12月9日(火) 約五百人規模とみられるウルグアイの日系社会。唯一の日系団体である日本人会を中心に結束し、親睦はもちろん、会員らが助け合う場として機能してきた。ただ、近年ではブラジル同様、出稼ぎによる空洞化や、三世以降の会員減少などの悩みを持つ。そんな日本人会の切り札が、今年八月に就任した日本人会初の女性会長、前堂喜久子ネリー ...
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東方に生きる=ウルグアイ日系社会事情(4)=農牧と林業調和させる=アグロインダストリー国家確立へ
12月6日(土) 緑豊かな平原に恵まれたウルグアイ。日本の面積の約半分に当たる約十八万平方キロメートルの大半が、牧草地だ。この小さな南米の小国で植林を進め、農牧と林業が調和したアグロインダストリー国家を確立しようと奮闘する日本人がいる。二十五年に渡って、ウルグアイで奮闘するオイスカ・ウルグアイ総局国際理事の三上隆仁さん(七八) ...
続きを読む »東方に生きる~ウルグアイ日系社会事情(3)=町おこしソバ栽培手助け=オイスカの三上さんら
12月5日(金) それぞれの町で特産品をーー平松守彦元大分県知事が提唱したことで知られる「一村一品運動」。このアイデアを元に、オイスカ・ウルグアイ総局は一九九六年から各県に一つの特産品を育てようと「一県一品運動」に取り組んでいる。 モンテビデオ県の隣に位置するソリアノ県サンタルシア市で、日系人と手を携えながら、ソバの普及に取 ...
続きを読む »東方に生きる~ウルグアイ日系社会事情(2)=多国籍で構成される家族=メルコスルのように
12月3日(水) ブラジル、アルゼンチン、パラグアイそして、ウルグアイから成り立つ南米共同市場メルコスル。その名前は知っていても、事務局がウルグアイの首都モンテビデオ市にあることまでは意外と知られていない。 南米各国から構成されるメルコスル同様、「多国籍」な家族構成を持つのが、ウルグアイ日系社会の特徴の一つだ。パラグアイやブ ...
続きを読む »東方に生きる~ウルグアイ日系社会事情(1)=初めて皇室の一員迎えて=一世ら「感無量です」
12月2日(火) 日本から飛行機で約三十時間――。ブラジルとアルゼンチンの間に位置する南米の小国が持つ正式な名前を知る人は少ない。ウルグアイ東方共和国。その名の通り、大陸東部にある国土の大半は、牧草地が占める。その面積は南米最小だが、他の南米諸国同様、日系社会が根付いている。実数は不明だが、推測では約五百人。ブラジルやアルゼン ...
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