「なぜブラジルで日本語を勉強するのか?」――19日午前、オンラインで南米全伯日本語教育会議のプレ会議が行われ、50人以上が参加して日本語教育の将来を熱心に討議した。来年2月27日実施予定の本会議の予備会合という位置づけだ。 閉会式の挨拶で、主催したブラジル日本語センターの日野寛幸副理事長は「われわれが英語ではなく、日本語を教 ...
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東西南北
17日、ツイッター上を「ウクラニザ・ブラジル(ブラジルをウクライナにせよ)」とのハッシュタグが大量に立った。これは「新型コロナウイルスワクチンの義務化」を問う最高裁の審理で義務化を支持する判事が多数派になったことを受けて反対派が起こしたものだ。この言葉は今年の5月に「反最高裁・連邦議会」の反民主主義デモが起きた際、最高裁に花火 ...
続きを読む »知っておきたい日本の歴史=徳力啓三=(23)
冷戦の推移と日本の経済発展 1961年、東西に分断されたドイツでは、東ドイツが住民の西側への脱走を防ぐために東西ベルリンを隔てる壁を築いた。ベルリンの壁は、近代都市の中央を二重の壁で遮った。この壁は東西冷戦の象徴となった。この壁を越えて西ベルリンに脱出しようとした東ドイツ人は射殺された。ベルリンの壁は、1989年に崩壊、冷戦が ...
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サンパウロ州が17日、サンパウロ市モノレール17号線の工事再開を宣言した。工事担当の建築企業体と新たな契約が交わされたためだ。同線はコンゴーニャス空港からCPTM9号線モルンビ駅までと、地下鉄5号線カンポ・ベロ駅までをつなぐもの。当初はサッカーW杯の行われた2014年完成の予定だったが、様々な事情で工事が中断。市内南部から西部 ...
続きを読む »特別寄稿=世阿弥(ぜあみ)『風姿花伝』から=「後悔のない老後人生」学ぶ=サンパウロ・ヴィラカロン在住 毛利律子
70歳以上の高齢者が「人生で後悔していること、それは・・・」 70歳以上の高齢著を対象にした、とあるアンケートの衝撃的な回答がある。 「これまでの人生で後悔していることは?」という問いに、男女別に集めた回答の中で70%の高齢者が、「自分の人生を振り返って後悔していること。それは歴史から何も学ばなかったこと。この年で少々のお金 ...
続きを読む »《記者コラム》やはり「あれ」は介入だったのか?
11日に発覚したブラジル情報局(ABIN)による、大統領長男フラヴィオ上議のラシャジーニャ捜査揉み消し疑惑。これまでも数々の疑惑と騒動を巻き起こしてきたボルソナロ大統領だが、これは致命傷にもなりかねない、きわめて危うい疑惑だ。 報道された内容はもちろんひどいものだ。国の諜報機関が、大統領の息子の犯した犯罪を反故にするために個 ...
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サンパウロ州選挙地域裁は15日、大サンパウロ市圏エンブー・ダス・アルテスの市長選で再選したネイ・サントス氏(共和者・RP)と副候補のウゴ・プラード氏(民主運動・MDB)のシャッパの当選を無効にした。これは、労働者党(PT)などをはじめとする左派政党が起こした訴えを裁判所が認めたもの。訴えによると、サントス氏らは選挙期間中に規定 ...
続きを読む »《記者コラム》公私混同のリーダーと踊らされる支持者
ボルソナロ大統領が15日に「私は予防接種を受けない」と断言した。700万人が新型コロナに感染し、18万人以上が死亡しているのにだ。 たとえ大統領でも、単なる「一個人、一般人として」と限定して言う分には、何を考えても何を言っても自由だ。だが、大統領という肩書がついた「公人として」なら話は別だ。どこで何を語り、どう行動するかは慎 ...
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サンパウロ州地裁は14日、州内のバーやレストランに対し、午後8時以降の酒類の販売を許可する判断を下した。この時間帯の酒類の販売は、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けたサンパウロ州政府が11日に禁止し、12日から発効となっていた。だが、打撃を受けたブラジル・バー・レストラン協会(Abrasel)が「酒類は我々の売上の50%を占 ...
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ダッタフォーリャの最新世論調査によると、ボルソナロ政権は8月末の時点と変わらず、37%の支持率となっていることがわかった。その割に全国市長選で惨敗したのが不思議だが、選挙時に行われた州都での調査でも報じられていたように、場所によって支持率はバラバラ(サンパウロ市は20%台前半)だから、その平均をとればこういう数字ということか。 ...
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