔をされるが「日本から来たばかりでポ語の勉強をしている」というと急に熱心に話を聞いてくれる。話した後に必ず聞かれるのは「フェイスブック(FB)やってる?」の一言。  当地のF ...

続きを読む »

東西南北

 28日のゼネストで、通勤・通学の手段を奪われた人は多いが、テメル大統領やサンパウロ州のアウキミン知事、サンパウロ市のドリア市長などは一様に、欠勤者には減点、減給との方針を示している。労働者の中には、人が群がるバス停で自分も含めた写真を撮り、「証拠があるから帰る」と帰宅した人もいる。バスは走っていない上、自宅勤務を認めた会社や欠 ...

続きを読む »

大耳小耳

     ◎  サンパウロ市の文協ビル7階から9階にある「ブラジル日本移民史料館「(Rua São Joaquim, 381 – Liberdade)が、特別企画として水野龍が運行した第1回移民船「笠戸丸」が神戸港を出発してサントスに着くまでの期間(4月28日から6月18日まで)の日曜日だけ、特別に入場を無料にしてい ...

続きを読む »

婦人部からブラジル社会へ日本料理の普及を

リンス本願寺を支える婦人会の皆さん(2015年4月撮影)

 継承日本語を残して行くためには、地方日系団体が「日本文化クラブ」的な方向性を取り入れていく取り組みが必要ではないか―と18日付本欄で書いた。その中で、大きな柱になるのは、やはり婦人部の刷新だろう。大イベントを実施する地方日系団体の台所をのぞくと、例外なく婦人部の皆さんが、文字通り湯気を上げて大活躍している。だが高齢化が進んでい ...

続きを読む »

東西南北

 労働法改正をめぐり、大揺れのブラジルだが、その混乱は改正を承認した下院でも全く同様だった。院内での話し合いの最中にも改正反対派の議員らは、ちぎれた労働手帳を拡大コピーして立て札にしたり、「CLT(労働法)」と大書し、紫色(労働手帳の色)で塗った紙製の棺桶や十字架を持ち込んだりしてロドリゴ・マイア議長らに迫り、反対の意をアピール ...

続きを読む »

大耳小耳

    ◎  『楽書倶楽部』第27号(創刊7周年記念号)が15日に刊行された。なんと充実の156ページ。執筆者は46人もおり、梅崎嘉明、小野寺郁子、広川和子諸氏ら文章の先生格がぞろぞろ。また本紙に上塚周平伝「荒野の人」を連載した故・能美尾透さんの生涯を記した小池みさ子さんの文章も興味深い。有沢真理子さんの「死の受容」では、《七年 ...

続きを読む »