ニッケイ新聞 2012年6月5日付け 政治の動きが目まぐるしい。首相と小沢会談の決裂は大方の予測を裏切らないまでも、問責決議の2閣僚更迭の意味合いが濃い内閣の再改造にまで事が進み、消費増税がいよいよ本番を迎え、日本の行方を左右するようになった。この政策では首相と小沢元代表の意見はまったく噛み合うところがなく、鉄道の線路が終着駅 ...
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コラム オーリャ!
ニッケイ新聞 2012年6月5日付け 先日、たまたま乗ったタクシーの運転手がデカセギ帰りだった。 妻が三世で、10年日本にいたそうだ。日本の感想を聞くと、「すごく好きになった」。が、また行きたいかと尋ねると即否定し、「もうシェーガだね」と首を振った。 日本に住んだことのあるブラジル人に、「日本を気に入ったか」と尋ねると、皆 ...
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ニッケイ新聞 2012年6月5日付け デンマーク、米国に快勝してきたセレソンが3日、今世紀に入り過去に2敗を喫した強豪メキシコに0—2で苦杯を舐めた。米国テキサス州ダラスの会場はほぼメキシコ応援団で埋め尽くされ、アウェー状態でもあったが、ロンドン五輪用に組まれた現セレソンの若さが出た形となった。これで再び厳しい視線にさらされた ...
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ニッケイ新聞 2012年6月2日付け 静岡県浜松市出身のコラム子だが、同地発祥の「健康体操」についてはブラジルに来て初めて知った。サンパウロ市を中心に900人以上の愛好者がおり、日本でも国際フェスティバルが開かれるほどのものであるとの話を聞き驚嘆。「広い世界を見たい」と日本を飛び出し、ブラジルに辿り着いたわけだが、狭いと思って ...
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ニッケイ新聞 2012年6月2日付け 日本の政界が騒がしくなってきた。消費税増税を巡り首相と小沢元代表の会談が物別れとなり、永田町には緊迫した空気が流れ、民主党分裂かの声すらも上がる。消費増税に政治生命を懸けると言明し続けた首相としても、このまま黙って引っ込めないし、なんとかこの難問を乗り越えたい。その方策が自民、公明との連携 ...
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ニッケイ新聞 2012年6月2日付け 「天地有情四海兄弟」とは、イビウーナ文協の会議室に飾られた達筆な額だ。署名を見ると中曽根康弘とあった。ブラジルはもちろん、日本でもそんなにあちこちにはない。かの大勲位の寄贈品からは、物理的な日伯間の距離とは異なる、精神的な近さが伺われた。 関係者はこの書を「人類皆兄弟」の意味だというが、 ...
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ニッケイ新聞 2012年6月2日付け 2011年1月にブラジルのクラブに復帰して話題を呼んだロナウジーニョが所属のフラメンゴを退団することになった。理由はフラメンゴ側が給料の支払を5カ月分(約500万レアル)滞納させたためで、現在リオの裁判所で審議中。一説ではパルメイラスが獲得に乗り出すという話もあるが、本人は「手術を終えたば ...
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ニッケイ新聞 2012年6月1日付け 沖縄県庁の敷地内にある「復帰記念」石碑の建立費は、本紙提携紙『沖縄タイムス』に「150ドル」とあった。写真を見る限り立派。「安すぎるのでは…?」と取材記者に問い合わせると、石は国頭郡東村から取り寄せられ、在伯沖縄協会の屋比久孟清会長(当時)が寄贈を受けたものだった。石代がかからなかったため ...
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ニッケイ新聞 2012年6月1日付け 「いまから麻酔をしますからね」という日本語が、クリニカス病院に入院して肺の一部を切除する手術が始まる直前に聞いた最後の言葉だった。偶然に麻酔医が日系女性で、しかも日語が達者だった。「こんなことは日系人が多いサンパウロ市以外ではまずありえないな」と感心しつつ意識を失った▼手術後、気がついた時 ...
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ニッケイ新聞 2012年6月1日付け 5月26日のデンマーク戦に続き、5月30日の米国戦も4—1で快勝したセレソン。ネイマールの先制点に続き、チアゴ・シウヴァ、マルセロ、アレッシャンドレ・パトが得点を決め、ゲームメイカーのオスカーのプレイも絶賛された。ロンドン五輪もにらみ、ほとんどが23歳以下の若いセレソンの活躍にマノ監督も「 ...
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