ニッケイ新聞 2009年9月1日付け 自民党が負けるのは世論調査からも予測できたけれども、まさかこんな大敗するとは思わなかった。民主圧勝。自民は歴史的惨敗の図をこれほど見事に描くのは難しい。野党第1党が選挙でこんなに勝つのは戦後初めてだし、自民のベテランが次々に討ち死にしたのも珍しい。あの海部俊樹元首相も落選、公明党の太田昭宏 ...
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コラム オーリャ!
ニッケイ新聞 2009年9月1日付け ブラジルに来て空手を始めた記者。言葉ができなくても日本語であいさつし、技の名を覚える生徒達にはいつも感心する。 世界中で約五千万人が帯を締め、柔道と並び最も普及した日本の武道、空手。元々は薩摩藩の禁武政策が取られた琉球王朝時代の沖縄で、護身術として発達したものだ。 先日沖縄県人会館で、 ...
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日系社会ニュース ニッケイ新聞 2009年8月29日付け リベルダーデの文協ビル地階にある援協福祉部には毎月約三百五十人が相談に。内山節夫弁護士が週に一度開いていた日本語無料法律相談にも毎回平均五人が悩みを持ち込んでいたが、内山弁護士が健康不良のため、現在休止中。福祉部の八巻和枝部長は、「難しい法律相談を日本語でできる内山さん ...
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ニッケイ新聞 2009年8月29日付け サンパウロ市北部リモン橋付近は二十七日朝、橋のたもとに置かれた手榴弾型の香水入りの黒いガラス瓶のおかげで、交通マヒ。スプレー部分が土に埋り、ラベルも見えないよう置かれた瓶は、傍目では本物か否か判別不明で、一〇時前から一二時過ぎまで片側閉鎖となった橋周辺では、道路が封鎖された所も。偽物と確 ...
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ニッケイ新聞 2009年8月29日付け 四年がかりで、農業の山本喜誉司賞記念史が完成した。編集開始直後に資料が焼却されていたことが発覚―予想を超える労力と時間を費やした。それでも「後世に残す」使命を貫き、日ポ両国語にした。編纂委員の喜びはひとしおだ。 今年入植八十周年のアマゾン地域の受賞者では「ジュートの父」尾山良太の名も。 ...
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ニッケイ新聞 2009年8月29日付け テレビの時代物で人気の8代将軍・徳川吉宗の頃の人口はどれ位か?名町奉行・大岡忠相は,町火消「いろは四十七組」を創設し,貧窮者のために医療施設「小石川養生所」もつくり、江戸に暮らす100万人の健康と防火に取り組んだ。これより少し遡るけれども、ポルトガルがブラジルを発見したときは人口150万 ...
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ニッケイ新聞 2009年8月28日付け 世界剣道大会がサンベルナルド・ド・カンポ市立体育館で本日から開催。関係者に聞けば、会場を選定する上の条件は、「交通の便の良さ、宿舎、練習会場が近くにあるか」だという。場所だけでなく、四面の試合場が設置できる広さ、床の硬軟も審査基準になるというから難しい。「打ち込む時の踏み込む音は会場ごと ...
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ニッケイ新聞 2009年8月28日付け サンパウロ市東部のファヴェーラ・マリア・ルイーザ・アメリカノで二十六日、首都第一コマンド(PCC)が持つ麻薬の精製所と貯蔵所四カ所が摘発され、コカイン一〇〇キロを押収、四人が逮捕された。麻薬到着の日付や使用される車の情報も事前に得ていたという摘発作業は、四月以降最大の収穫。PCCとボリビ ...
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ニッケイ新聞 2009年8月28日付け 南大河州というとドイツ移民のイメージが強いが、日本移民は戦後に入植、集団地もある。 〇六年に入植五十周年祭を取材。失礼ながら、意外に大きな祭典だった。小さなコロニアだけにまとまりがあるのかと思っていたのだがー。 援協と文協が真っ向から対立、日本語モデル校の存続問題に発展している(本紙 ...
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ニッケイ新聞 2009年8月28日付け 歴戦の戦友が倒れたような悲しい連絡が入った。「日米タイムズ(岡田幹夫社長)は九月十日付を最後に廃刊します」とのあいさつ文を、他人事ではない切実さをもって読んだ。同紙は米国加州サンフランシスコ市に終戦直後の一九四六年に創刊された。一九〇三年の羅府新報(ロサンゼルス)に次いで古い邦字紙として ...
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