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コラム

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大耳小耳

 今回の兼題となったアガパンサスは、ユリ科の多年草で、紫君子蘭とも呼ばれる。南アフリカ原産で、高さは50から100センチほど。花茎を長く伸ばし、先端に数十輪の花を放射状に咲かせる。アガパンサスはギリシア語のアガベ(愛)とアンサス(花)の2語からなり、「愛の花」という意味を持つ花だ。特選となった俳句は、美しく咲き誇る花弁一つ一つに ...

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惻隠の情こそ=マウア市在住 吉田 尚則

『日本文化4巻』表紙。土佐出身の坂本龍馬と水野龍が目印

 30年ほど前だったか、サンパウロ市と姉妹都市の大阪で両都市交流展が催されたことがある。パウリスタ新聞社(当時)も出展者の一員として、戦後日系社会の推移を伝えるべく、創刊号からの社会面十数枚をパネル化して展示会場の一隅に掲げた。  当時、パ紙社員で展示担当のわたしが会場にいたところ、奈良県出身の元判事だと名乗る老紳士がパネルを鑑 ...

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「仏の菊地」会長退任

 その人柄から「仏の菊地」とも称された援協の菊地義治さんが、今年一杯で会長を退任する。任期3期の間、自閉症児の療養施設PIPA、SMA(サンミゲル・アルカンジョ)ではSUS診療所、イペランイジアホームの免税問題などに手を尽くした。  本門佛立宗の熱心な信者でもある。毎日早朝に起床し仏壇へ合掌。そして援協で多くの書類にサインするの ...

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《ブラジル邦字紙》 半世紀も選者を務めた星野瞳さんに感謝

選者を退任する星野瞳さん

 「もう年だから辞めようと思った」――ニッケイ新聞の俳壇の選者、星野瞳さん(本名=明、98)は残念そうに語った。「佐藤念腹に推薦されて、50歳ぐらいでパウリスタ俳壇の選者になった」というから、ほぼ半世紀も選者をしてきた。俳句は星野さんの人生そのものだ▼今までに幾つぐらい俳句をつくったのですか、との問いに「数えきれませんね」と笑う ...

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東西南北

 ルーラ元ブラジル大統領は21日、建設オデブレヒト社が贈賄代わりにルーラ研究所の土地を購入したと汚職捜査ラヴァ・ジャット作戦で報奨付供述を行ったとする報道を受け、ルーラ研究所の名前で「遂にラヴァ・ジャットもカフカやマイノリティ・レポートの次元にまで来た」との見解を表明した。文学史に残る不条理作家やスティーヴン・スピルバーグの人気 ...

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大耳小耳

 外国人集住地域として知られる愛知県豊田市の保見団地で暮らす在日ブラジル人のリアルな日常を245枚の写真を織り込んで綴ったルポルタージュ『ファミリア保見団地』(世界文化社)が12月に日本で発売された。住民約9千人のうちの約半数が外国籍(ブラジル人は約3千人)という同団地で、写真家・名越啓介とノンフィクション作家・藤野眞功が3年間 ...

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日本語指導に俳句を

 第11回を迎えた『かずま忌俳句大会』。同じ兼題でも、詠まれた俳句は十人十色。情景が目に浮かびそうな、感性の豊かさが溢れる句だけに、選では多くの参加者の頭を悩ますことになった。  選者の伊那宏さんは、「俳句は世界で一番短い詩だが、奥深さのあるもの」と説明し、「対象物と向き合い、心を深く見つめることで奥行きが広がっていく」とその魅 ...

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東西南北

 クリスマスが近づき、街の風景でもそれらしい雰囲気のものが現れ始めているが、それでも今年は不景気のため、例年に比べると、電飾などの経費に関しても「支出カット」などの世知辛い話を耳にする。だが、華麗なクリスマス装飾で有名な大サンパウロ市圏サンタナ・デ・パルナイバでは、例年どおり、まばゆいクリスマスを迎えている。特に同市中央部の11 ...

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大耳小耳

 米国加州グレンデール市に設置された慰安婦像撤去のために活動している『歴史の真実のための世界連盟(GAHT)』(目良浩一会長)は、今年8月に第二審で敗訴していたが、8日に再審査請求書を正式に提出した。同連盟の手助けのためにニッケイパラセホテルで募金活動を2回に渡って行った河合英男さんによれば、「もっともっとブラジルからの協力が必 ...

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忘年会シーズンの悲喜こもごも

 11月末~12月は忘年会を行う日系団体が多い。規模や参加者も個人レベルに近いものから、日本人会のように地域の人が集うものなど様々だ▼家に近い日本人会でも週末に忘年会があり、持ち寄りの会食後、カラオケやビデオケでの紅白歌合戦となった。紅白だが審査員はなく、歌い手が箱の中からボンボンを取り、包み紙の色で赤か白かを選ぶというやり方で ...

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