人気子役俳優だったラファエル・ミゲル(当時21歳)が、会えなくなった恋人を説得しようと彼女の自宅までかけつけ、随伴した親もろとも恋人宅前で殺害される事件が2019年に起きて話題となったが、9日でちょうど2年の月日が流れた。恋人の父親で、ミゲルと両親を殺害した企業家のパウロ・クペルチーノ・マチアス容疑者は依然として逃亡中だ。この ...
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《記者コラム》一都市のロックダウンでは解決しない深刻な問題
新型コロナの変異株による感染者確認で2月にロックダウンを行ったサンパウロ州アララクアラ市が、再びやる可能性が出てきたと9日付伯字紙が報じた。 同市はサンパウロ州初のロックダウンを行い、周囲の市で感染が広がる中でも感染者や死者、入院患者数の明確な減少を見た。病院には周囲の市の患者を受け入れる余裕さえ生まれていた。その事例は、ロ ...
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在任中はいたって不人気で、昨年の選挙に敗れ、1期のみの任期で終わった前リオ市長のマルセロ・クリヴェラ氏が、南アフリカ駐在のブラジル大使に指名されていたことが明らかになった。同じ保守派であり、リオに政治拠点を置いていることで、市長選でも強い支持を行っていたボルソナロ大統領の計らいによるものだと考えられている。ただ、クリヴェラ氏は ...
続きを読む »《記者コラム》ボルソナロの軍への復讐
3日にリオで、エドアルド・パズエロ陸軍中将(前保健大臣)がボルソナロ大統領の支持者の集会で壇上に上がって挨拶したことが、「軍人はいかなる政治活動にも関与してはならない」という軍規律への違反にあたるのではと軍部で審議され、最終的に無罪放免になった件に関し、各界から「危険な兆候だ」と警鐘を鳴らす声が相次いでいる。
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今週後半から来週にかけてはサッカーのW杯南米予選の期間だが、その間も全国選手権は休まず続けられる。今日はサンパウロが敵地でアトレチコ・ゴイアニエンセと、サントスが本拠地でセアラーと対戦。明日はコリンチャンスが敵地でアメリカMGと、パルメイラスが本拠地でシェペコエンセと戦う。全国選手権が行われている最中にコパ・アメリカのブラジル ...
続きを読む »《特別寄稿》コロナで揺れるボルソナロ政権=日系女医ヤマグチさんの毀誉褒貶=サンパウロ市在住 駒形 秀雄
アメリカやヨーロッパの先進国ではどうやらコロナ禍の抑え込みに成功したようで、マスクの不採用や域外旅行の自由化策採用で、国民はホット一息のようです。 所で「我がブラジル」は国全体の認識の甘さもあったのか、新型コロナウイルス疫の感染者、死亡者数とも世界の上位を占め、国民の窮屈感は少しも緩んでおりません。 ブラジル上院では「この ...
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2日から3日にかけて、ネット上では、2日に上院のコロナ禍CPIで証言を行った女医のルアナ・アラウージョ氏の話題で賑わった。コロナの陰謀論を信じる傾向のある連邦政府側のCPI委員に対し、科学的な知識に基づき、歯に衣着せぬ物言いで論破する様子に痛快さを覚えた人が少なくなかったようで、メディアでは早速「ルアナさんって、どんな人」とい ...
続きを読む »《特別寄稿》イザベラ・バードの見た「古き麗しき日本」=サンパウロ市ヴィラカロン区在住 毛利律子=(1)
「これほど美しい国、平和な国が世界中のどこにあるだろうか」 この言葉は1878年(明治11年)、初めて日本国内を旅し、直接日本人と接した英国人女性イザベラ・バードの感想である。彼女は、ゆく先々で出会った人々のことを次のように述べる。 《人々は稀に見る愛情深さ、礼儀正しく勤勉、家庭教育の徹底、深い絆と助け合いで結ばれ、社会秩序は ...
続きを読む »コパ・アメリカと東京五輪、どちらが危険?
「これじゃ東京五輪どころの話じゃないではないか」。サッカーのコパ・アメリカのブラジル開催の報を聞いて、そう思わずにいられなかった。 昨今、日本では変異株流入の影響でコロナ感染者の数が落ちず、五輪開催1カ月前まで緊急事態宣言が継続されることが決まっている。そんな状況の中で日本政府とIOCが「ハルマゲドンが起きようが」五輪を行おう ...
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ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事は1日昼、同州ではコパ・アメリカでのスタジアム使用を認めないと発表した。同知事はブラジルで同杯開催と発表された5月31日には、「他の選手権同様に」として開催容認の発言を行っていた。だが、側近たちがすぐに考えを改めるように促した、との報道が行われていた。元が企業家のドリア氏だけに、コパ・アメリカ ...
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