コラム
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《ブラジル》米軍基地問題と沖縄戦後移民の不可分な関係
戦後移民・山城勇さんの回顧録出版会を取材して「生きた歴史がここにある」と強く感じた。1943年に満州開拓青少年義勇軍に志願して大連の380部隊に派遣され、1年半で終戦を迎えた。玉音放送の直後、《上官
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東西南北
サンパウロ市の電車網では8、9日と立て続けにトラブルが発生しているが、10日付現地紙によると、サンパウロ市の地下鉄は、2014年から16年の間に、維持費と改善費を大幅に減らしていたという。維持費は1
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大耳小耳
俳誌『朝蔭』第447号が1月に発行された。《年送るリオの浜辺は人の波》(田村史子)は「浜辺」と「人の波」という組み合わせが絶妙。《元旦や東を拝す吾祖国》(三瀬孝子)も正月の厳粛な雰囲気を感じさせる一
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野球を通じて社会貢献
先日、サンパウロ州の地方都市マリリアを訪れた際、文協運動場に六つの大野球場があり、宿泊施設や食堂も完備、遠征用バスも保有していると聞き、圧倒された。同野球チームは全伯最強だという。 さらに、市役所
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東西南北
8日、サンパウロ市の電車網は大荒れの1日となった。まず午前7時30分頃、地下鉄1号線のチラデンテス駅の線路に犬が侵入し、その影響で同線が止まったため、同線と連結する3号線の循環まで乱れて、1時間ほど
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大耳小耳
青森県弘前市とブラジル視覚障害者スポーツ連盟は、先月31日、20年東京五輪・パラリンピックの際に、ブラジルの障害者柔道チームの事前合宿を行うための協議を始める覚書に調印した。弘前市は、ブラジルに柔術
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《ブラジル》テメル政権を来年まで続かせる詰めの一手
テメル政権は来年まで続きそうだ――年始は1年の政治の骨組みを作る時期であり、ムリヤリ一言でまとめるとそんな印象だ。その詰めの一手といえるのが、モラエス法相を最高裁に送り込む人事だ。これは将棋でいう「
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東西南北
下院議長時代にラヴァ・ジャットの疑惑で渦中の人物となっていた頃から、自身の容疑を否定する際の迷言が目だっていたエドゥアルド・クーニャ被告が、またしても可笑しいような、腹の立つような発言をしていたこと
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大耳小耳
コチア青年『会報』第37号が1月に発行された。「二世夫人から見たコチア青年」と言うコーナーを見ていたら《結婚前は「新婚旅行はリオに行こうネ」と話していましたが、結婚式のあくる日から畑が忙しく、バーゼ
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メキシコ革命に関わった日本人移住者=1906年に数百人が入植=セルヒオ・エルナンデス・ガリンド(訳:アルベルト・松本)=(下)=武術教えたり、大尉に抜擢も
しかし革命による闘争は激しくなる一方だったので、馬場氏はアメリカのカリフォルニア州カレシコ市へ数百人の移住者の受け入れを認めさせた。当時、カレシコ市の綿花農場は人手不足が深刻で多くの労働者を必要とし