バロッカやヴァイ・ヴァイなど日本移民をテーマにしたサンバパレードは過去にあったが、どれも侍や芸者、移民などの伝統的な内容が中心だった。なかには中国と混同しているチームまで…。アギアはむしろ「今の日本」を中心テーマとしており、歌い出しからして「灰色から新しい国に生まれ変わる」と戦後復興を思わせる。公開された衣装案にはカラオケ機を ...
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オーリャ!
文化庁の120周年記念事業の第一弾、文化交流使として来伯した琵琶奏者の櫻井亜木子さん。国側の企画だが、実際の運営という部分では、日本盛和塾からの依頼により、板垣勝秀さん(ブラジル盛和塾前代表世話人)がサンパウロ市では全面的に手伝っていた。 空港出迎えから日程管理、会場移動、通訳、公演の司会まで全てだ。自身が向かえない場合、仲間 ...
続きを読む »今年はゆがみを正す年に
「原油価格が世界的に大幅下落をする中、唯一ガソリンが上がっている」そう経済評論家はブラジルを卑下する。財政政策のゆがみを正すべく、レヴィ財相が燃料増税を発表したからだ▼当地経済の要はペトロブラス(石油公社、PB)。インフレを抑えるために、PBは高い石油を輸入して安く売る不当な経済活動をここ数年続けさせられ、財務体質を悪化させて ...
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20日のサンパウロ市は、国立気象観測所(Inmet)の公式発表によれば35・6度だったが、実際の街中はもっと高い温度を記録していた。中には40度を超していた地域もあり、お茶の水橋(42・3度)、3月25日通り(41・7度)、パウリスタ大通り(40・6度)と、人通りの多く、舗装されたところで温度が高くなっていた。また、1~20日 ...
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薗浦健太郎・外務大臣政務官は、ジャパンハウス設立の現地調査を当地で行なったその足で、パリへ向かった。今月7日にフランスで起きた週刊紙襲撃事件に関し、現地で関係者とテロ対策に向けた協議を行なうとか。「現場を訪れ、献花などできれば」との希望も。一昨日はイスラム国で日本人殺害予告が出るなど、外務省はてんてこ舞い。同政務官の当地滞在は ...
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20回以上スタジアムに足を運び、サッカーの試合を見た。全国選手権1部に飽き足らず、2部のも見てきた。いつも驚かされたのは、観客から味方選手や監督に向けられるヤジの辛らつさだ。 「辞めちまえ!」「あいつにパスすんな、怪我しろ」などと平気で言う。それでいて自分達の事を「我ら忠実なサポーター」とか「この愛は永遠だ」などと大声で歌って ...
続きを読む »樹海
阪神淡路大震災から20年。我が家はあの年、日本で年を越し、次女の妊娠を確認した後、震災前夜の16日夜、ブラジルに戻る飛行機に乗った。何も知らずにブラジルの空港に着き、迎えに来た人達から「大丈夫だったか」と訊かれて戸惑った事も思い出す。17日のNHKの特別番組であの年に生まれた人が成人式とも聞き、時の流れを感じた▼サンパウロ市で ...
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19日午前、サンパウロ市南部ジャバクアラで、銀行強盗を目論もうとした強盗が、軍警相手に銃撃戦と車による逃走劇を繰り広げる事件が起きた。軍警は午前6時に「8人の集団が銀行の前で怪しい行動をとっている」との連絡を受け、現場に急行したが、到着するとその集団がマシンガンで銃撃してきた。集団は盗難車3台で逃走し、うち1台は通りがかったフ ...
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沖縄タイムスによれば、沖縄県のサンバグループ・アンダギーニャのリーダー宮城佳代子さん(35)と沖縄ブラジル協会事務局長の米須清秀さん(45)が14日、那覇市役所に久高将光副市長を訪ね、22日に姉妹都市のサンパウロ州サンビセンテ市で開催される「市創立記念ミュージカル」に出演することを報告した。米須さんの夢は「那覇の一大イベントと ...
続きを読む »特別寄稿=心配なサンパウロの水事情=貴方の家の水は大丈夫?=駒形秀雄
暑いですね。こう暑いと何だかこうおっくうになり、面倒なことはつい「後で又」となってしまいます。ボンヤリとテレビなどを眺めていると、新しくサンパウロ州水道公社(SABESP)の社長になった人が話しています。「最近の雨にも拘わらず、水不足は深刻である。このような降雨状態がこれからも続くならば、サンパウロ一の水がめカンタレイラ(貯水 ...
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