7月9日(土) ブラジル地理統計院(IBGE)は七日、四月に落ち込んだ工業生産が五月に前月比一・三%増と持ち直していることを発表した。昨年同月比では五・五%の増加。原因は融資再開で、消費者ローンと輸出が活気を帯び始めたためとされる。他にエタノール生産の七・六%増や鉄鉱石増産、原油の生産増加、雇用増進、インフレの沈静化が手伝った ...
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7月8日(金) パロッシ財務相は六日、政府支出削減のショック療法を採用し、基本収支の名目赤字ゼロ政策は実施しない意向を示した。まず治療対象となるのが社会保障院。後を絶たない年金の不正受給防止や累積赤字の解消五年計画を発表する。累積赤字は、二〇〇四年の三〇七億レアルから〇五年には四〇〇億レアルに達する。政府支出の最大のガンは、社 ...
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7月7日(木) 一六〇〇万レアル相当のエイズ感染者向け薬剤が、政府機関の倉庫で使用期限が過ぎたまま滞貨されている。コスタ保健相は前政権で必要以上の薬剤を購入し滞貨したものと、前政権のズサンな管理を非難した。二〇〇四年に在庫調査を行ったとき、期限切れの薬剤の存在を知ったという。保健相は、製薬会社が代替品を納品するよう手続きを始め ...
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7月6日(水) ニューヨーク市場で年内に原油価格が、一バレル当たり八十ドルに達するという予測がある。ペトロブラス石油公団は、政府の燃料政策に従い即時調整は行わないという。長期的には国際価格に沿うが、上下振幅が激しい国際相場を国内市場へ反映させないので、時期的には国際価格より割高になることもあるという。 ◎ もし大統 ...
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7月5日(火) グシケン広報長官が創業した、インダイアトゥーバ市のグローバルプレヴィ社は、同長官離職後の二〇〇三年以降急成長している。同社は、ペトロブラス年金基金と業務契約や権益契約を入札抜きで毎期連続で締結している。社会保障院からペトロブラスの業績を買われ保障プランの管理を、同社は委託された。 ◎ 交際を迫ったが ...
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7月2日(土) カルドーゾ前大統領は、ルーラ大統領に再選断念を勧めると発言した。現大統領が断念発言を行えば、政治危機は緩和されるという。次回を断念しても二〇一〇年に賭ければ、大統領自身のためにも状況が好転すると進言した。現在の状況の中で経済だけが好調であっても、市場の資金ショートは免れないと前大統領はみている。 ◎ ...
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7月1日(金) PTB下院リーダーのムーシオ下議は二十九日、ジェフェルソン党首が今年三月、四〇〇万レアルを支払うようジェノイーノPT党首に要求したと下院倫理委員会で証言した。PTは昨年の市長選挙の期間中二〇〇〇万レアルを支払うことになっていたという。PT党首は証言内容を否定。 ◎ 首都ブラジリアの国会前広場で二十九 ...
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6月30日(木) 下院倫理委員会で証人喚問に応じたヴァレーリオ氏の前秘書は二十八日、同氏がグシケン広報長官の部下マルクス・V・フロラ次官と接触していたとする日程表を委員会に提出した。二〇〇三年五月から十二月までに四回以上の会合が持たれ、同期間に同氏所有の広告企業はいくつもの公社入札で落札した。 ◎ 裏金を受け取った ...
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6月29日(水) 今年十月に予定されている、銃器の販売禁止を問う国民投票の下院での承認が遅れ、三十日までに承認されないと投票が実施できなくなる恐れが出てきた。こうした状況に危機感を抱いたユネスコは、下議らの意識を高めようと、ブラジルでの銃器による殺人の惨たんたる状況を二十七日に発表(本頁記事参照)。 ◎ ブラジル海 ...
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6月28日(火) ロウセフ新官房長官は、ジルセウ前官房長官が構築した蛸の足のような中央集権的組織を全面的に解体するらしい。特に予算の交付順序を決める三十三の業務班(GTS)の解体を急ぐ。次に役職の任命や配分を行い、政治的駆け引きを担当した政治班を解散。前長官の信任職らは暫時更迭し、新官房長官のスタッフに入れ替える。 ...
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