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 28日夜あたりから現地サイトで本格的に報じられはじめた、トラック運転手のストでの軍事介入要求が、29日はより大きくなった。これにより、当初は国民の8~9割が支持していた今回のストの支持率も急激に落ちはじめている。「ストを起こす」こと自体は国民の権利だが、あくまで「法の範囲内」での抗議であるべきであり、そのような野望のために、こ ...

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 依然としてトラックストが続行中のブラジル。今回のストは国民の多くが支持していると世論調査では出ているが、その一方で、本来の「組合がディーゼル油の価格値上げに反対する」という主張そのものとかけ離れたことも起こりはじめている。例えば、封鎖を行っているトラック運転手がストには関係のない企業の車を強制的に止めたり、政府への軍の介入を話 ...

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 トラック業界のスト続行で、国中がパニックに覆われた25日のブラジル。そのストの影響が国民の生活に及んできていることは報じたが、ネットなどを見ていると、不人気のテメル政権憎しとばかりにトラック運転手たちを応援する声が目立っている。「ストは国民の権利」「軍の介入などもってのほか」との意見も見る。ただ、この状態が週末を越えても続くよ ...

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 サッカーW杯開催まであと3週間というところで、サンパウロ市のブルーノ・コーヴァス市長が、「過度に大きな音を出す花火の使用を禁止する」法案を採択した。市は90日以内に、この法案を法制化することになる。これによると、打ち上げ花火は今後、大きな音を出さないものか、視覚効果だけのもののみ利用可能で、規格外のものを使用すると2千レアルの ...

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 本日報じたように、出馬を諦め、後継大統領候補としてメイレレス前財相に期待したテメル大統領。本来ならトップ・ニュースのはずだが、事前から噂が立っていたことも手伝い、報道の扱いは小さいものに。それよりも、トラック業界の起こしたデモによる混乱の方が、報道陣も国民も関心が高いという結果になってしまった。また、メイレレス氏の出馬はMDB ...

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 ベネズエラ大統領選でのマドゥーロ氏の再選は世界中に波紋を投げかけているが、エスタード紙の記事によると、ベネズエラから亡命を希望する人も金銭的にかなり苦しいことが伺える。首都カラカスからブラジルのロライマ州まで来るのに一番安い手段はバスで、2ドルかかるという。一見安そうに思えるが、同国の最低賃金は現在3ドルだから、その時点でかな ...

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 バス専用道を作るなどして、悪名高い市内の交通渋滞緩和を試みてきたサンパウロ市だが、ラッシュ時になると途端に動けなくなるバスは今も少なくない。21日付アゴラ紙は、「最も遅いバスの路線」ワースト10を午前と午後に分けて発表しているが、いずれも時速わずか10キロ前後とかなり遅い。午前ワーストは西部のピニェイロス~ドン・ペドロ間行きの ...

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 18日付アゴラ紙によると、今年はサンパウロ市で結膜炎(コンジュンチヴィテ)が流行しているという。結膜炎の特徴は、目が赤くなり、目ヤニが多発することなどだが、市の調べによると、今年は5月14日の時点で684件の症例が確認されているという。昨年の同時期は102件だったから、その数は5倍になっている。この原因としては、今年の秋が少雨 ...

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 昨日付本紙でも報じたように、明日19日と明後日20日はサンパウロ市で毎年恒例の一大文化イベント「ヴィラーダ・クルツラル」が行われるが、その目玉出演者だったシューシャが17日、出演を急遽キャンセルすると発表した。理由は体調不良によるものだという。シューシャは最近、母親と死別した直後でもあるので、その心労もあるのかもしれない。シュ ...

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 15日、パラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事がニューヨークで表彰された。受賞した賞は、アメリカとブラジルの企業が参加する商工会議所の「今年の顔」という名の賞だった。モロ判事は受賞スピーチで、「ブラジルでは、大統領と下院議長という、ふたつの大きな罷免と、元大統領の逮捕が起きたが、それによって民主主義が崩壊するような兆候はない」と ...

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