日本ブラジル中央協会(東京)の機関紙『ブラジル特報』1633号が出た。冒頭、商議所の村田俊典会長が「トップの器」と題し「大統領暫定令」と「弾劾裁判」を切り口に、興味深い解説。預金凍結で驚かせたコーロルプランは大統領暫定令、カルドーゾ財相(のちの大統領)のレアルプランも同暫定令。後者はインフレ退治をしたが議会では長いこと承認られ ...
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東西南北
13日の下院議長選はロドリゴ・マイア氏の意外なまでの圧勝に終わったが、今回の選挙は、ルーラ元大統領の勘の鋭さを久々に示す結果ともなった。PT関係者としては、「長年の政敵だった党の人間で、ジウマ大統領罷免に賛成票を投じた人に投票しろなんて、一体何を考えているんだ」と思った人も多かったに違いないが、蓋をあけてみれば、決選投票でクー ...
続きを読む »大耳小耳
国際交流基金が立ち上げた動画サイト「リオ五輪 ブラジルから応援します!!」で、一番閲覧数が多いのが「CEL INTERLAGOS」の動画だ。日本のバンド音楽が流れる中、生徒たちもテコンドーを元気に披露するなどして、日本の同競技選手を応援している。他の動画でも太鼓を披露したり、日本の音楽に合わせてダンスを踊るなど、それぞれの趣向 ...
続きを読む »一人黙々と鉄板を洗う婦人部長の後姿に思う
日没後のある県人会館。珍しく台所の明かりが付いていたので目をやると、一人の婦人が作業をしていた。日本祭りで使った鉄板を、タワシで黙々ときれいにしている。 準備、本番と自ら先頭に立って引っ張った婦人部長だった。「何だかんだで片付けも大変よね」と笑い、サッと額の汗をぬぐった。その慎ましい姿に感銘を受けた。郷土食広場は、こういう人が ...
続きを読む »改憲を巡るブラジルからの視点
先日、某全国紙の特派員と話していて「ブラジルのマスコミはすごい」という話になった。ジウマ政権を倒すまでは徹底的に与党PTを叩いていたが、テメル暫定政権になっても手を緩めず、続けざまに3大臣が辞任するようなスキャンダルを暴いた。「あのようなことは日本では難しい」とその特派員は悔しそうにつぶやいた。もしも、ある新聞が自民党を支持し ...
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サンパウロ市東部モオッカにある交差点に住民が市の許可を取らずに黄色い横断歩道を引き、話題となっている。だが、これは、住民が同地区の交通問題に悩んで行ったものだという。現場となったジョアン・アントニオ・デ・オリヴェイラ通りとコンセリェイロ・ベネヴィデス通りの交差点は、かねてから交通事故が多発していたところで、住民側は繰り返しサン ...
続きを読む »大耳小耳
お経のポ語小冊子を作成した曹洞宗天随禅寺のソウザ孤圓師は、元々カトリックを信仰する家に生まれ育った。しかし13歳で「なぜ家族も周囲の人たちも、教えを忠実に守っていないのか?」と疑問を抱くようになり、それ以来、納得できる教えを探し始め、28歳で禅宗と出会ったという。「私が禅宗に出会うまで15年もかかった。教えが身近にあれば、もっ ...
続きを読む »日本祭りの基盤は県人会
大成功に終わった県連日本祭り。時代の変化に合わせて刷新を図ってきた市川実行委員長は「雰囲気が非常に良かった」と手応えを感じている。 初参加で、会場を熱狂の渦で包んだのが日本の二人組ダンスユニット「Hilty&Bosch」。彼らにその秘訣を聞くと、「一番大事なのはお客さんとの距離感。いかに巻き込んで距離間を縮めたエンターテイメン ...
続きを読む »参議院選挙の結果に思う
7月10日に行われた参議院選挙で、非改選の改憲派無所属議員も加えた改憲勢力が3分の2を超えた事に、大きな不安を感じた▼決して政治通ではないから、事実関係を充分認識している人と比べれば事の重大さは半分もわかっていない。改憲勢力が衆参両院で3分の2を超えても、実際の憲法改正には国民投票という壁があり、国会承認=改憲ではない事に僅か ...
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本頁でもここのところ報じているように、今日13日は下院議長の選挙が行われる。もっとも、混戦が予想されるので、今日のうちに一気に決まるかはわからない。ただ、国民としては、これだけ政治混乱が続いた後だけに、選んだ後にすぐに辞任して代わるような人だけは避けて欲しいところ。既に報じられているところでは、候補者には何らかの形で不正の疑い ...
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