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東西南北

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 パラー州とバイア州で立て続けて起きてしまった船の沈没事故は現在、全国に大きな衝撃と悲しみを与えている。物理的、科学的には事故が立て続けておこる必然的な理由は何もないのだが、偶然かつ一気に起こってしまうところが、人知の及ばない不思議な運命とでも言おうか。起こってしまったことは取り返しがつかないし、それぞれの船のタイプも沈んだ状況 ...

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 2017年はルーラ氏が実刑判決、そしてコーロル氏が被告と、元大統領が共に汚職で過去の履歴を汚す事態が続いている。奇しくもこの2人は1989年、軍政終了で民政復帰がなった後の初めての大統領直接選挙で決選投票を争っている。民主国家としてのブラジルの未来を託したはずの2人が、こうして裁かれる姿を見て、複雑な心境を抱く国民も少なくない ...

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 本日付本面で報じているように、エレトロブラスが民営化の道をたどる見込みだが、これに対し、ジウマ前大統領が早速、批判の声をあげている。ジウマ氏によると「エレトロブラスを民営化すると電気代は上がり、電力の確保も難しくなる」とのこと。ジウマ氏や労働者党(PT)は元来、国有資産の民営化を嫌うことで知られている。さらに言えば元鉱山動力相 ...

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 サッカーのフランス・リーグで20日、ネイマールがPSG移籍後、初めて、本拠地パルケ・デ・プランスでの試合に出場した。パリ市民の前での初試合は対トゥールーズ戦で、6―2で圧勝。ネイマールは終始、中心になってゲームを作り、先制点とダメ押しの6点目の2点、さらに1アシストという大活躍ぶりだった。もはや雰囲気としては「ネイマール劇場の ...

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 昨日付本欄で報じた、サンパウロ市のジョアン・ドリア市長がブラジル北東部へ出向いてばかりで、サンパウロ市内での道路、公園、信号などの整備に対応しないとのアゴラ紙の皮肉に対し、ドリア市長が返答した。同市長は「私は1日に16時間でも18時間でも働く。疑うなら一緒に行動してみてもいいよ」と語った。さらに国内外へ出向くことに関しては、「 ...

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 このところ、積極的にブラジル北東部を訪問しており、「大統領選出馬を本気で考え始めたのか?」と言われだしたサンパウロ市のジョアン・ドリア市長。16日はリオ・グランデ・ド・ノルテ州州都のナタールを訪れ、式典で「ジョアン・ドリア大通り」のプレートをプレゼントされた上、「よっ! 大統領」との掛け声まで受けるほどの歓迎振りだった。だが、 ...

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 「シダーデ・リンダがシダーデ・リンパを破った」―。16日付アゴラ紙にこんな見出しが躍った。これはサンパウロ市のジョアン・ドリア市長が、自らの都市美化計画「シダーデ・リンダ」の一環として、同市南部のブラジル大通りに「中央分離帯緑化計画」の立て看板を12枚掲げ、2007年にジルベルト・カサビ元市長が制定した景観法「シダーデ・リンパ ...

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 リオ州では、財政破綻に端を発する保安状況悪化が一段と深刻化している。同州では既に97人の軍警が殺されたと報じられているが、14日には、この状況を風刺するような出来事が、世界的なスーパースター、マイケル・ジャクソンの銅像に起きた。リオ市南部ボタフォゴにある銅像は、1996年に彼がミュージック・ビデオの撮影に訪れたのを記念して作ら ...

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 11日に、ベネズエラの軍事介入の可能性もほのめかした米国のトランプ大統領。だが、12日に自国のヴァージニア州シャーロッツヴィルで起き、全世界を騒然とさせた極右集団の行進に対しては、反差別主義の一般市民の群れに自動車で突進して1人を死亡させる人物まで現れたにもかかわらず、集団の名指しや「極右」という言葉を使わず、及び腰で批判をし ...

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 18年大統領選の注目候補のジャイール・ボルソナロ下議が10日、記者会見を開き、全国環境党(PEN・愛国党に改名予定)への移籍を「婚約者」という形で表現した。同氏は、同党が最高裁に対して起こした「裁判で2審以上で有罪になると出馬できない」という判断見直しを求める訴訟を取り下げれば正式に入党するとのことだ。それにしても、大統領選の ...

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