リオ五輪でのブラジルは、12種目で金7、銀6、銅6という過去最高の結果を残した。だが、ブラジル五輪委員会は、バレーは頑張ったが、柔道や水泳は期待外れと評価した。五輪委員会は27~8個のメダルを望んでいたから、19個では不満だ▼棒高跳びのチアーゴ・ブラスが金を獲った翌日、あっけなく予選落ちしたファビアナ・ムレルは、チアーゴに国外 ...
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東西南北
リオ五輪の開催中、テレビにかじりつく人の姿も珍しくなかったが、23日付アゴラ紙によると、五輪開催中の約2週間半の間、オリンピック中継による恩恵を受けたのは、実質上、視聴率1位のグローボ局のみだったという。同局では五輪期間中の7~24時の視聴率は13%上がっていたという。逆に下がったのは視聴率3位のレコルデ局で、2%減少したとい ...
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競泳で金メダルをとった米国のライアン・ロクテ選手は、「強盗に襲われた」と狂言劇を演じたことで主要スポンサー4社を失ってしまったと伯字紙が報じた。その一つが日本のマットレスメーカー「エアウィーヴ」社で、22日にロクテ選手との契約を打ち切ると発表した。朝までパーティで遊んだ挙句、酔っ払って帰り道のガソリンスタンドのトイレを使おうと ...
続きを読む »『ギュンターの冬』日本で出版=独裁者が持つ二つの顔=邦訳2冊目のパラグァイ文学=アスンシオン在住 坂本邦雄
6月初旬に、私立大学ではパラグァイで一番大きい「北方総合大学(Universidad del Norte)」のフアン・マヌエル・マルコス総長の著作になる異色のミステリー政治小説『ギュンターの冬』(El invierno de Gunter)の邦訳版が、京都外語大学で開催された日本ラテンアメリカ学会の定期総会を機に紹介され、次い ...
続きを読む »不安要素の多いブラジルだからこそ、花を生ける
20日に開会式が行われた「第25回アルジャー・アフロード祭り」ではメインパビリオン内に生け花香月流(藤原博子2代目家元)の作品が飾られた。 入り口から左の壁際に陳列された作品群はブラジルの派手な色やサイズの花を使いつつも上品に整い、全体に調和するような雰囲気だった。香月流の石井洋子さん(78、岐阜)は今回の作品群全体のテーマ ...
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長い準備期間を経て開催されたリオ五輪も、2週間強の競技を終え、遂に終了した。開幕前は、やれラヴァ・ジャットだ、経済危機だ、大統領罷免だと騒がれ、ジカ熱に関しては国内外でも不安を煽る報道がされるなど、落ち着いている暇もなかったが、日程が進むにつれ、意外な競技でのメダル獲得や、お家芸のサッカーやバレーの調子が上がり、終了直前に金メ ...
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ブラジルでも人気を博している『ポケモンGO』。今月3日に解禁されてから、東洋街でもスマートフォンを片手に道端で立ち止まりモンスターを捕まえたり、夜遅くまでうろうろしている若者の姿も。今週末開かれたポルト・アレグレ日本祭りでは7万人近い来場者がアニメに熱中し、近郊のカショエリーニャ市でも同日にアニメイベントが開催された。五輪閉会 ...
続きを読む »リオ五輪は「再生の時」
どうしてこうドラマチックなのか――ブラジルという国の動きの筋書きのことだ。国技サッカーが初金メダルを獲り〃王国〃復活の兆しを見せた五輪によって、国全体に「再生の時」という雰囲気を醸し出す気がする▼大会前は、無事に終わるのかという不安感と、不必要に莫大な資金を投じたことに強く疑問を感じていた国民が非常に多かった。でも素晴らしいス ...
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つい、この間、開幕したばかりだと思っていたリオ五輪も、今日、明日を残すのみとなった。開幕前は「テロや大事故が発生して世界の恥とならないだろうか」「会場各地で不具合が起きないうだろうか」「ブラジル勢は惨敗しないだろうか」との不安も多かった今大会だが、蓋をあけてみれば、多少の問題はあっても、競技結果のインパクトを消すような大事件は ...
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リオ五輪開会式に日本政府を代表して出席した河村衆議。五輪開会式出席は今回が初めてではなく、04年アテネ五輪には文部科学省大臣として、08年北京五輪では自民党代表として出席したというので3回目だ。北京大会の開会式は3時間以上に渡るアトラクションで、「ともかく長かったなあという記憶が残っている」とも。64年東京五輪の際は慶応大学在 ...
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