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武井誠さんを偲ぶ=サンパウロ 安良田 済=(2)=戦後隆盛期に一作品もなし

 腕だめしとして、時報社の主催する『植民文芸懸賞短編小説』に応じてみた。結果は佳作に入ったが、その時の選会は佳作を三篇選んだので、各作者は当惑したに違いない。杉武夫には腕だめしになったかどうか、だが杉武夫は続けて毎年応募した。第二回は第三席を獲得する。 第三回は選に漏れたのか、作品は発表されなかった。第四回は『テーラロッシャ』を ...

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オーリャ!

 事情があってブラジル人の友人の実家に1カ月間、世話になっている。「次の住処が決まるまで」ということで光熱費と食費だけ払っている。掃除・洗濯に加え、食事まで用意してもらい恐縮至極だ。 そこの奥様「ドナ・B」。何くれとなく面倒を見てくれるのだが、なんでも干渉されてしまうのが玉に瑕。思い込みも激しく、「ちょっと違うかな」と思っても、 ...

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樹海

 1月31日、連邦直轄区で23歳の若者が運転するポルシェが立ち木に激突し、大破する事故が起きた。車は3日前に父親が買った物で、事故の前日に保険契約を終えたばかりだった▼これを聞き、12年3月17日、当時、ブラジル一の資産家だったエイケ・バチスタ氏の長男トール氏が、リオ州の高速道で起こした死亡事故を思い出した。この息子は交通違反の ...

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東西南北

 サンパウロ水道公社(Sabesp)が連続4~5日断水という厳しい給水制限の実施を検討していると報じられている中、サンパウロ市北部ヴィラ・メデイロス在住の弁護士が、同氏の住む家に対しSabespが給水を止めることを禁じる判決を勝ち取っていたことが明らかとなった。この弁護士は、14年5月にSabespが公式な発表もなく水圧を下げ、 ...

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大耳小耳

 伯将棋連盟総会の会計報告では支部の存在が焦点となった。全盛期には全伯各地域に30余の支部が存在し、年会費を納めていたが、近年その大多数の支部から支払いが行われていないとか。会員からは「支部に会計報告書を送って欲しい。年会費の使途がわからないから払わない所もある」との意見が上がり、連盟は会計報告書の配布を即時決定した。しかしその ...

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武井誠さんを偲ぶ=サンパウロ 安良田 済=(1)=古野菊生に認められた才能

 武井誠さんの死亡を知ったのは、死後2年半ばかり後のことであった。「武井誠」と言っても記憶している人は少ないであろう。しかし、ペンネーム「杉武夫」さんと言えば、かなり多くの人が思い出すに違いない。武井さんが生きている時は、その名を想い出すことは稀であった。死亡されたと聞くと、何かにつれ、その名を想い出すのである。武井さんは文学作 ...

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第15回 ブラジルの不動産は危険がいっぱい

 ブラジルのビジネスを難しくしている要素の一つとして「不動産」がある。賃貸も売買も落とし穴がいっぱいだ。ブラジルも一応資本主義国なので、中国のようにすべてが借地で、政府が一方的に突然立ち退きを迫り、ほとんど賠償もしないということはないが、別の意味で似たようなことが起こる。 特に店舗などは、一度お金をかけて内装をし、その場所でお客 ...

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格差拡大する世界からみた日本のすごさ

 話題のフランス経済学者トマ・ピケティ著『21世紀の資本論』の概要は《資産によって得られる富の方が、労働によって得られる富よりも速く蓄積されるため、資産家はより裕福になりやすく、資本主義経済が続く限り、格差は拡大し続ける》(週刊新潮昨年11月20日号)ことだという▼同号いわく《アメリカは1%の「勝ち組」が富の93%を手にする「超 ...

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東西南北

 サンパウロ市のジルマル・タット交通局長は28日、2月28日より、140線の夜行バスの運行を新たにはじめると発表した。それによると、深夜12時から午前4時までのあいだ、合計約500台のバスが運行することになるという。ターミナル間を運行するバスは最新型のもので15分に1本のペースで稼動し、小さな区間はマイクロバスを使う予定だ。サン ...

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大耳小耳

 サンパウロ市総領事公邸で開かれた和食イベントには、脱皮したての柔らかいカニ(ソフトシェルクラブ)のから揚げなど珍しい一品も。小池信シェフは「10年前、ブラジルで日本食と言えば寿司・刺身、シメジ、椎茸、餃子だけという感じだったが、料理人の『日本文化を見せたい』という意欲でこの10年すごく質が向上した」という。日本政府のテコ入れが ...

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