ニッケイ新聞 2009年7月1日付け 預言と伝説のはざまで誕生した、超近代的な未来都市の謎――。『ブラジリア日系入植五十周年』記念誌(FEANBRA)は、実に読み応えがある文章が多く掲載されている。中でも異彩を放つ一文が、元日本国大使館顧問弁護士、今井眞治さんの「未来都市ブラジリアの誕生」だ▼建築家ルシオ・コスタの発案による飛 ...
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大耳小耳
ニッケイ新聞 2009年6月30日付け 八百キロの野菜を一日がかりで刻み、塩漬けし、絞って、煮て―。バザーでも人気が高い聖母婦人会名物の福神漬け。その作り方を聞いてビックリ。ビニールに挟んで床に広げた塩漬け野菜に板を敷き、なんとその上に車を何度か徐行させて水分を絞るとか。さらに煮るために巨大鍋十二個を一日フル回転、全工程に四日 ...
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ニッケイ新聞 2009年6月30日付け 二十八日午後行われたサッカーのコンフェデレーション・カップ決勝は、2対0と先行された後3対2で米国をねじ伏せたブラジルの優勝。うち二点を入れたルイス・ファビアノはベスト・アタッカーと共に準最優秀選手に、カカーが最優秀選手に選ばれた。ヘディング・シュートを止めたキーパーがラインを割っていた ...
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ニッケイ新聞 2009年6月30日付け どういうわけか麻生首相の人気がさっぱり沸かない。世論調査でも支持は19%ほどであり、これはもう赤信号である。政界では内閣支持率が20%を切れば危ないが常識であり、これで判断すれば、麻生政権の命もあまり長くはない。首相は総選挙の先送りに懸命なようだけれども、どんなに粘っても9月の解散は避け ...
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ニッケイ新聞 2009年6月27日付け 援協事務局によれば福祉センターへの寄付が百万レアルを突破。日本円にすると約五千万円。簡単には集まらない額だ。 援協に対する期待は大きく、寄付贈呈式があるたび聞くのは、コロニアのための医療機関として「われわれが支えなくては」という声。 だが、この浄財は五百弱の個人・団体から届いたもの。 ...
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ニッケイ新聞 2009年6月27日付け 南米で活動を始めて六年目、昨年の百周年で九十四回の慈善コンサートを開いた歌手中平マリ子さん。今年入植八十周年を迎えるアマゾンのトメアスー移住地で二十四日夜、その声を響かせた。二百人が来場、懐メロ、童謡など二十六曲を楽しみ、最後は「ふるさと」での合唱となったとか。入植八十周年記念祭の海谷英 ...
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ニッケイ新聞 2009年6月27日付け 南マット・グロッソ州カンポ・グランデで二十五日朝発生の押し込み強盗は、顔見知りの犯行。呼び鈴で目を覚まし、包丁片手の強盗に「二〇レアル出せ」と脅された被害者が、金はないと答えたところ、犯人は寝室を物色。その隙に警察にと思っていた時戻って来た犯人は、被害者の急所を蹴り上げ、携帯を奪って逃げ ...
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ニッケイ新聞 2009年6月27日付け コロニアにも痛快な毒舌家はいる。あの佐藤栄作首相だったかが「人づくり」政策を打ち上げたときに「(だから)間抜け」ばっかりになるんだと大いに笑い談論風発したことがある。確かに政治家にとって「言葉」は大切だし、演説ひとつを見ても、必ずしも雄弁である必要はないが、訥々とした言い回しではあっても ...
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ニッケイ新聞 2009年6月26日付け 新体制の文協。地方理事も参加した全体理事会が二十四日にあった。 議題は順調に進行、最後に某地方理事が「日本語をもっと大事にすべきだ」という主旨の発言を行なった。 山下譲二副会長が部分的に日本語で説明した以外、会議が百%ポ語だったことを受けてだろう。 これに対し、異議を唱える理事、賛 ...
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ニッケイ新聞 2009年6月26日付け 「ブラジルの日本食ブームの波に乗り、中小企業の輸出促進を」―。日本へ派遣するバイヤー(買い手)を募集中のJETRO。年内にも、何がブラジル人に受けるか調べるために、アンテナショップを開設する話もあるのだとか。確かに定着しつつある日本食だが、名称が知れわたった商品は見当たらない。リベルダー ...
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