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コラム

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東西南北

 1月はまとまった雨が降ったサンパウロ州。結局、カンタレイラ水系の同月の降水量は393ミリで、過去10年で3回しかない400ミリ到達はもう少しのところで逃した。それでも同水系の水位は未開水域分を除いても60%を超えた。同水系の水位が未開水域分を除いて0%に戻ったのは、2015年の大晦日の前日だったので、1年と1カ月でここまで盛り ...

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大耳小耳

 JICAボリビア通信第9号を見ていたら、興味深いプロジェクトが進んでいるようだ。標高3600メートルにある首都ラパスから発信しているだけに、副題が「高いところから失礼します!!」とシャレている。同地のボリビア日系協会連合会(ANBJ)は加盟団体と協議を重ねて、「日本学園(仮称)設立」を目指しているというのだ。同地日系社会にはま ...

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二宮尊徳翁とアマゾン開拓=報徳の森に生かされる=神奈川県在住 松田 パウロ=(中)

小田原の報徳二宮神社境内にある壮年の二宮尊徳先生「至誠と実行」の像。180センチ、94キロの堂々たる体躯。強靭な足腰が、大胆にして緻密な農村調査活動を支える(松田さん提供)

新天地へ 光あれ  足柄の山野に狩りし、足柄の地酒をこよなく愛した福沢諭吉は、箱根湯本の福住旅館に静養し、報徳の教えゆったりと全身から吸収していた。  観光の地・箱根は、訪れる人誰にも天地玄妙なるを解読していると言えよう。  先人の治山治水事業の精華として、相模湾の幸、清流の鮎、丹沢山系の自然薯までも、花と湯治の里に押し寄せ、旅 ...

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東西南北

 カーニバルを約1カ月後に控え、そろそろ毎年恒例の「時のひと」のマスクが話題になりはじめるときだが、サンパウロ市中央部の3月25日通りの商人によると、今年は米国のトランプ大統領のマスクが人気だとか。奇しくも同大統領といえば、先の週末に、イランやイラクなどの中東7カ国の旅行者へのビザの発給を一時停止し、米国に入国できなくしたりして ...

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二宮尊徳翁とアマゾン開拓=報徳の森に生かされる=神奈川県在住 松田 パウロ=(上)

二宮尊徳画(1807―1862、By 岡本秋暉、報徳博物館蔵、Public domain or Public domain], via Wikimedia Commons)

緒言  遠く古より、大河は文明の進化を誘うものであった。  活火山と峻険な山岳を有す海洋国家・日本は、東洋思想の叡智を戴きつつも、天は志高き健全なる農民を育て、無限の可能性を与え続けている。  成熟した高度情報化社会を迎えるにあたり、報徳という言葉は、すべての命の可能性と解釈し、森林農法と生態系産業の未来を考察する。 報徳思想の ...

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《ブラジル》小野ジャミルさんを日本移民110周年実行委員長に推薦

2006年2月、県連故郷巡りでアンドラジーナ文化体育協会を訪問した際、歓迎の挨拶をした小野ジャミル会長(当時)

 来年に控えた日本移民110周年実行委員長の選考が難航しているとの噂を聞く。飯星ワルテル連邦下議には半年前と同様、就任への招待が再度行われたが断られたとか。来年が選挙の年であることから、より国政に関わることに専念したいとの思いが強いのではないかと想像される。110周年を機に、パラナ州の上野アントニオ、西森ルイス両氏のような地元日 ...

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東西南北

 ジョアン・ドリア・サンパウロ市市長のサンパウロ市の清掃推進計画により、同市の観光名所の一つで5月23日大通りの中央分離帯にある彫像「日本移民80周年記念像」も、汚れが落とされ、ペンキの色も蘇った。同大通りを車で通ると目に飛び込んでくる、内部が緑、青、オレンジ、黄色で塗られた変則楕円の彫像は故大竹富江さんの作品だ。この彫像を市の ...

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大耳小耳

 県人移住百周年を昨年迎え、和歌山県人会は10月29日に記念式典を控える。知事の希望時期に合わせて日程を決めたのだが、「11月2日はブラジルお盆の祝日で、11月5日(日)は行事に不向き。さらに翌週はF1グランプリもあって、宿泊料金の値上げが心配」などの事情を考慮して10月末になったとか。日伯両面から考えると日程調整も大変だ。そん ...

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野口英世の足跡を追う=1923年にブラジルで黄熱病研究=サンパウロ市ヴィラカロン在住 毛利律子

野口英世(1876-1928、[Public domain], via Wikimedia Commons)

 2017年、年明け早々、ニッケイ新聞1月14日、続いて17日号において、現在ミナス・ジェライス州で拡大している黄熱病の報道が掲載された。  その後、連日この話題が続いている。同紙には「黄熱病は7年ぐらいの周期で繰り返され、最後の流行が2008―2009年であった」ということであるから、ほぼ7年後の今年に再発しているということに ...

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東西南北

 25日は市政記念日につき休日だったサンパウロ市。幸い、ここ数日の中では珍しく晴れたこともあり、市内で開催された無料コンサートなどは成功したと報じられ、よい一日となったようだ。そんな中でも特に話題を呼んだが、「ベシーガのケーキ」の復活だ。サンパウロ市セントロ(中心部)の同地区でこの日の名物として作られていた巨大なケーキは、200 ...

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