先日バレーボール男子一部スーパーリーガのSESI対マリンガ戦を観戦した。学生時代に選手だったオーリャ子にとって、テレビで見ていた憧れのスター選手を間近で見て思うことがあった。 サッカーとバレーで共通なのは、世界最高峰の選手を輩出するが、代表クラスの選手がみな国外へ出てしまう点だ。 SESIの現キャプテンのムリーロ・エンドレス選 ...
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こんなことでは元の木阿弥
今年に入り、セー広場やジョアン・メンデス広場の電柱に、緑がかった灰色と灰色の袋をはめたゴミ受けが設置された。袋の色で、緑は再生可能な資源ゴミ、灰色はそうではないゴミを入れるのだなと判断したが、それを意識して捨てる人がどれだけいるか気にしていたら、案の定、紙が灰色の袋に投げ込まれた▼別の日は、セー広場でゴミ受けの下に両方の袋を一 ...
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19日付フォーリャ紙によると、エドゥアルド・クーニャ下院議長は最高裁に対し、ラヴァ・ジャット作戦での自身に対する捜査のひとつの差し止めを要求した。同氏の弁護士はその要請書で、下院議長職は「非常時に大統領の職務を、副大統領の次に代行する可能性がある役職」だから、大統領同様に尊重される必要があるとし、大統領が任期時に起こった不審時 ...
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『ブラジル老荘の友』504号が1月に発行された。塾連の書道教室指導者、若松如空さんがブラジル経済を軽妙な一文で解説している。その昔、日系証券会社を創立・経営していただけあって、慧眼鋭く情勢を見通す。中でも、相棒だった赤嶺尚由さんがルーラ政権誕生の2003年に言った言葉を思い出す部分がすごい。赤嶺さんは《若松さん、大変だよ。金を ...
続きを読む »ブラジル人でもしない「年2回カーニバル」
2月はブラジルでカーニバル、8月は浅草カーニバル―日本から時間、お金をやりくりして数カ月も滞在し、当地にドップリ浸かっているサンバ愛好家らと交流を持つ機会があった。ブラジル人でもしない「年2回カーニバル」生活を10年以上続けるツワモノも。 「生の圧倒的な音楽、リズムを浴びて、思い切りダンスへの情熱を表現する快感は止められない」 ...
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連邦検察庁のロドリゴ・ジャノー長官が、元大統領で現在上院議員のフェルナンド・コーロル氏に対して、議員権剥奪の請求を最高裁に出したことが明らかとなった。コーロル氏は、本紙でもかねてから報じているように、ペトロブラスの子会社、BRディストリブイドーラで贈収賄計画に関わり、巨額の賄賂を受け取ったとされ、数台の高級外車を一時的に押収さ ...
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『椰子樹』367号が12月に発刊された。梅崎嘉明・小池みさ子選から北海道の郷里でクラス会に出た感想「おとなしき友の一人がいま社長重なりあわぬあの頃の顔」(外山安津子)、「此の日頃吾より若き人等逝き無常の思いに耐えて弔う」(古山孝子)、「青空にくっきり登る十五夜の庭の明るさ告げる人なし」(島田喜久枝)、「サビア鳴く朝な朝なの寝覚 ...
続きを読む »アジアに近づく物流革命か=蠢動する大陸横断2大計画=ペルーに抜けるかチリか=パラグァイ 坂本邦雄
最近、例の大西洋岸と太平洋岸を結ぶ「両大洋間中央鉄道回廊 – Corredor Ferroviario Bioceanico Central(CFBC)」こと『南米大陸横断鉄道』の建設メガプロジェクトの話が再び活気付いている。 元々この計画は、アメリカの裏庭の南米で勢力の拡大を画策する中国がブラジル、ペルーと共同で ...
続きを読む »リオ五輪、同郷選手の応援ページを作ろう
五輪ニュースを見ていると、コラム子と同郷なのに知らなかった選手の多さに驚かされる。例えば32年ぶりに五輪出場を決めた水球男子の志水祐介選手(熊本)も、初めて聞いた名前だ。 日本ではブラジルの治安の悪さが何度もニュースに流され、選手たちは不安な気持ちで来伯するのではないか。そんな時、世界最大の日系社会として何が出来るだろうか。 ...
続きを読む »金持ちほど税金を払わないブラジル税制の現実
「富裕層ほど税金が少ない」――という現実を17日付エスタード紙を見て改めて痛感した。最富裕層の3%が総所得の4割近くを握り、貧困層である人口の下半分が13%程度しか得ていないという▼いわくブラジル人口の3・6%の富裕なA層(月収1万4695レアル以上)が総所得の37・4%を得ている。B層(4720レ以上~A層未満)は人口の15 ...
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