ニッケイ新聞 2011年8月11日付け 本紙面でも紹介した桜の研究家、岡村比都美さんは、「多くの人にとって〝桜″といえば思い出。でも思い出を語るばかりで、貴重な桜文化は継承されない」と語る。 彼女の活動は徐々に知られ、日本航空から依頼され、花びらの甘煮をあんこに入れた『桜あんぱん』が、今春ファーストクラスで提供された。 ま ...
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大耳小耳
ニッケイ新聞 2011年8月11日付け 農大会の沖眞一会長によると、桜の寿命は日本で約40年、亜熱帯地域で約20年という。それがなんと、カンポ・ジョルドンで80年まで長生きした例がある。この桜は、隣に植えられた檜と互いに根を絡み合わせて生長し、その防腐効果に守られ寿命を延ばした。沖会長によれば、「相性のいい桜と松を混植すること ...
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ニッケイ新聞 2011年8月11日付け 今年の広島、8・6。菅直人首相が式典に出席した。ま、そんなことはどうでもいい。復興の象徴だった東洋カープが53年ぶりに公式試合を行ない、プレー前には、昨年のジュネーブ国際音楽コンクールで優勝した地元出身の萩原麻未さんが被爆ピアノで鎮魂の調べを響かせた▼広島に原爆が投下されてから66年。開 ...
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ニッケイ新聞 2011年8月11日付け 2010年8月10日に行なわれた米国との親善試合に2対0で勝ち、代表監督デビュー戦勝利という華々しいスタートを切ったマノ・メネーゼス監督。それから丁度1年経つ記念すべき日に行なわれるドイツとの親善試合は、初出場組選手を試す機会でもある。1年前の試合で全米の注目を集めたネイマールは、のどの ...
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ニッケイ新聞 2011年8月10日付け ビラ・カロンで6、7日に開催された第9回沖縄祭り。午後9時にステージのプログラムが終わり、祭りはお開き…なんてことが沖縄の催しで起こるはずもなく、バンカの裏では沖縄県人会ビラカロン支部の人達がカラオケの機械や三線を持ち寄り楽しい宴が始まった。ウチナーグチに混じるポルトガル語がなければ、沖 ...
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ニッケイ新聞 2011年8月10日付け 水野龍の息子、龍三郎さん(80、二世)宅はパラナ州都クリチーバ郊外にあった。あまり裕福な地区ではなく、実に質素な家に住んでいた。44歳年下の妻との間には15歳を先頭に2歳半まで3人の子供がおり、ヤキソバ弁当を作って日々の生計を立てている。あの水野龍の息子がこのような質素な暮らし——と考え ...
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ニッケイ新聞 2011年8月10日付け 20歳以下の選手が参加するサッカーの世界大会SUB20で準々決勝進出のブラジルが、10日に対サウジアラビア戦。選抜チームは同じ日にドイツとの親善試合を行なうため、ネイマール抜きのSUB20と報じられた時もあったが、団体競技は一人だけで決まるものではない。そういう意味では、選手一人の名を挙 ...
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ニッケイ新聞 2011年8月9日付け 「一世、二世、三世、四世の次はノン・セイと言われるように、多くの人は自分の祖先がわからなくなる」と警鐘を鳴らすのは、第二アリアンサ鳥取村に生まれ、今も同地在住の佐藤勲さんだ。 村の歴史、特に在住者の家系図の作成に力を入れ、「第二アリアンサ物語」という小冊子を発行している。 「あまり興味 ...
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ニッケイ新聞 2011年8月9日付け 岩手県人会で10日に催される料理教室の主催者の康本静子さんによれば、「鶏の足は骨や歯の弱りによく効く」。生まれつき歯が弱く頻繁に割れて困っていた2歳の息子のために、毎週5キロずつ鶏の足を買い込み、スープを取ってご飯やうどんなどに利用すること3年。3カ月後には医者も驚く回復を見せ、今では背も ...
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ニッケイ新聞 2011年8月9日付け 2万人超の死亡と行方不明者を出した大震災は、最大の被害を被った宮城県でも復旧が進み、日々の暮しも将来への明るさが見え始めたのは喜ばしい。新幹線や高速道路も使えるし、沿岸の瓦礫対策も進んでいる。被災地では津波などで命を失った方々の発見や災害復旧に献身した陸自第6師団(久納雄二師団長)も宮城県 ...
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