キリスト教福音派歌手だったフロルデリス下議が、実子や養子に夫を殺害させた事件は各方面に強い波紋を投げかけている。下院では予想通り、罷免が呼びかけられているが、2009年に彼女の半生を描いた映画に出演した女優のレチシア・サバテッラは「彼女は羊の皮をかぶった狼だった」と素顔を語っている。また、彼女同様に半生が映画化された風俗実業家 ...
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≪記者コラム≫新型コロナと共に半年
ブラジル初の新型コロナ感染者確認から半年が過ぎた。最初の感染者確認は2月26日、最初の死者確認は3月16日だ。 当初は、感染者や死者が100人を超え、千人を超える度に騒がれた。だが、重篤な呼吸器障害だけが注目された感染症が多臓器不全なども引き起こす事や、最初の患者発見よりかなり前にウイルスが侵入し、発見当時は既に市内感染が起 ...
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25日午前、ツイッター上では「マジュ・メンチローザ」のハッシュタグが大量に上がった。それは、グローボ局の昼ニュース「ジョルナル・オージ」で「ブラジルで11万7千人が亡くなっているときにボルソナロ大統領は『コロナに勝ったブラジル』というイベントに参加していた」と報じたことをボルソナロ大統領がツイッター上で伝え、「私や政府が犠牲者 ...
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先週の後半から冷え込みの厳しいサンパウロ州。22日にはサンパウロ市セントロでは気温が8・3度まで下がり、路上生活者が遺体で発見との報道も。先週は南部州で雪が降り、「サンパウロ州でも雪が降るのでは?」と噂話をする人も。今週は日中の気温が20度を超えるとの予報が出ており、降雪はなさそうだ。それでも、朝夕の冷え込みがきつい状態は続き ...
続きを読む »【記者コラム】ポルトガル語の情報発信を強める中国・ロシア勢、貧弱な日本勢
インターネットにおける日本に関するポルトガル語情報、日本視点から見たアジアや世界のニュースに関する情報発信は欧米勢に比べて実に貧弱だ。 情報収集の重要さは言うまでもないが、それ以上に「どのように情報を発信するか」も大事なはずだが、日本は政府も民間企業も、どこか内向きになってしまっている。 「日本が世界からどのように思われて ...
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サンパウロ州でも19日頃から急に冷え込みが厳しくなった。南極から寒気団が北上しているためで、すでにブラジル南部では降雪を記録したところが何カ所もある。サンパウロ州でも今週末の冷え込みは厳しく、予報だと22日には最高気温が14度以上にあがらず、最低気温も8度前後になるとか。標高が高いところでは、もっと下がりそうだ。これまでの気温 ...
続きを読む »知っておきたい日本の歴史=徳力啓三=(11)
第3節 産業の発達と教育・文化の普及 17世紀のなかばになると、戦国時代の荒々しい気風も弱まった。5代将軍徳川綱吉(1646―1709)は1687年、「生類憐みの令」(しょうるいあわれみのれい) を発し、あらゆる生き物の殺生を禁じた。犬や猫でも虐待したら島流しになるなど行き過ぎた処罰は批判を浴びて、「犬公方」とよばれたが、一方 ...
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サンパウロ市は、今年の上半期における苦情受付センターが受けた内容の統計を発表した。苦情の総数自体は昨年の同時期より2%上がっただけだったが、その内容のほとんどが新型コロナウイルス絡みのものだったという。目立つのは、「外出自粛を破っている人がいる」「店を違法開店している」「規制緩和で開店した店の衛生基準が不十分」などといった内容 ...
続きを読む »特別寄稿=講師随想「ブラジル紀行」=三重県在住 修養団講師・伊勢青少年研修センター 中山貴生(たかお)
令和二年一月七日、サンパウロ・グアルーリョス空港に降り立った私を迎えたのは、照りつける夏の日差しであった。ふと外に目をやると、電光掲示板に記された気温は三十六度。三十時間の旅路の末、遂に辿り着いたのである。地球の裏側、ブラジルに。 さて、皆さんはブラジルでも修養団運動が展開されていることをご存知だろうか? 今を遡ること九十四 ...
続きを読む »特別寄稿=デイゴの花=サンパウロ州アチバイア在住 中沢宏一
沖縄県の唄『島唄』は、「デイゴの花が咲き 、風を呼び、嵐がきた」で始まります。宮沢 和史 が作詞・作曲し、1993年に発表された沖縄県を代表する唄です。150万枚売り上げる大ヒットとなり、レコード大賞を受賞をしました。 宮沢氏がひめゆり平和記念資料館を訪れた折り、ひめゆり学徒隊の生き残りのおばあちゃんと出会い、洞窟の中で逃げ ...
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