「結局、あのときのデモは一体なんだったんだろう」。今回の下院、上院議長選を見るにつけ、そう思わずにはいられない。 18年の大統領選の際、「もう不正に溢れた古い政治はこりごりだ」と、伯国旗の緑と黄色の服をまとってボルソナロ氏を支持する行進をした人たち。いや、その前の2016年にジウマ政権打倒を求めてデモをした人たち。 さらに言え ...
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東西南北
サンパウロ州政府が「コロナワクチンの州の接種予定に関し、フェイクニュースに注意を」と呼びかけている。それによると、ワッツアップなどを通じて「75歳以上の高齢者の接種が8日からはじまる」とか「28歳より下の接種の開始は7月1日以降」などの怪情報が流れているという。正しくは、90歳以上の高齢者は8日から、15日からは85〜89歳の ...
続きを読む »全体を見通す指揮者がいないコロナ対策
最高裁のルイス・フクス長官が1日の朝、ボルソナロ大統領とダヴィ・アルコルンブレ上院議長(当時)も迎えた今年最初のセッションで、法廷再開を宣言した。 同長官は22万人を超えた新型コロナの死者に黙祷を捧げた後、「皆が求めていたワクチン接種も始まり、科学がウイルスに打ち勝つ事は間違いない。慎重さが混乱を克服する事や、合理性が曖昧さ ...
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◎ 下本八郎元サンパウロ州議員が1月31日(日)に自宅で転倒し、アバラ骨を骨折した。幸いにも大事にはいたらず、同日から医師の勧めで検査入院となった。秘書からの連絡によれば、4日頃には退院許可が出る見込みだという。日頃日系社会のために東奔西走されている同氏だけに、あちこちから心配する声が挙がっている。
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リベルタドーレス杯で優勝して南米一になったパルメイラスは1日、カタールでのクラブW杯出場選手23人を発表したが、そこに決勝戦で得点を決めたブレーノ・ロペスの名前はなかった。大一番で脚光を浴びた彼だが、もともと出場機会の少ない選手だっただけに、涙を飲む形となった。だが、昨年までは全国選手権2部でしかプレー経験のなかった彼にとって ...
続きを読む »特別寄稿=醍醐氏の「まぼろしの『十九の春』」を読んで=サントアンドレー市在住 宮城あきら(ブラジル沖縄県人移民研究塾代表)
ネーネーズによる「十九の春」(https://youtu.be/3UrbyTgRlu8) 1月15日付本紙に掲載された醍醐麻沙夫氏の「まぼろしの『十九の春』」を大変興味深く読ませて頂いた。「ラッパ節」との関係において「十九の春」の源流を問い、その元歌が「与論ラッパ節」であり「十九の春」までの「中間的な歌」として明らかにしていま ...
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1月30日に行われたリベルタドーレス杯の決勝戦。会場のリオのマラカナン・スタジアムでは少数の観客を入れて試合を行ったが、観客席にサントスのユニフォームを着たブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長がいたことが問題視されている。同市長は招待を受けての観戦だったというが、癌の治療のため、休職中の身だった。一方、ボルソナロ大統領は決勝 ...
続きを読む »《記者コラム》サンパウロ州と中国製ワクチンを巡る「2019年8月」という不思議な一致
不可解な一致がある。しかも、この1月17日からサンパウロ州を皮切りに接種が始まったコロナ・ワクチンに関するものだ。我々ブラジル在住者にとって大いに関心のある点ではないか。 3つの点で、何かが2019年8月に動き始めていた可能性を感じさせる。もちろん、単なる偶然かもしれない。情報として提供するが、判断は読者にお任せする。 シノ ...
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今日30日午後5時から、リオ市マラカナンでサッカーのリベルタドーレス杯の決勝戦、パルメイラス対サントス戦が行われる。この2チームはオールド・ファンにはおなじみの老舗中の老舗チームだ。1960年代のサントスにはペレが在籍し、黄金時代を築いたが、その時代はパルメイラスの黄金期でもあり、多くの名勝負を残している。リ杯優勝もサントスが ...
続きを読む »特別寄稿=女性を守って!DVは国の恥=深刻な日本の家庭内暴力問題=関西在住 匿名希望
日本の女性や子供の社会的立場については世界から見ても驚くほど低いのが現状です。戦後の体制がそのまま根付いており、私の時代でさえ世界からおくれているのを感じます。 私は3人兄弟の真ん中で育ち上も下も男です。小さい頃から兄は跡取りとなる存在として優遇されます。娘は教育は必要ないと育てられました。結婚したら何があっても帰ってくるな ...
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