ニッケイ新聞 2009年12月12日付け 自民党は先の総選挙で大敗を喫してからさっぱり元気がない。あの小泉元首相の郵政選挙では、政界や評論家も驚く圧勝だったのにーと悔やんで見ても致し方ない。これではいけないと谷垣禎1総裁が愛用の自転車で47都道府県を巡回し選挙民らの声を聞きたいと意気込んだのは結構ながら、横転して顔を数針も縫う ...
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大耳小耳
ニッケイ新聞 2009年12月12日付け 人文研が今年度から導入した「若手研究員育成のための奨学制度」に応募した候補者9人のうち4人が選ばれた。USP歴史学科の学生3人のテーマは「人種偏見」、「移民政策」、「ブラジルの日本移民研究と日系コミュニティ」、さらにUNESP農学部の学生一人のテーマは「イグアッペ周辺における日系農業技 ...
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ニッケイ新聞 2009年12月11日付け 豪雨が続いたサンパウロの空を眺めながら、映画評論家、故淀川長治氏の名調子を思い出した。 黒澤明監督の名作『羅生門』の冒頭シーンの雨の凄まじさを「あの雨、強いね、すごいね、日本の雨、アジアの雨ですよ」と語っていた。 雨の降り様で地域性を感じる、感じさせる両者の感性に感心するが、空を仰 ...
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ニッケイ新聞 2009年12月11日付け 田中宇さんの国際情勢解説を読んで、世界は米国一極覇権体制からアジア軸、アラブ軸、アフリカ軸、南米軸などと多極化していくのかとの関心がわき、カンピーナス州立大学のルイス・アフォンソ・シモンイス教授の講演「国際金融危機、ドルの否認と地域通貨の誕生」を聞きに行った▼結論から言えば、南米軸の中 ...
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ニッケイ新聞 2009年12月11日付け 青空学級(PIPA)で約1年前から太鼓を指導する山本雄二さん(22、三世)。指導する上で一番大変なことは「atencao(注目)」だそうだ。演奏開始前に一度ぴたりと呼吸を合わせることが必要。11月にあった「第2回春の太鼓フェスティバル」にも参加したPIPA。山本さんによれば、「太鼓の腕 ...
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ニッケイ新聞 2009年12月11日付け サッカー選手の契約更新などが始まり、ブラジル選手権最終節でハットトリック(1試合で3得点を挙げること)を達成したサンパウロFCのワシントンが、1年残留と決まった。報酬はやや減額というが、年間32得点、内10点は終盤の12試合で決めた事が心象を良くした様だ。一方、来年のW杯出場チーム監督 ...
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ニッケイ新聞 2009年12月10日付け ロータリークラブから救済会・憩の園に救急車の贈呈が行われた。以前のものは、設備の不備に加え、救急車としての正式な登録がされておらず、使用上の問題があったとか。今回無事登録を終えたナンバープレートは、同会の正式名称(Assistencia Social Dom Jose Gaspar)に ...
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ニッケイ新聞 2009年12月10日付け 雨が続く南東伯の地盤の緩みは深刻で、8日付伯字紙がサンパウロ州ヅットラ道の路肩の崩れ、G1サイトも、ミナス州ベロ・オリゾンテで環状道路リオ方面行き車線のアスファルト陥没で大穴、サンパウロ州の3街道も陥没やひび割れで通行止めと報道。アスファルトの厚みや質などが不適切な所も多いブラジルでは ...
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ニッケイ新聞 2009年12月10日付け ラジオ体操にYOSAKOIソーラン、阿波踊りに傘踊り。日本の文化が集結した東洋祭り。振り返れば東洋市が開かれ、大阪橋周辺まで美味しい匂いが立ちこめる。 日本祭りをはじめ、各イベントでは各県の郷土芸能が一手に集まる。来伯して初めて見る芸能も数知れず。 こうした祭りでは代表的な日本文化 ...
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ニッケイ新聞 2009年12月10日付け 壮大な八つ当たり――シーズン当初の最下位から始まり、欧州帰りの〃皇帝〃アドリアノを中軸に据えたフラメンゴは中盤から急激に追い上げ、17年ぶりの優勝を見事に決めた。そのニュースをみながら、サッカーという〃社会的ガス抜き装置〃の、大衆からの八つ当たり対象は常に警官隊だと痛感した▼マラカナン ...
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