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特別寄稿=鴨長明を次々に襲う厄災=最古の災害文学から人生学ぶ=サンパウロ・ヴィラカロン在住 毛利律子

 コロナ禍で、古典文学を読む人が増え、ネットでも多くの作品が紹介されている。時代を超えて人々に大切なことを伝える、古典ならではの影響力の大きさ故であろう。  今話題の鴨長明『方丈記』もその一つである。  800年前の鎌倉時代に書かれた鴨長明『方丈記』は、「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」という有名な書き出しか ...

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反大統領派の看板キャスター解雇! ついに検閲の前触れか

ラケル・シェヘラザーデ(Instagram)

ラケル・シェヘラザーデ(Instagram)  8日、国内で2、3番手の視聴率のテレビ局SBTは、女性看板キャスターのラケル・シェヘラザーデの解雇を発表した。これに対し「ついにボルソナロ政権による検閲行為、開始か?」と見る向きが少なくない。  その前触れがないわけではなかった。SBT社主は、一介のフェイランテから成り上がったブラ ...

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東西南北

 8日午後4時頃、サンパウロ市地下鉄5号線のアドルフォ・ピニェイロ駅の券売所の傍で、男性が女性を人質にとる事件が起きた。現場に駆け付けた軍警の特殊戦術行動隊が、犯人と交渉を行った結果、2時間以上を経た午後6時10分に女性は無傷で解放された。女性の背後に回って喉元にナイフを突きつけていた犯人も逮捕された。犯人の名前は明かされていな ...

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医療従事者の83%が燃え尽き症候群に

現場で働く医師や看護師達(Rovena Rosa/Agencia Brasil)

 6日夜、伯字サイトの一つで、医療現場の83%に「燃え尽き症候群」の症状が見られるとの記事を見つけた。燃え尽き症候群は、一定の生き方や関心事に献身的に努力したが期待通りの結果が得られなくて感じる徒労感や欲求不満、または、目標達成後に生じる虚脱感を指す。  医師や看護師、看護助手などを対象とする調査の結果、同症候群の症状を呈した人 ...

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東西南北

 5日から続いた3連休。予想されていたとはいえ、3日とも天候が良かったところが多かったことで、海岸は全国的に大勢の人でにぎわった。それだけでなく、バーやレストラン、公園でも、人が多く見られた。サンパウロ市などでは5月に、祝日前倒しの「フェリアドン」を導入し、「休みを生かして外に出ない」ことで、感染拡大を少しでも抑制する政策も行わ ...

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東西南北

 サンパウロ州検察局の教育部門担当検察官のダニエル・セーラ・アズル・ギマリャンエス氏が、州内の学校再開に関して「10月再開は非常に難しい」との見解を示した。だが、ジョアン・ドリア州知事は10月7日の再開を目指している。それに関し、「州が再開する際に求めている器具や衛生状態を10月までに州内の全校に行き渡らせるのは、現実的に考えて ...

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知っておきたい日本の歴史=徳力啓三=(12)

第 4 節 幕府政治の展開  18世紀に入ると、年貢米に依存する幕府財政は、米価に左右されて絶えず不足がちで、旗本・御家人への俸禄も事欠くようになった。1716年、第8代将軍徳川吉宗は「世直し」を唱え、率先して粗衣粗食を実行して、家臣や町人に倹約令を出した。  諸大名には石高の100分の1の米を幕府に上納させる「上米の令」を発し ...

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東西南北

 ネット調査団体「GPSイデオロジコ」の調査によると、1年前は極右よりだったツイッター上の政治に関するインフルエンサー(意見が影響力を持つ人)が、中道寄りにシフトしてきているという。その現象は、ジョイセ・ハッセルマン下議やウィルソン・ヴィッツェル・リオ州知事といった、ボルソナロ大統領支持だった人に顕著だという。この傾向は、セルジ ...

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特別寄稿=老化現象への挑戦 アチバイア市在住  中沢宏一

  □序文□  「老化現象への挑戦」と厳めしい題名をつけたが、老化をそのままにしておくと悪化の方向に確実に進行してゆく。健康に自身があり、まともな食事をし、運動も適宜にしてきた人でも老化は起る。それにそれまでの事故、怪我の後遺症と遺伝的な要素も加わり、現れて来る。  「70歳になると違うよ」とよく先輩にいわれた。しかし ...

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ボルソナロ氏はセントロン的なのか、ナチス的なのか?

1日のボウソナロ大統領(Carolina Antunes/PR)

1日のボルソナロ大統領(Carolina Antunes/PR)  「ボルソナロ大統領が福祉政策に燃えている」。こういう言われ方が、最近よくされる。  伯字紙などの報道によると、大統領は自身の罷免を避けるための切り札として「ボウサ・ファミリア」に代わる福祉政策「レンダ・ブラジル」を成功させ、それを2022年の大統領選再選のための ...

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