ニッケイ新聞 2012年6月21日付け 「夜もすがら 荒き風吹き外にかけし 馬の首輪の鈴鳴りつづく」。15日、96歳で亡くなったコロニア歌人、清谷益次さんの作品だ。10歳で家族と移住、ミナスの開拓小屋での耳の記憶を詠んだもので、日本の賞も受けたときいた▼戦後に復刊させた短歌誌「椰子樹」の編集に長く携わり著作も多い。本紙「ニッケ ...
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東西南北
ニッケイ新聞 2012年6月21日付け 昨20日の午後8時9分をもってブラジルは冬に突入した。冬のはじめの数日の予報を見ると、強い寒冷前線が南伯やサンパウロ州、マット・グロッソ州、リオデジャネイロ州南部、ミナス・ジェライス州に雨をもたらし、寒い日が続くという。気象学者は、この冬は暑い日と寒い日の変動が激しく、7月は乾燥しやすい ...
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ニッケイ新聞 2012年6月21日付け 大部一秋総領事がサンパウロ市議会から『パウリスタ名誉市民章』を受章した。いつも総領事に寄り添い支えていた栄子夫人の働きも皆の認める所だったようだ。 授章式前の待ち時間、「取材は後の方がいい」と関係者に言われ端で待っていた。すると、「どうもお世話になりました」と栄子夫人自らが記者の所へ歩 ...
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ニッケイ新聞 2012年6月21日付け これも一つの帰伯デカセギの末路—? ビリグイに住む72歳男性宅に侵入して射殺された、山口マルセーロ容疑者。おそらくデカセギ帰りだったのだろう。窃盗で一度逮捕歴もあり、金融危機後に帰国して仕事がなく、生活苦から常習化していたのかもしれない。弱冠37歳、まだまだやり直しのきく年齢だったのに— ...
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ニッケイ新聞 2012年6月20日付け きょうと明日はサンパウロ州のサッカー・チームにとって重要な試合続き。パカエンブーはリベルタドーレス杯準決勝第2戦のコリンチャンス対サントス。パラナ州ではサンパウロFCがコリチーバとブラジル杯準決勝第2戦。明日はパルメイラスがアレーナ・バルエリでグレミオとブラジル杯準決勝第2戦。いずれのチ ...
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ニッケイ新聞 2012年6月20日付け 羽藤州議主催の記念式典で会場となった1階、2階のプレナーリオはほぼ埋まり、立ち見も出る人出。表彰団体代表者に一人ずつ設けられた席には、団体の名前入りカードが置かれていた。岡村さんは1940年に来伯、サンパウロ州モコッカに入植し、2年過ごした後スザノへ。サンパウロ市に住んで25年になる。5 ...
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ニッケイ新聞 2012年6月20日付け 〃移民の祖〃水野龍は1950年5月にブラジルに戻って以来、サンパウロ市カシンギーに息子と共に住んでいた。三男・龍三郎さんによれば、水野は毎朝必ず7時に仏前に座り、2時間半も念仏を唱えていた。ブラジル移民事業に協力した恩人、笠戸丸などの移民、親類縁者ら何百人もの名前を諳んじ、51年8月14 ...
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ニッケイ新聞 2012年6月19日付け きょう19日、サンパウロ州水道局(Sabesp)はサンパウロ市東部の一部で水の供給をストップする。時間は8〜23時までで、同地域の貯水場の浄水作業のためでSabespによると「通常作業の一環」とのこと。対象となるのはシダーデ・チランデンチス、コンジュント・バーホ・ブランコなどの14地区で ...
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ニッケイ新聞 2012年6月19日付け デカセギが福島原発の作業員として派遣会社に登録されたのが、伯政府の「不満」表明で撤回となった一件は疑問が残った。個人的には、政府の反応はいささか過剰だったように感じる。 求人広告には「原発から20キロ圏内」「防護服着用」「毎日医師の検査を受ける」と明記してあったようだ。面接等で詳細な説 ...
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ニッケイ新聞 2012年6月19日付け 文協大講堂であった移民の日追悼大法要は、月曜日のせいか会場には空席が目立ち、寂しい感じ。木多喜八郎・文協会長は日本語で追悼文を読上げたが、原稿をのぞくとすべてローマ字で書かれていた。日本語が母国語ではないのだから問題はないと思うが、はたして意味を理解して読んでいたのだろうか? 「志なかば ...
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