23日付アゴラ紙によると、新型コロナウイルスの影響はサンパウロ市のレストランの勢力地図にも影響を与えているという。それまで圧倒的に強かった、商業地区でのレストランの売上が激減しているという。たとえば西部の富裕地区でレストラン街としても知られるイタイン・ビビでは85%も売上が落ちた。これは単に「店が開いてなかった」ことだけを意味 ...
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《記者コラム》樹海=市長選を前に左派勢力図に異変
今年の全国市長選は新型コロナウイルスの影響で、通常より1カ月遅い11月に行われるが、今の時点で早くも「異変」が現れている。しかも、それは「左派」に顕著に出ている。「左派の雄」のはずの労働者党(PT)がピリッと来ないのだ。 しかもそれは2016年のように「ラヴァ・ジャット作戦の余波で」ということではない。現在の同党の問題はそれ ...
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サンパウロ市カーニバルのデスフィーレ(パレード)に出場するエスコーラ・デ・サンバ(サンバチーム)が「来年のカーニバルは5月に開催してほしい」と、主催者である市に希望していることがわかった。通常は2~3月。20日にスペシャル・グループに属するチームの連合会「LIGASP」の会合で意見でまとまった。同連合会はすでに「我々はパレード ...
続きを読む »特別寄稿=メキシコ革命に参じた日本人移民=300人が革命軍に「就職」=メキシコ在住 荻野正藏
革命はじまる 革命は男の夢を掻き立てるものです。革命という言葉を聞いただけで、昔の人は血湧き肉躍ったものでした。 ロシア革命に先立つこと7年、メキシコにも革命がありました。そんな革命の中で日本人移民がどう生きてきたか、が今回のテーマです。 まずは、メキシコ革命がどうして始まったのか、から説明します。 メキシコは1810年 ...
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新型コロナウイルスに対する外出規制が緩和され、交通機関に人が戻っているサンパウロ市だが、アゴラ紙の報道によれば、地下鉄やCPTMではコロナ対策のルールが守られていない駅が目立っているという。どの駅でも、利用客の手を消毒するためのアルコールジェルがきちんと置かれておらず、駅のプラットフォームや螺旋階段で対人距離がしっかり取られて ...
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18日付本面記事《日系女性初のブラジル大使誕生=石谷ファチマ恵子さん快挙!=姉妹3人が外交官の家系》に関して、「女性大使の任地が書いてないが、どこの国の大使になったのか?」という問い合わせがあちこちからあったので、補足する。ブラジルの場合、「Embaixador(a)」は職務、業務ではなく、階位、ステータスのようなものとのこと ...
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ボルソナロ大統領は19日、コロナウイルス感染で隔離中の身でありながら、官邸前にデモで集まった支援者の前に、池を挟み距離を保って登場した。大統領はそこでクロロキンを宣伝し、結党が大幅に遅れている自身の党「ブラジル同盟」について語り、「うまくいかなかったら別の手を考えている」などと語った。やはり熱心な支持者のあいだでも、新党の件は ...
続きを読む »《記者コラム》ブラジルで「伝統」になった米国南部連合の旗
「虐げられた人々」が集まるブラジルの不思議 世界中からアメリカに移住したい人は多いだろうが、その逆は少ない。歴史的に見ると、ブラジルは数少ないそんな国の一つだ。「どうして世界で最も豊かな米国から、危なくて貧乏そうなブラジルへ?」と不思議がる人もいるだろうが、そこには歴史的理由がある。 ブラジルというのは不思議な国で、歴史的に ...
続きを読む »知っておきたい日本の歴史=徳力啓三=(6)
第1節 武家政治の始まり 保元の乱(ほうげんのらん)とは、後白河天皇と崇徳上皇との間の激しい対立からおこった騒乱です。これに、勢力争いをしていた藤原氏の兄弟や、有力な武士たちが二手に分かれて加担し、戦いが始まったのは1156年でした。戦乱は小規模だったが、都を舞台とした天皇・上皇の争いの解決に、武士が大きな力を発揮した。 こ ...
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新型コロナウイルス感染者が、とうとう200万人を超えたブラジル。堂々の世界第2位の数字だが、1位の米国は350万人。世界全体での感染者は1400万人近くだから、この2国だけで世界の4割近くを占めている。両国とも、大統領がコロナ感染被害を軽視。「それさえなければ」と思う人が多くても仕方ないのでは。また、3位にインドが急浮上して、 ...
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