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コラム

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東西南北

 今回のワールドカップに関して現時点でもっともアンラッキーな観光客はこの二人だろう。オーストラリアからのある新婚夫婦は13日にバイア州サルバドールで行なわれたオランダ対スペイン戦を見るために航空券を買ったが、着いたところはメキシコに近い中南米の国エル・サルバドルのサン・サルバドルだった。「乗換えがあるものだと思っていたら何もなか ...

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樹海

 「エイ、ジウマ、ヴァイ・トマ・ノ・クー!」(ジウマ、オカマほられろ!)。ありえない最低の罵声が大統領に浴びせられた。しかも、7年越しに準備をしてきたW杯開幕戦会場で、他国大統領や来賓と一緒の時に、6万人の観客(国民)から大合唱された▼暴力的な抗議行動より、ある意味、もっと過激だ。一国の大統領にとってこれほどの恥辱があるだろうか ...

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大耳小耳

 「息子たちに家族の歴史を残したかった。気力を振り絞って書いた」というサンパウロ市在住の中野文雄さん(92、福岡)の自分史『子供移民の半生記』を、本日から6面の小説欄で掲載する。1935年に13歳で移住し、戦中バーラ・ボニータでは3度も理不尽な軍警察の家宅捜索を受けた。手塩にかけて育てた収穫直前の棉畑を捨てて夜汽車で決死の逃避行 ...

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オーリャ!

 W杯が始まった。開幕前は不穏な空気が漂っていたが、手のひらを返したように盛り上がっているのを見聞きし、拍子抜けする思いだ。先日はラジオで「やるだけの抗議行動はやった。でもどうにもならなかったから、大会が終わったらまたデモをする」などというコメントも聞いた。 開幕日に普通の格好でお茶の水橋を歩いていた男性は、取材に対し「今年は応 ...

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東西南北

 ワールドカップに関して心配された開催都市の旅行客に対しての印象だが、15日付アゴラ紙の記事によると、同紙のアンケートに答えた外国人観光客から見たサンパウロ市のホスピタリティはなかなか好評だという。クロアチア、メキシコ、コロンビア、スイス、フランス、オーストラリアなどからの観光客は「食事がおいしい」「気候が快適」「繁華街のナイト ...

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樹海

 自国開催のW杯だから盛り上がっているでしょうねー。6月初旬に日本からの電話で聞かれて、「実はいま一つ盛り上がりに欠けているんです」と答えた今回のW杯。他の国でのW杯の時は1月以上前に道路が飾られ、わくわく感が漂っているのに、今回はW杯反対デモが繰り返し起き、景気も今一で火がつくのが遅れに遅れた▼だが、12日の開幕日とその直前、 ...

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大耳小耳

 中田カフェの開店イベントには在聖総領事館の福嶌教輝総領事や、県連の本橋幹久会長の姿も。中田さんと談笑していた福嶌総領事は「47県人会の存在も知っておられ、日系社会に対し非常に理解がある」と話し、本橋会長は「閉店後すぐに帰らず、7月4日からの日本祭りにも来てもらえないかと伝えましたよ」としっかりアピールしたよう。     ◎ 報 ...

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オーリャ!

 過去最低の盛り上がりと言われるなか始まったW杯。開会式の始まるころ東洋街に出ると7割の人がブラジルのユニフォームを着て歩き、常に誰かがブブゼラを吹き、奇声を上げている。 滞伯歴の浅いオーリャ子は「これで盛り上がっていないのか…」と軽い怖ろしさを感じながら1人でアニャンガバウーの野外観戦会へ。 会場は身動きが取れないほどの大入り ...

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樹海

 日韓、ドイツ、南アフリカ、そして今回。ブラジルで4回目のW杯を迎えるコラム子だが、あまりサッカー自体には関心がない。ただ、開幕が近づくにつれ、市民が浮き足立つことで生まれる独特の高揚感は大好きだ。カーニバルが近づくにつれて変わってゆく雰囲気とはまた違う、国威発揚的なイメージも加わる▼今回はそういう空気がほぼなく、本当にこの国で ...

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東西南北

 開幕戦を見事白星で飾ったセレソン。その立役者となったのは2点を決めたネイマールと、1点目のアシストとダメ押しの3点目を決めたオスカールだった。ネイマールは「開幕戦で2得点なんて想像以上だよ」と語り、開幕前に調子が上がらないとささやかれていたオスカールは、「マスコミのいうことなんて関係ない。チームプレーに徹するだけだ」と語り、「 ...

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