先日、友人に「面白いもの見せてあげる」と連れて行ってもらった。そこはサッカーコート2面は入ろうかという空き地で、無数の人々が凧揚げに興じていた。ブラジルでは空き地があると凧揚げに興じる人々を見かける。 遊び方も独特で、糸を引っ掛け「相手の糸を切ったら勝ち」の勝負をしていた。糸の切れた凧を追いかけるのが〃第2ラウンド〃、竿に引っ ...
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失業や物価高を工夫で凌ごう!
最近のブラジルの経済記事は、インフレや失業率の上昇で実質所得が減り、消費者の購買力が低下といった内容が多い。2月のインフレは0・9%、直近12カ月だと10・36%といった数字を見て、給与はそんなに上がらないのにと嘆く人も多い事だろう▼現在のインフレは、月80~90%を記録したコーロル政権時のようなハイパー型ではない。だが、あの ...
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PMDBの連立与党離脱がブラジルのニュースを独占しているが、29日、そのPMDBともつながりが深く、昨今の抗議デモでもおなじみのキャラクターとなった黄色いアヒルが5千羽分、大統領府の前に置かれ、話題となっている。このアヒルは、PMDB党員でもあるパウロ・スカッフィ氏が会長をつとめるサンパウロ州工業連盟(Fiesp)がパウリスタ ...
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日本政府が英、米、伯3カ国に開設するジャパンハウスの公式サイトが25日から公開された。概要や関係者のインタビューなどが閲覧できる。白黒が基調のすっきりしたデザインが特徴で、トップページには畳に障子という和室の画像が。「ザ・ニッポン」というイメージを連想させるが、現在は日本語だけ。いずれ英ポ語も追加されるのだろうか。仕様書には年 ...
続きを読む »政権争奪「秋の陣」真っ盛り=PMDB軸に大揺れの政局=そこのけそこのけ新政権が通る=駒形 秀雄
先月までの大雨の時期が過ぎて、青い空に赤い花がくっきり、心地良い季節になりました。ところでこんな地上の快さとは逆に、政治の世界では近々大型台風が来ると揺れ動いております。PT(労働者党)を基盤とするジウマ大統領を解任しようという法案(IMPEACHMENT、発音は「インピーチメン」だが慣例にのっとり「インピーチメント」と表記) ...
続きを読む »オーリャ!
先日引越しをしたところ、先住者から洗礼を受けた。テーブルに置いたお菓子に、蟻が山のようにたかっていたのだ。進入路を塞ぎたいが、台所にもトイレにもどこからか現れ、打つ手が無い。 虫に悩まされるのはコラム子だけではない。下宿で白蟻(クッピン)にたかられながら寝たという研修生や、正体不明のダニに首や手を総攻撃され、無数の赤い斑点をつ ...
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25日はキリストの受難日、27日はパスコアで3連休だったブラジル。その期間中、サンパウロ州サンターナ・デ・パルナイーバでは毎年恒例のキリストの磔劇が行われ、大勢の人が集まって盛況だった。ただ、今年ほど「受難」という言葉が似合うブラジルはないかもしれない。24日には、カトリックサンパウロ市司教区のオジロ大司教がミサの最中に暴漢に ...
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『楽書倶楽部』第32号(4月15日)が早々に発行された。矢崎正勝さんの「生活の力学」に興味深い話が。弓場農場の傾いた木造家屋を若者らが十数人集まって直していたら、長老の一人が「この程度なら俺が起こしてやる」と、〃生活の力学〃を使って僅か数分で30メートルあるその家屋を見事に直したとか。開拓者の知恵が伺われる逸話だ。垣花八洋夫さ ...
続きを読む »再燃するイタイプー疑惑=ダム建設から続く不審死=奇奇怪怪の南米政界裏面史か=パラグァイ 坂本邦雄
ブラジルのオ・グローボ紙によれば、連邦検察総庁は巴伯イタイプー双国水力発電所に関わる古い疑惑について改めて捜査を始める運びだと報じられている。この問題の立件再起の話は、1979年の未だに解明されていないジョゼ・ジョビン外交官の怪死に原因するものである。 故同外交官の令嬢リギア・ジョビン女史は、「いかなる理由か、イタイプー水力発 ...
続きを読む »日本など外国に未申告の資産がある人は要注意
連邦税務局(RF)に未申告の預金を日本の銀行に持っていたり、日本で遺産相続した土地や家屋、車、証券などが未申告になっている人はいないだろうか。企業の場合も同様だ。ブラジル在住者(駐在員も含む)で、当地で確定申告(IR)をしている人なら、みな関係する。未申告の資産が外国にある場合、4月4日から申請開始となる「レパトリアソン法(以 ...
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