当時サンパウロ州奥地に入植した日本人移住者で文学を愛好し詩を作った人達があった。その詩の題材に綿花にかんするものが多かった。『日系コロニア文芸』別巻(大浦文雄・ルネ田口氏編)の「人文研研究叢書8号」に紹介された内容によると、横田恭平・丁未子・堀田野情・別府三郎・中井はじめ・望月左呂女・金子秀雄・山川百合子の諸氏が綿を題材とした ...
続きを読む »コラム
東西南北
11日夜、サンパウロ市内で、ここ最近で最も目立つ、車の大破を伴う事故が起き話題となっている。事故を起こしたのは同市西部のエンジェニェイロ・アリ・トーレス橋を走っていた高級車で、ハンドル操作を誤って横転後、橋から転落後、マルジナル・ピニェイロスの高速車線でバウンドして、CPTM9号線の線路に落ちた。事故車がヴィラ・オリンピア~ベ ...
続きを読む »特別寄稿=単身ブラジル駐在員コロナ体験記=「このまま死んでしまうかも…」=家族と咳こらえてビデオ通話
私は、最近日本からサンパウロ市に単身赴任してきた新米駐在員だが、今年3月中旬に新型コロナウイルスに罹り、入院した。 当初、悪寒を感じ、検温したところ体温は37・3度。念のためPCR検査を受けたところ、『陽性』であった。それでも体調は悪くなく「しばらく自宅で療養していれば治るだろう」くらいに軽く考えていた。 ところが、発症か ...
続きを読む »《記者コラム》パウロ・グスターヴォが残したもの
4日、コメディアンのパウロ・グスターヴォがコロナ感染症で死亡した。 ブラジルに来て10年強、ブラジル人たちが芸能人の死でここまで悲しむ姿を見たのは、コラム子の見る限りはじめてのことだった。 「今、誰もが生活で直面しているコロナウイルスでのことだから、余計に感情的になった」というのもあるとは思う。だが、仮にそれを差し引いても、 ...
続きを読む »東西南北
11日に保健相が、出場選手をはじめとした東京五輪関係者へのコロナワクチンの接種計画を発表した。リオ五輪の際のブラジル国内でもそういう傾向が見られたが、南米圏そのものの五輪熱がもともと高くない。そのため、今回の五輪もブラジル国内の報道は多くなく、「実感がわかない」というのが実情だ。そんな中、12日付フォーリャ紙では、「コロナワク ...
続きを読む »特別寄稿=ボケ予防手段としての金融投資=じっくり楽しもうマネーゲーム=経済回復は2022年から?=聖市在住 元週刊 FAXニュース代表 永井 忍=(4)
さてブラジルは今、政治面では政権と反政権の力争いが上院で始まった。コロナ感染対策に関するCPI(議会審問委員会)を通じて、それが表面化し、経済金融面では不確実性を抱えながらも、特に金融市場では楽観、少なくとも落ち着いた事態になっている。 コロナウィルス感染は、4月に月計最大の死亡者数、8万2千人を記録した。連邦政府のワクチン ...
続きを読む »母の日直後に見た命の明暗
母の日直後の10~11日に、幼い命を巡るニュースが二つ流れた。 涙して聞いたのは、10日に聖市ボア・ヴィスタ区で起きた3歳児死亡事件だ。 祖母と共に応接間でTVを見ていたガエル君は、台所にいた母のところに行き、しばらく泣いていたという。その後、何かを壁に打ち付けるような音が聞こえたが、外の音だと思っていた祖母が、ガラスが割 ...
続きを読む »東西南北
10日、サンパウロ市ベラ・ヴィスタ区で、3歳の男の子が壁に打ち付けられて死亡する事件が起きた。容疑者と見られる少年の母親は茫然自失の状態でシャワーを浴びており、精神科の救急外来に入院した。同居していた祖母によると、少年は彼女と共にテレビを見ていた。だが、午前9時頃、台所にいた母親のところに行き、泣き始めたので、「抱いてくれ」と ...
続きを読む »大耳小耳
◎ 本面下段に連載中の人物伝『篤成(あつなり)』の本が、編集部に入荷した。掲載開始直後に、さっそく編集部に購入希望者が現れるなど評判を呼んでいるようだ。 日本語版は142ページで30レアル、ポルトガル語版は134ページで25レアル。ともに10冊限定。当面は編集部でのみ販売中。 ◎ サンパウロ州アチバイア ...
続きを読む »東西南北
8日、リオ市のエドゥアルド・パエス市長が、市内のローダ・デ・サンバ(輪になってサンバを歌う場)でマスクも着けずに生演奏で歌っている姿がネット上で流出。10日朝、謝罪を行う事態が発生した。リオ市では7日に規制緩和が発表され、バーは23時までの営業が可能となっていたが、サンバ・バーの営業はまだ認められていない。市長は店内だけでなく ...
続きを読む »