通勤途中の地下鉄の中で電話を受けた。ポ語でやり取りする中、すぐ傍でこちらの言葉尻をとらえてと思われる会話と笑い声が聞こえた▼ブラジルに長く住んでいても、LとRの区別が甘いといった発音の癖が笑いの種にされる事はままある。しゃくにさわり、笑っていた理由を聞き、「あんた達だって日本に行って完全な日本語を話せと言われたら話せないくせに ...
続きを読む »コラム
東西南北
エドゥアルド・クーニャ下院議長は26日、ミシェル・テメル大統領代行に会いに官邸を訪れた。クーニャ氏は自身の議員罷免を避けるべく辞任することも検討し始めているが、そのためにも自身の後継人事に関する話し合いをしたかったと見られている。後任が具体的に誰になるのかは、明らかにされていない。クーニャ議長といえば、これまでどんなに自身につ ...
続きを読む »大耳小耳
広島カープの仲尾次オスカル正樹投手が、26日の阪神戦に5番手で登板し、今季2勝目を挙げた。開幕早々に挙げた、3月末のプロ初白星からほぼ3カ月。二軍降格なども経験しながら奮闘しているようだ。チームは28日、ヤクルトに勝利し22年ぶりに10連勝。チームの勢いにオスカルも乗りたいところ。
続きを読む »愛憎半ばする感情
アメリカ開催のサッカーコパ・アメリカ決勝でアルゼンチンのメッシがPKを失敗し、チリに敗れた。14年W杯、15年コパ・アメリカに続き、3年連続決勝で敗れた失意から、彼は〃この世の終わり〃のようなうなだれ方をしていた。 アルゼンチンに敵愾心を燃やすブラジル人も大喜びかと思いきや、どうも様子がおかしい。メッシはアルゼンチン代表からの ...
続きを読む »歴史的なオバマ大統領広島訪問=実現の立役者・被爆当事者たち=「雲一つない晴れた朝、空から死が降ってきて、世界は一変した」=サンパウロ市 毛利律子
アメリカのオバマ大統領が現職大統領として広島訪問を実現して今月の27日でひと月となる。しかし、世界中のニュースが氾濫する日常では、早や、忘れ去られようとしているのではないかと案じられる。 6月3日のニッケイ新聞では、ブラジル被爆者平和協会の森田隆会長、鮫島義隆さん、盆小原邦彦副会長が概ね高い評価をして、「ずいぶん長い歳月を要し ...
続きを読む »東西南北
セレソン敗退で、ブラジル内では早期に関心が薄れた感もあったサッカーのコパ・アメリカ100周年記念大会の決勝が26日に行われ、チリがアルゼンチンを下し、15年のコパ・アメリカに続いての優勝を飾った。試合は0―0だったが、PK戦を4―2で制しての優勝だった。この試合でPKを外したアルゼンチンのエース、メッシは「やりつくした」と語り ...
続きを読む »大耳小耳
厳しい審査が行われたお手玉品評会。梟や人形など可愛らしいお手玉が並ぶなか、最も重視されたのは、大きさや重さなどの実用性だ。特別賞を受賞した2作品は、それに加え、精密な裁縫技術や、なんとも言えない色合いなど繊細なセンスが目立った。日本祭りでは高齢者広場にて受賞作品が展示されるほか、お手玉を使った与那覇さんによるワークショップも行 ...
続きを読む »外国人に拒否反応を示す日本人
先日インターネットのヤフーニュースに、二つの本紙記事を投稿したら、日本の読者からの反応は実に対照的だった。片方は、ブラジルから熊本地震の被災者へ義援金を送った件。他方が、特定ビザを四世にも発給してほしいとのコラムだ。 前者には感謝の言葉とともに、日伯の友好を願う内容が目立った。ところが後者には、「四世になればほぼ外国人であり、 ...
続きを読む »EU離脱はグローバル化への反動
《英国の決断は地球全体に損失をもたらす類のもの。経済的に閉鎖的な見方しかせず、外国人に寛容性のない国粋主義者だけが得をする》――尊敬する政治評論家の一人ケネディ・アレンカールは、英国民がEU離脱を決断したことに関し、そう手厳しい評論をした。興味深いことにブラジル人知識層は、今件に関して総じて否定的だ。「移民に寛容であるべき」と ...
続きを読む »東西南北
22日、サンパウロ市議会は、女性や高齢のバス利用者については夜10時~翌朝5時の間、既存のバス停にこだわることなく、利用者が「ここで降りた方が安全」と判断した場所で降車させてもよいという法案を可決した。あとは、フェルナンド・ハダジサンパウロ市市長が裁可するか否かだけになった。この法案に関しては、バスの運営会社も市民もおおむね賛 ...
続きを読む »