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コラム

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東西南北

 ジカ熱やデング熱の恐怖は依然続いているが、最近は、多くの死者も出ていることもあってH1N1型のインフルエンザが話題を奪いつつある。死者が55人に上るサンパウロ州でも事態は重く考えられており、4日からは医療関係者対象、来週月曜の11日からは、妊婦や幼児、高齢者、慢性病患者を対象とする予防接種のサービスが公立の医療機関でもはじまる ...

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大耳小耳

 『朝蔭』第437号が3月に発行された。先週のパイション(受難の日)を髣髴とさせる「受難歌のニグラの声のやさしかり」(伊津野静)、男性なら「初鏡皺をのばして髭を剃る」(中馬淳一)には皆覚えがあるだろう。「カルナバル喧騒よそに句会かな」(壇正子)、「バナナ植え居着く不法のポッセイロ」(村上士郎)などは日本では絶対に詠まれない句だ。 ...

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若者版故郷巡りを、ぜひ実施して

北大河州モソローの大谷メロン農場出荷場を見学した一行の記念写真

 県連「移民の故郷巡り」は、通常立ち寄ることのない地方の日系集団地を訪ねる機会を与えてくれる素晴らしい企画だ。今回の参加者の一人、元県連会長の松尾治さん(現文協副会長、77、福岡県)から「地方の文協や日系人との交流は、もっと文協自体がやらなきゃいけない。この故郷巡りは文協と県連が共同でやってもいい事業」との意見を聞いたが、その通 ...

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東西南北

 3月31日、14年3月22日にサンパウロ市セントロの娼館で起きた、タクシー運転手アルヴァロ・ペドローゾさんのバラバラ殺害をめぐる裁判が行われた。犯行を行った3人の内、娼館経営者のマルレーネ・ゴメス被告に対しては、殺人と死体隠蔽の容疑で19年10カ月の実刑判決が言い渡された。フランシスカ・アウリレーネ・コレイラ・ダ・シウヴァ、マ ...

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東西南北

 大統領罷免に向けた下院の動きが活発化し、PMDBが連立与党から離脱するなど、ジウマ大統領の身辺は穏やかでなくなっている。3月30日発表のイボッピの世論調査によると、ジウマ政権の支持率はわずか10%だった。同調査では9%という時期もあり、最低でこそなかったものの、「悪い/最悪」との評価は69%で、国民の7割近くは良い印象を抱いて ...

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大耳小耳

 昨年来伯したバンド「BEGIN」が先月20日、東京・両国国技館で結成25周年記念コンサートを行なった。全国24カ所を巡るツアーの千秋楽として、大きな盛り上がりを見せたよう。舞台にはサンバユニットの宮城姉妹も。今年、沖縄県人会は創立90周年で、ビラ・カロン支部も60周年を迎える。最後に番外編として再度ブラジル公演を行い、区切りよ ...

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カンポス・ド・ジョルドン「陽光桜」秘話=桜に込めた日本人の想い=サンパウロ市ヴィラ・カロン在住 毛利律子

陽光桜

 日本では3月の下旬から桜開花宣言のニュースが春の到来を告げるように巷を賑わす。そして、5月下旬に北海道の満開の桜が散り始める頃、沖縄の若夏が始まるのである。古くから、日本各地で満開となる桜木の姿は人々の心の奥深くに投影し、日本人の精神構造を型作っているとさえ言われている。 今日、アメリカ合衆国の首都ワシントン・コロンビア特別区 ...

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「大統領罷免祭り」に浮かれている時ではないはず

「わが家」政策第3弾発表会見で、熱烈な支持を表明する〃ルーラ教〃の信者たち(Foto: Lula Marques/Agência PT)

 「財政責任法の罪がないのに罷免するのはゴウペ(クーデター)だ!」とジウマ大統領は3月30日、「我が家・我が人生」政策第3弾の発表会見で、再び繰り返した。「もう、これは喜劇だ」と呆れる光景だった▼お金がないのに昨年までばら撒いてきた秘密が、ペダラーダ(公的債務を公立銀行に背負わせて隠す手法)だ。本来なら支出削減を率先すべき財政大 ...

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東西南北

 全国で300万人以上参加の反政府デモに、逮捕逃れのためのルーラ前大統領の突然の官房長官就任を巡る大騒動、そしてPMDBの連立与党離脱と、2016年3月はブラジルの歴史に残る激動の月となったが、この動乱に国連も遂に注目した。国連の潘基文事務総長は30日、就任10年目にして初めてブラジルの政局に言及し、「ブラジルの政情不安は世界の ...

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大耳小耳

 編集部では古本販売をしており、最近は真新しい本が寄付されることも多い。先日はブラジルのベストセラー作家、新屋敷ロベルト著『ハピネス』の日語訳本を発見。ブラジルで140万部も売れた本書を読んでみると、成功と幸福の違いなど、日本の自己啓発書とほぼ同じ内容が書かれている。一見ほぼブラジル人と一緒にみえる新屋敷氏だが、三世だけに、心の ...

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