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コラム

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大耳小耳

 「五所川原市のねぷた」がサンパウロ市サンバカーニバルに初出陣する。市長や作業員19人の渡航費、国内輸送費として、市は2千万円以上を計上したという気合の入れようだ。地元出身の飛び職人らに話を聞くと、「青森ねぶた、弘前ねぷたに負けたくない」というライバル心もチラホラ。明治大正期の繁栄から一転、消滅し、96年にようやく復活――という ...

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武井誠さんを偲ぶ=サンパウロ 安良田 済=(4)=「九十の手習い」で随筆

 それから十年くらい後であった。コロニア詩文会は『コロニア随筆選集(全三巻)』の刊行を決めた。新井勝男君と私の二人の編集担当であった。第一巻は既に刊行し第二巻に取り掛かろうとしたときに、ふと杉武夫さんの事を思い出した。 応募して下さるなら、随筆も文芸の一つであるから、普通通りの価値観、意味も認識し直したことになる。決して決して悪 ...

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オーリャ!

 最近、編集部内に蚊が大量発生し、一同を悩ませている。各人が殺虫剤や蚊よけスプレーを撒いたり、虫除けを塗布したり、新商品のラベンダーの香り付き蚊取り線香を焚くものも出てきてテンヤワンヤ。 下宿先も同様で、管理人に相談したところ、入り口に薬剤入りの水を蒔いてくれ、「これで大丈夫!」と自信満々の様子。でも蚊の軍勢は一向に収まらず、む ...

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大アマゾンで生命の浄化?

 取材のため、アマゾン河口の町ベレンを訪れた。飛行機で3時間半、日本人の感覚からすれば外国旅行並みの距離感だ。機内から滑走路に降りるとムッとした熱帯の空気がまとわりつく。太陽が顔を出すと、まるで炙られている気分だ。人口140万人の大都市だが、生命を育む大アマゾンのパワーに満ちている▼朝の涼しい内にヴェル・オ・ペーゾ市場を訪れた。 ...

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東西南北

 2日午前0時頃、サンパウロ市東部ヴィラ・ジャクイーのファヴェーラ「リモエイロ」で、少なくとも7人組の犯罪者が50弾以上もの銃弾を放つ虐殺行為を行い、14~16歳の少年3人が死亡。19歳の青年は足に15発浴びて病院に運ばれた。流れ弾の一つは民家の板壁を打ち抜き、父親に抱かれていた生後10カ月のマヌエラ・コスタちゃんの頭に当たり、 ...

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大耳小耳

 サンパウロ市モエマ区カリーナス通りにあったレストラン「ヤキトリ」が、どうやら閉店したようだ。先月中旬、1~2カ月ぶりに立ち寄ったら、すっかり廃屋になっていた。転居かとも疑ったが、新住所の表示はない。目の前で串を転がしながら炭火で焼く日本の焼き鳥屋を模したスタイルで、日本人駐在員の憩の場となっていた。随分繁盛していたのに何があっ ...

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武井誠さんを偲ぶ=サンパウロ 安良田 済=(3)=飢餓街道を十年以上彷徨う

 コロニア文学会で『コロニア小説選集』全3巻刊行を決定した折のことであった。ある日のこと、武本由夫さんから電話で「近いうちに杉武夫さんが君の所に小説2集の分担金と参加承諾の署名を持って行くから」と通知をされた。 このコロニア小説選集の掲載作品の作者から承諾の署名と各作者より分担金を会計に振り込むようになっていたのを、杉武夫さんは ...

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樹海

 イスラム国の人質殺害事件は本当にやるせない。物見遊山で行ったわけではなく、報道などを通じて平和を願う純粋な思いからのものだけに憤りを覚える。世界中の哀悼の意が伝えられているが、こうした事件が起きると、政府の責任を問う筋違いの批判が起きるのはさておき、「自己責任」という非難の言葉が沸き起こるのが常だ▼「ブラジルだからしょうがない ...

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東西南北

 サンパウロ市地下鉄の駅のインフラはかねてから、市民からの苦情が多いが、2日付アゴラ紙は、同紙記者が1週間かけて1~5号線の全24駅を回って調べた結果を掲載している。その中で目立ったのは、エスカレーターやエレベーターの故障で、3号線ブラス駅に至っては4基ものエスカレーターが止まったまま。3号線のエスカレーターは問題が多く、アルト ...

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東西南北

 汎アマゾニア日伯協会が付属図書室を日系人向けに改良している。堤剛太元事務局長によれば、一世の利用者が減っているため、日系人や非日系の利用者を増やすべく、州政府文化庁から4万レアルの補助金を受けてポ語書籍を収集中とか。今回あったアマゾニア日伯援護協会の50周年式典は、日ブラジル交樹立120周年の同地開幕行事でもあった。「面白い年 ...

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