ヒュ―――ッ。というのは、W杯での代表チームの惨敗で、ブラジル国民の心に忍び込んだ〃寒気〃の音。それに共鳴してか、閉幕とともにサンパウロ市にも恒例の〃南極おろし〃が吹き込んできた。ブルブルブルッ。こんな季節にはやっぱり「ほっこり温まりた~い!」というわけで、ぐるめ隊はリベルダーデ区の「伴」に出動して座敷に上がり込み、鍋をつつく ...
続きを読む »忍者グルメ隊(2014年)
禁断の味の魚を食べさせる店 『Rancho da TRAIRA』
「禁断の味の魚を食べさせる店がある」という噂を聞いた読者から、「確かめてほしい」との通報を受けた。しかも「店主は日本人だが日本食ではない」らしい。いったいどんな〃禁断の味〃が待ち受けているのか。さっそく忍者ぐるめ隊出動だ!! メトロのアナ・ローザ駅から坂を下って徒歩10分、公園わきにその店はあった。店の内装はまったく日本らしく ...
続きを読む »W杯特集「戦うにはまず敵を知れ!」 コロンビア料理『Guanahani』
25日にクイアバで対戦するのは、南米予選を2位で突破し4大会ぶりのW杯出場となる強敵コロンビア。この試合で決勝リーグ進出かどうかを決める、天下分け目の一戦になる可能性が高い相手だ。 人口・経済ともに堂々南米3位、有数のコーヒー産地でもあるが、内戦、コカイン、殺人…など危険なにおいもプンプン。選手も攻めが得意というだけあって、ハ ...
続きを読む »W杯特集「戦うにはまず敵を知れ!」 ギリシア料理『ACROPOLES』
20日に控える第二戦のお相手ギリシャは、FIFAランキングではなんと12位。48位の日本を軽くしのぎ、代表選手らは身長が高く屈強な、ギリシャ彫刻のような体格の持ち主ばかり。もし一戦目が引き分け(敗北は想定外)の場合、3戦目の強豪コロンビアに比べれば、ここで何とか一勝したい相手だ。 早速、サンパウロ市で有名なギリシャ料理店、ボン ...
続きを読む »W杯特集「戦うにはまず敵を知れ!」 アフリカ料理『Biyou―Z』
日本代表の初戦(14日)の相手は通称〃エレファンツ(象)〃こと、コートジボアール(ポ語コスタ・デ・マルフィン=象牙海岸)。ここで一勝をあげれば、後が楽になる。是が非でも〃食って〃やりたい相手だ。彼らの武器は身体能力の高さだとか。察するに主食は肉、きっと味付けも野生的に違いない。 移民大国ブラジルにはどんな国のレストランもあるは ...
続きを読む »忍者が帽子をかぶっていたら、脱帽 居酒屋『きときと』
ズバリ結論から言うと、この4年間で訪れたサンパウロ市の日本食店の中では、ベスト3に入るうまさだった。もし忍者が帽子をかぶっていたら、脱帽ものだ。 南米だけにエクアドルの首都を連想させる「きときと」という名前にも惹かれ赴いた。雰囲気は居酒屋というより洒落たカフェ。小笠原出身の30代の兄妹が経営している。「きときと」は富山方言で「 ...
続きを読む »謎の老舗日系レストラン『SATO』
これはバールなのか、レストランなのか――それが問題だ…。一説には600以上も日本食を出す店がサンパウロ市にはあるといわれる中でも、バール的店舗は珍しい。50種のメニューには「果たして日本食かと首をかしげるものがある」と聞き、怪しい一品を食すべく早速出動だ! 店の看板メニューには「KARE RAISU」の文字! 英語のRice ...
続きを読む »メキシコ、タイ、イタリア、ブラジル4カ国ミックス料理『Oba』
次なるターゲットを求めてネットサーフィンしていたら、食指を惹かれる1店が。店名はブラジルっぽくて耳に残る『Oba』。メキシコ、タイ、イタリア、ブラジル料理と随分手を広げているが、お味はいかに? さっそく行って確かめるべし! 地下鉄コンソラソン駅からテクテク歩くこと10分。素朴な概観の同店は、内装もカラフルで手作り感あふれてい ...
続きを読む »〃老舗〃フェイジョアーダ専門店 『ボリーニャ』
ブラジルを代表するおいしい料理といえば、何といってもフェイジョアーダ。えっ、典型的すぎる? いやいや、多国籍料理も良いけれど、やっぱり定番は郷土料理でしょ。昔の日本移民は最初食べられなくて困ったとの話も聞くが、西洋料理になれた現代の日本人には抵抗はない。むしろ異国の料理なのに、なぜかお袋の味みたいでホッとする。 というわけで〃 ...
続きを読む »ヴェージャ紙「おいしくて安いで賞」アジア料理店『Tian』
もしや、都市伝説? 今年のヴェージャ紙で、サンパウロ市高級住宅街イタイン・ビビ区のとあるレストランが「おいしくて安いで賞」に輝いたという。同区に安くてうまい店なんて本当に存在するのか? 自分の舌で確かめるべく、忍者ぐるめ隊出動だ! ズラリと高級な店構えの店が並ぶ同区にあって「Tian」は思いのほかシンプルだ。当地では珍しいアジ ...
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