ニッケイ新聞 2010年10月28日付け 数日間の出張帰り、ふと鈴蘭通りを見上げると、「帰ってきた」とほっとする。そんな心が、隙を生んだのかー。 ガルボン・ブエノ街の終わり、タマンダレー街近くから見る、赤と白のコントラストが描く逆のアーチがコラム子のお気に入りだ。 先日そのアーチを下り始めていた時、白人系、20歳前後の男2 ...
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東西南北
ニッケイ新聞 2010年10月27日付け ロメウ・ツーマ上議が26日にサンパウロ市のシリオ・リバネース病院で多臓器不全のために亡くなった。享年79。アラブ系の多い25デ・マルソ街でシリア系コミュニティの重鎮たる家系に育った。第2次大戦時のナチスのアウシュヴィッツ強制収容所主任医官で〃死の天使〃とも呼ばれたヨゼフ・メンゲレが、終 ...
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ニッケイ新聞 2010年10月27日付け 博研会員でもあるブラジル桜イッペー連盟の吉岡パトリシオさんによれば、海岸山脈の植物の苗5千本を植えた場所はカルモ公園の中で1500本の桜が植えられている場所のすぐ隣。昨年カサビ市長が2倍に増やすと約束し、市が費用を負担して更に1500本増やしている最中だ。「一 カ所に3千本なら海外最多 ...
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ニッケイ新聞 2010年10月27日付け 当国では病名は医者ではなく患者本人が決めるものらしい。私事で申し訳ないが肺を患っている関係で、医者通いの日々が続いている。知り合いの親切な薦めにより、セカンド・オピニオン(2番目の医者の意見)を聞くことになり、医者ごとに診断が違うのに戸惑い、成り行きで3番目、4番目、5番目まできてしま ...
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ニッケイ新聞 2010年10月27日付け ふるさと巡りの取材で初めてボリビアを訪れた。約8割が転出したというオキナワ移住地。旅行に元入植者はいなかったが、夫人や高校の同級生が入ったという人がいた。それぞれ家族などに会い近況を話したそうだ。「皆さん苦労した」、南マ州から参加した一世はしみじみ語る。 当日の昼食には、同地では高価 ...
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ニッケイ新聞 2010年10月26日付け 09年12月21日にサンパウロ市パウリスタ大通りのリヴラリア・クルツーラで暴漢に襲われたエンリッケ・デ・カルヴァーリョ・ペレイラさんが、22日未明に死亡した。しゃがみ込んで本を読んでいた時、野球バットで頭を殴られたもので、エンリッケさんは昏睡状態のまま10カ月間クリニカ病院集中治療室に ...
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ニッケイ新聞 2010年10月26日付け 「年をとって思い出すのは故郷秋田。そこから、多くの方が来てくれた。こんなに嬉しいことは無い。知事さん皆様に大変感謝している」。秋田県人会の記念式典では、感無量の様子で桜庭喜太郎さん(92、潟上市)が高齢者代表の謝辞を述べた。川合会長らの計らいもあり、挨拶を聞いた佐竹知事は降壇し、桜庭さ ...
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ニッケイ新聞 2010年10月26日付け 日本はマツタケが大豊作だそうだ。近頃は「茸の王様」とされ珍重される松茸も、アカマツの林や森がきちんと整理されなかったり落ち葉が何層も積み重なってしまい不作が続き、中国や韓国―そして太平洋の向こう側の米やカナダからの輸入に頼っていた。あの松茸ご飯や炭火で焼いた秋の味も京都などの国産だと超 ...
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ニッケイ新聞 2010年10月23日付け 国内映画で今年の最多観客動員数の記録を更新中の映画『トロッパ・デ・エリーチ2』の海賊版DVDが、制作関係者の厳しい管理体制にも関わらず、サンパウロ市セントロを中心に各地で販売されていると21日付けエスタード紙などが報じている。卸元は1枚当り1レアル、セントロのカメローはそれを2・5~5 ...
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ニッケイ新聞 2010年10月23日付け 書道愛好者展に出品された作品を、掛け軸に仕立てる表装の作業は、毎回根本碧水さん(93歳)、妻の布美さんが主に行う。碧水さんは「半紙は伸ばすと破れ、力を抜くと皺が出来る」とその繊細さを話す。技術は独学で身につけ、ブラジルには適した材料が少なく、裏紙、糊は遠方まで買い付けに行く。今回は数人 ...
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