米国で先週、最高裁女性判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ氏が亡くなったことが、国を挙げての大騒ぎとなった。彼女が亡くなった夜には、87歳の高齢で亡くなったにもかかわらず、主に若者たちが最高裁前まで足を運び、彼らの間の呼び名にもなっている「RBG」の死を追悼した。そして「RBGの死はトランプ氏の大統領再選よりも危険だ」とまで言っ ...
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東西南北
米国のタイム誌が22日、「世界で最も影響力のある100人」に、ブラジルからはボルソナロ大統領とユーチューバーのフェリペ・ネットの2人を選んだ。ボルソナロ大統領といえば、今やトランプ大統領と並ぶ“世界的な政治家”。タイム誌が7、8年前に、ジウマ大統領を同様の企画で「進歩的な女性像」として選び続けていたことを考えると隔世の感がある ...
続きを読む »二つのパンデミックを乗り越えた人々
少し前の話になるが、14日付ニュースサイトで、二つのパンデミックを乗り越え、自宅に戻った男性の記事を見た。ミナス州在住で、102歳のライムンド・オリヴェイラさんだ。 ライムンドさんは生後9カ月でスペイン風邪に罹患したが、それを乗り越えた経験の持ち主だ。 同氏は75年前、現在92歳のニヴェルシナ・マリアさんと結婚。幸福な家庭 ...
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新型コロナウイルスの感染爆発の最中に評判が上がった企業のひとつに、家具や電子電気機器の小売業者マガジネ・ルイーザがある。これまでも、「外出自粛期間中の従業員解雇なし」「ネット販売の送料無料」「コロナ対策への巨額寄付」などが話題となっていたが、同社は現在、「黒人のみを対象とした研修プログラム」を開いて話題を呼んでいる。これには「 ...
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20日に行われた女子ビーチバレーの大会で3位に入った2人組のチームのひとり、カロル・ソルベルグがインタビュー中に突然、「フォラ(やめろ)、ボルソナロ」と大統領を批判する発言を行い、話題となった。ブラジル・バレーボール連盟(CBV)は、この発言に強い不快感を示した。同連盟は、公立のブラジル銀行がスポンサーについている。この騒動の ...
続きを読む »《記者コラム》パンデミックは好機?! 一気に進む世代交代
「戦後移民の時代」は訪れることなく、過ぎ去った。結果的に、それで良かったのかもしれない。アアダコウダ言わず、素直にそう考えた方が前向きか。30代、40代の若者らが中心になって実施され、実に手際よく広範な内容を含みつつ、コンパクトに凝縮された「文協統合フォーラム2020」(FIB)オンライン・ライブを試聴しながら、そんな印象を受 ...
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18日、ブラジルのネットはなつかしい写真で溢れた。それはこの日が、ブラジルでのテレビ本放送70週年記念日だったからだ。1950年、今はなきトゥピー局が放送を開始したのが最初となる。日本のNHKが本放送をはじめたのが1953年2月1日なので、それよりも2年半近く早かったことになる。ブラジルはテレビ文化をかなり貴重な歴史資料として ...
続きを読む »知っておきたい日本の歴史=徳力啓三=(14)
《補講》明治維新とは何か 一国の統治者が、自らのその身分を廃して、新しい国家をつくった世界に例のない改革は、なぜ実現できたのか。 欧米の列国は、1800年には地球の陸地の約35%を支配していました。第1次世界大戦が始まった1914年には、その支配圏は約84%に達していました。 日本はその中で欧米列強の植民地化をまぬがれてい ...
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投票日まで2カ月を切り、そろそろ、サンパウロ市市長選のことが気になりはじめる頃だ。フォーリャ紙によると、現職のブルーノ・コーヴァス市長は、最大のライバルになると目されているセウソ・ルッソマノ氏に関して、ボルソナロ大統領に支持してもらった方がむしろ助かると考えているという。それは、ブラジル南東部では大統領拒絶率が40%前後と高い ...
続きを読む »《記者コラム》2030年サッカーW杯まで安心なブラジル新世代
サッカーがブラジル国内で再開されて、一月近くが経過した。その短い期間の中で楽しみなことが起こって来ている。 それは、昨年のU17W杯での世界一に貢献した選手たちのうち4人が、早速プロの世界で活躍していることだ。カイオ・ジョルジュ(サントス)、ペグロウ(インテルナシオナル)、タレス・マグノ(ヴァスコ・ダ・ガマ)、そしてガブリエ ...
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