リオ市議会は3日に、マルセロ・クリヴェラ市長に対する罷免請求を受け入れ、罷免審議を始めるか否かの投票を行う。同市長への罷免請求は、昨日付本面でも報じた、マスコミが批判的な報道をしないよう、監視、妨害活動を行っていたグループ「クリヴェラ親衛隊」の捜査が行われたことで提出された。市警の捜査はテレビでも大きく報道され、同市長に対する ...
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《記者コラム》生活態度や思考で要介護リスクを減らすには
新型コロナウイルスの感染拡大で、急を要さない検査や手術を延期したりキャンセルしたりした医療機関が多く、感染拡大が減速したら手術数が急増するだろうとの記事が8月24日付エスタード紙に掲載された。 コラム子も手術が延期された一人だ。でも、7月初めに手術を受ける事が出来、動きたくても動けない人や、動けるのにうつなどで動かない人達が ...
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ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事は、10月7日からの学校での対面授業再開を目指している。だが8月31日付現地紙によると、全38市で構成される大サンパウロ都市圏の内、9市は既に、学校での対面授業再開を2021年に定めているという。その9市とは、コチア、イタペヴィ、マイリポラン、マウア、オザスコ、ピラポラ・ド・ボン・ジェズス、リ ...
続きを読む »特別寄稿=モーリタニアを救った日本人=タコ漁を教えた中村正明さん=サンパウロ市在住 酒本恵三
アフリカを貧困から救った一人の日本人――。モーリタニアという国を知っていますか。アフリカ北西部に位置するモーリタニアは、人口はおよそ300万人。国土の9割は砂漠で覆われており、砂漠と大西洋に沈む夕日を楽しめます。 平均月収はおよそ2万ウギア、円に換算すると7千円弱です。2011年のある日の事です。モーリタニアにある日本大使館 ...
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「雪が降るのでは」とまで言われ、今年一番の冷え込みとなった先週末から一転、今度は最高気温が30度前後の真夏並の気温となったサンパウロ州。急に来たこの暑さに耐えられなくなったのか、8月30日は、サントスの海岸に海水浴をする人たちが殺到した。これと同じ現象は、お隣のリオ州の海岸部でも起こったと報じられている。「せっかくコロナ感染拡 ...
続きを読む »《記者コラム》集団免疫に近づいたサンパウロ、リオ、マナウス
8月22日、「世界の幾つかの都市では集団免疫になった可能性がある」というニュースが急に流れた。それまでは学術系サイトでしか散見されなかった内容が、20日を区切りに一般メディアでも表れた。 例えばグローボ系列のリオ地方紙「エストラ」サイト22日付≪新型コロナウイルス研究者「日常復帰のかなり近くまで来ている」≫記事は、次の一節か ...
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大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポの遊園地「シダーデ・ダ・クリアンサ」が26日、閉園を発表した。1969年設立の同遊園地は、ブラジル内でも最古参の遊園地として有名で、州外からも観光客を集めていた。思い出のある人も少なくないだろうが、経営難に加え、コロナがダメ押しをしてしまった。遊園地といえば、2012年にはサンパウロ市 ...
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エドゥアルド・ボルソナロ下議(大統領の三男)は27日、5月に米国で起きたジョージ・フロイドさん殺害事件で、「死因は警官の暴力による窒息死ではなく薬物中毒死」という、検死結果とは異なる“仮説”を拡散し、「全米で盛り上がる黒人の命の保護を訴える運動『ブラック・ライヴス・マター』はテロリストの陰謀」との見解を示した。奇しくも米国ウィ ...
続きを読む »特別寄稿=ヘミングウエーに釣り教えた日本人=キューバで名声誇った松島の漁師=サンパウロ市在住 酒本恵三
※『ラテンアメリカの日本人』(原題:The Japanese in Latin America、ダニエル・マスターソン/サヤカ・フナダ=クラッセン共著、米国イリノイ大学出版部、2004年) より抜粋 ヘミングウエーがノーベル賞をもらったときにたずねていったことがある。彼はハバナ市(キューバ首都)の背後にある小丘陵の上にあるスペ ...
続きを読む »≪記者コラム≫アルゼンチンのように厳しすぎるのも逆に問題
ブラジルの新型コロナ感染者数は300万人超で、死者は12万人近い。さすがにこれだけの数を記録してしまった後では、以前のように「経済活動を再開しろ」などという声を伯国であげるのは「今さら」な感じがあり、外出自粛規制緩和などが市や州で行われると、不安からか批判の声が上がることも珍しくない。 その一方で現在、意外な国で強い抗議運動 ...
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