ニッケイ新聞 2011年9月20日付け 市民運動から叩き上げた首相は「脱原発」を唱えて物笑いになったりもしたが、もっと地道な農業の見直しにも目を向けるべきだった。食糧自給率が40%や耕作放置も増える一方であり、日本の農業は危機を絵にしたようなものだ。戦後の農地改革で約200万ヘクタール(町歩)の農地が小作人に無料に近い価格で払 ...
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東西南北
ニッケイ新聞 2011年9月20日付け ブラジル映画といえば、リオデジャネイロ市のスラム街の犯罪組織を描いた『シダーデ・デ・デウス(Cidade de Deus=神の都市)』が近年の有名作だ。まさにその町で15日、同地域だけで使える紙幣が市役所によって発行された。通貨は「CDD」で、レアルと同じ価値を持つ。発行されたのは0・5 ...
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ニッケイ新聞 2011年9月20日付け 登山家の前田英喜さんが出演した映画『カミーニョス・ダ・マンチケイラ』の上映会には多くの人が訪れ、2回とも満席、チケットも即完売するほど盛況だった。 マンチケイラ山脈の鮮やかな緑色の山々を背景に前田さんが登場。映画のスタッフを従え、山道を軽やかな足取りで歩く前田さんに付いて行けず、息を切 ...
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ニッケイ新聞 2011年9月17日付け スザノ福博村会では75周年記念事業として、村の歴史をまとめた写真のDVDを約4年間かけて、全3巻を昨年完成させた。その後も引き続き、80年目までの5年分を記録したものを、映像入りで制作中だという。本でまとめるのは良くあるが、目で映像を見るとよりイメージがしやすい。二世以降の人の記憶に残る ...
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ニッケイ新聞 2011年9月17日付け 江戸の初期、三代の徳川将軍に仕えた天台宗の天海大僧正は、家康に可愛がられ、神名を「東照大権現」とし、寛永寺を創建と目覚しい活躍だが、庶民には「長寿の和尚さま」として親しまれた。遷化は107歳が有力ながら、150歳説が広く伝わってもいる。将軍・秀忠に長寿の秘密はと下問され「時折、ご下風(屁 ...
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ニッケイ新聞 2011年9月17日付け 24時間以上にわたり、サンパウロ市内各地で2500ものスポーツイベントを同時開催する「ヴィラーダ・エスポルチーバ(Virada Esportiva)2011」が今週末、17日午前8時から18日日午後8時まで行われる。今年5回目となる同イベントでは、パライゾポリス区にアイススケート場、アニ ...
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ニッケイ新聞 2011年9月16日付け レジストロでは11月1、2の両日、「第57回灯篭流し」が開かれる。同文協の金子国栄会長は聖南西連盟総会で、「今年は資金不足で見送られることになっていた奉納相撲を実施すべく、各文協に灯篭を百個ずつ購入してもらうことで資金を捻出したい」と依頼。オザスコ、イタぺチニンガ、カッポンボニートなど力 ...
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ニッケイ新聞 2011年9月16日付け 「手車に野菜果物朝市で満たして思う祖国の汚染地」。9・11テロの10周年当日に行なわれた全伯短歌大会で、大震災に苦しむ日本を想い「フェイラ/朝市」という席題を通して、何気ない日常生活の平和な気持ちを詠ってほしいとお願いしたら、こんな作品が出てきた。汚染地とは、福島原発事故の放射能によるそ ...
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ニッケイ新聞 2011年9月16日付け ブラジル対アルゼンチンのサッカー国際親善試合が14日、アルゼンチンのコルドバで行われ、見せ所の少ない0対0の引き分けに終わったために、「せっかくの伝統の一戦なのに〃眠い試合〃だった」とブラジルマスコミから厳しい批判を浴びている。後ろ足でボールをはさんで前に飛ばし、対面する防御の選手の頭上 ...
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ニッケイ新聞 2011年9月15日付け 日伯運動会を企画した児玉哲義さんは空手の師範で、世界空手道連盟士道館の静岡県本部長を務める。空手の修行を目的に訪日して約20年。武士道精神を通じて日系ブラジル人青少年の健全な育成に尽力し、一昨年はリオ・ブランコ章も受章。自身の道場は、在日ブラジルらが稽古に励むと同時に憩いの場となっている ...
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