6月11日(土) グアルジャ市のガスパル市議はPTから野党のPSDBへ移籍した。後を追うようにPTから移籍料として、PTを受取人とする五万七千レアルの銀行督促状が送られ、同市議は驚いている。同市議は医師を生業とし、二〇〇三年、PTから立候補し当選した。当選するとすぐにPSDBへ移籍した。PTは当選に至るまで多くを投資したとして ...
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東西南北
6月10日(金) ブラジルを始めとする四カ国が八日、国連改革修正案を提出した。国連から拒否権抜きの十五年間常任理入りの打診があり、ブラジルは容認の意向を示した。五月提出の改革案は常任理事国の二十五カ国への拡大だったが、八日の修正案は従来の四カ国とさらに二カ国となった。候補の四カ国へ、さらにアフリカから一カ国が追加された。 ...
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6月9日(木) 政府は六日、フランスから中古の超音速戦闘機ミラージュ二〇〇〇Cを十二機、五七〇〇万ドルで購入することを決定した。二〇〇五年十二月までの納入予定で、フランス空軍は同機の整備に入った。同機は三十三年間にわたり使用されたミラージュ3―Eの後継候補機だった。新鋭機は、長距離弾道ミサイルにも対応できる多種機能を備えている ...
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6月8日(水) ペトロブラス傘下のペーパーカンパニーが営業実績も実体もないのに政治的支援を受け、社長を任命、給与を支給していた。その一つがガス運搬のメイオ・ノルテ運送会社。社長は、体操教師のエメルソン・メニン。給料一万三千レアルを支給されている。同社長は、グシケン広報長官所有の団体役員だった。 ◎ バネスパ銀行イタ ...
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6月7日(火) サンタ・カタリーナ州フロリアノポリス市で学生らがバス料金の三レアルへの値上げに抗議、自動車などを破壊して軍警と衝突し、学生十六人が拘束された。続いて路線バスの運転手も、会社と学生との間で合意に至らない場合のスト入りを示唆した。ブラジル弁護士協会(OAB)学生側を支援。事態解決のためOAB現地支部は、バス料金の八 ...
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6月4日(土) ルーラ大統領は、メイレーレス中央銀行総裁が辞任した場合の衝撃について連立与党へ打診した。まずカリェイロ上院議長は郵便局汚職CPIで揺れる政治危機の中、通貨政策委員会のメンバーは交代しないよう助言した。大統領は内閣改造も、CPI内閣と誤解されるので行わないと約束した。議長は内閣改造よりも与党基盤の強化が先決とした ...
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6月3日(金) 下院法制委員会は一日、エイズ抑制剤の原料製造と調合で、特許権を無効とする法案を満場一致で可決した。エイズ患者で満員の傍聴席は、法案の承認で歓喜の渦を引き起こした。残るは上院の承認のみ。現在、エイズ抑制剤は三種のみ調合しているが、法令化されたことで今後各種製剤の調合に踏み切ることになる。 ◎ サンパウ ...
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6月2日(木) 軍事法廷は、全国の兵営内で兵士に対する拷問が常習的に行われていたことを公表した。教練の体罰として電気ショックやこん棒による殴打は普通。裸で目隠しされ、両手を縛られた状態で豚のマネを命じられたり、喫煙者が舌で煙草の火を消すよう命じられた例がある。拷問は法令で十六年以下の禁固刑に定められ、保釈金は認められない。兵営 ...
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6月1日(水) ルーラ大統領の訪日は、大騒ぎする程の成果がなかったようだ。総額六一億ドルの成約というが、大半は約束程度。大統領の主催した焼肉パーティも、ブラジル産牛肉の輸入許可には効果がなかった。日本政府は、ブラジルが八〇年代のモラトリアム宣言を行った状態にあると思っているらしい。グシケン広報長官の欠席も響いたという。 ...
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5月31日(火) ルーラ大統領が食指を動かす国連常任理事国入りで、切り札にするハイチ派兵の費用が三億四〇〇〇万レアルになったという。アレンカール国防相兼副大統領から議会へ報告されたこの金額は、当初計画された予算の倍。装備の更新費用も入れると三倍になる。駐留期限は、六カ月の予定が無期限になった。費用の三分の二は国連負担の約束だっ ...
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