サンパウロ州公文書館(Arquivo Público do Estado de São Paulo)でDOPSの岸本調書(10590)を調べたところ、1957年5月21日付けの判決文があった。岸本への容疑は「ブラジルを攻撃し、人種対立を刺激し、日本人の孤立を促進する内容の本を刊行して国益を害した」であり、《帰化権を剥奪した上で ...
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終戦70年記念=『南米の戦野に孤立して』=表現の自由と戦中のトラウマ=第1回=正史から抹殺されたジャーナリスト
67年前――1948年3月3日午前10時、サンパウロ市ピニェイロス区の寄宿舎学校「暁星学園」に社会政治警察(DOPS)の刑事が突然訪れ、著書『南米の戦野に孤立して』を出版したばかりの岸本昂一学園長(筆名=丘陽、1898―1977、新潟県)に出頭を命じ、同書を全て押収した。約1カ月間も投獄され、以後10年間は国外追放裁判と闘うこ ...
続きを読む »岸本昴一の親戚が日本から=当地親族、新潟県人会長と交流
「岸本昴一さんの写真は今も実家に飾られています。祖母から昴一さんのことは度々聞かされてきました。ご縁があって、地球の反対側に住む親戚の方々にお会いできて本当にうれしいです」―新潟県新発田市に住む映像エンジニアの岸本智也さん(38)は、ブラジル新潟県人会第3代会長だった岸本昴一さんの実弟の曾孫にあたる。 長男だった昴一さんがブ ...
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