「ああ、神よ。私がこの大統領令を下さなくても済むように祈ります。もし下したら、全大臣の総力をもって実行され、司法から差し止められることはない」――5月5日、プラナルト宮でボルソナロ大統領はそう思わせぶりに演説した。
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東西南北
9日はサッカーのサンパウロ州選手権のグループリーグの最終節(第12節)の8試合が一斉に行われる。今回は波乱の大会で、すでにサントスが決勝トーナメントに進めずに脱落決定。この日の結果によっては、同選手権での2部降格もあり得る状態になっているほか、パルメイラスも結果いかんで決勝トーナメントに進めない可能性もある。どうなるか。
続きを読む »特別寄稿=白い黄金を求めて=ブラジル綿花の歴史と日本人綿作者=櫻井章生(さくらいあきふ)=《2》
以上の諸要因に加えブラジルに従来存在しなかった害虫ビクードの蔓延が北東伯の綿作の衰退の大きな要因となった。 ビクードと呼称される害虫の学名はAnthonomus grandis、英語でboll weevil(ボール・ウィービル)と呼ばれ、綿花の害虫で最大の被害を与えるゾウムシの一種で綿のボールの養分を吸い取る害虫で繁殖力は極 ...
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人気コメディアン、パウロ・グスターヴォのコロナ死は国民に強いショックを与えており、いまだに話題が絶えない。アゴラ紙などが報じたところによると、パウロは生前コロナ対策のために、判明しているだけで130万レアルの寄付を行っていたという。たとえば、昨年4月にバイア州の保健機関への50万レアル。この金は病床などの購入に使われたという。 ...
続きを読む »特別寄稿=白い黄金を求めて=ブラジル綿花の歴史と日本人綿作者=櫻井章生(さくらいあきふ)=《1》
はじめに 初期の日本人移住者はコーヒー園労働者としてはるばる日本よりやってきた。ところが期待していたような稼ぎは得られず、生活は楽にならない。 そこでいろいろ考えて何とか現金収入を得ることを考えたり、コーヒー農場の片隅に自家消費用の食糧を生産したりして、家計の足しにすることを考えた。 香山六郎伝に書かれているように、香山 ...
続きを読む »メトロ切符のQRコード化で困ること
このコロナ禍で自宅での仕事が推奨され、メトロに乗る機会が減った。オーリャ子はというと、昨年一時的にホームオフィスになったものの、今はメトロ通勤に戻っている。 そのメトロで、4月末頃から切符がQRコードタイプに完全移行した。切符を購入すると、QRコードが印刷された薄黄色のレシートのようなものが渡される。昨年一度だけこのタイプを ...
続きを読む »《記者コラム》これは「マリエレの呪い」なのか?
4月28日、リオ州知事だったウィルソン・ヴィッツェル氏が知事罷免処分を受けた。しかも、罷免特別裁判での投票0-10の屈辱的なものだった。 リオ州地裁判事から「汚職撲滅」を叫んで知事選に出馬し当選。一時は22年大統領選さえ目指していた同氏にとっては、みじめなくらいの屈辱だった。 それにしても返す返す思い出されるのは、知事当選 ...
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サンパウロ市シリオ・リバネス病院に入院し、癌闘病中のブルーノ・コーヴァス聖市市長は4日、胃の出血が止まった後に移った高度治療室から、SNSを通じてメッセージを発信した。同市長は「私には、あらゆる障害に打ち勝っていくとの確信がある」と宣言し、傍で見守る長男のトマス君(15)と固い握手を交わす写真を添えている。パウロ・グスターヴォ ...
続きを読む »《記者コラム》二人分の命の灯が消える時
4日、サンタカタリーナ州の保育園襲撃事件やコメディアンのパウロ・グスターヴォの死が衆目を集めた。だが、コラム子には、「エロアーさんの両親が娘の心臓を受けた女性のコロナ感染症による死を嘆いた」との報道も気になった。 エロアーさんは15歳だった08年10月、サンパウロ市近郊サントアンドレー市で起きた元恋人による人質事件の犠牲者だ ...
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現地時間の3日夜、メキシコシティで地下鉄の高架橋が崩壊して、その上を走っていた列車が落下。20人以上の死者を出したニュースは世界的に報道された。写真で見たところ、そんなに古い高架橋でもなさそうだが、こうした惨事が起こってしまった。高架橋といえば、サンパウロ市でも2018年11月に西部マルジナル・ピニェイロスでヴィラ・ロボス公園 ...
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